柚香光さん(大海人皇子) ×「あかねさす紫の花」

大海人皇子 柚香光さん

Aパターンではトップである明日海さんが演じられたこのお役、大海人皇子。相当なプレッシャーがあったことと思います。そして、とても難しいお役でもあったのではないでしょうか。

率直に言います。

目次

本当に本当にほんとーーーーーに、柚香さんの大海人は素晴らしかった!!!

こちらもAパターンを観ていないので比べられないのですが、物凄く良かった!という他ありません。柚香さんの持つ、爽やかさやシャープさのなかに見え隠れする温かさがお役にぴったりで…。

私、何度も泣かされました。

明日海さんの弟、という立ち位置もしっくりきたし、額田に対する深い愛情と兄に対する深い尊敬も疑いがなかった。

「聞き分けの良い、従順な人を演じている」というわざとらしさがなく、素直に「心の美しい人だな」と思わせる純粋さがそこにありました。

役柄と役者がぴったり合ったとき、観る人は本当にその世界にトリップできます。

私は、今回の作品で特に柚香さんの存在によって、この複雑な心情が絡み合うお話にすんなり入っていけました。

そんな心の美しい大海人。クライマックスで狂う。

だらりと着物を肩から掛けて、よろけつつ槍を杖のようについて現れる大海人。

静まり返った劇場内全体が、そんな大海人の動向を見つめていました…。

祝舞のはずが、ただならぬ雰囲気。

いつも優しさを湛えていた目は、何も見ていない…。

怒りだけではない、深い深い悲しい心が滲んでいました。

中大兄の玉座近くに槍を激しく突きつけ、そしてあの悲壮な笑い声…。

私、一気に涙腺が崩壊しました。

こんな悲しい笑い声ってある?

劇場内にこだまするほどの大海人の笑い声…

壮絶なラストシーン。

あ、こんなお話だったんだ、あかねさす紫の花って…

やっぱり、名作なんだな。

柚香さんの好演で、この作品への見方が180度変わりました。

今回は3記事続けて、特に印象に残ったお三方について書きました。やはり、何度も再演される、多くの人々に愛される作品というのは、その理由がある。

歴史の重みを感じたとともに、演者の気迫をひしひしと感じた作品でした。

さあ!次回は、同時に上演されたショー「サンテ」の感想を書きます♪お楽しみにしてくださったら嬉しいです(*^-^*)

→…と思っていたのですが、2018年のことだけに、やっぱり記憶が曖昧( ;∀;)このまま書いちゃいかん!ということで、今度スカステ放映(録画)を観なおして改めて書きたいと思います!すみません(>_<)

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宝塚ファン歴20数年、福岡在住、このブログを運営しているnaomiです。

このブログは、アメブロで2011年に開設した「TAKARA座」を前身として、大好きな宝塚のこと、これまで観劇した作品について語っています。

筆者の詳しい自己紹介はこちら→https://takaraza.com/profile

コメント

コメント一覧 (2件)

  • タカラザさんの
    あかねさす紫の花の
    コメントは私も同感です!

    柚香光さんのお芝居は
    本当に心が有りますよね!
    素晴らしいです❣️
    宝塚では1番お芝居が
    上手だと思います👌

    私は
    カサノバの柚香光さん悪役を
    観た時に素晴らしいお芝居に
    魅了されました❣️

    美しいお顔の持ち主なのに
    気取らない柚香光さん!
    本当に素晴らしいです⭐︎

    私が思っている事全て
    書いて下さりありがとうございました🙇‍♀️

    • 河端ひろみさん、コメント有難うございます!
      嬉しいです。

      柚香さんのお芝居は、ぐっとこちらを惹きつける魅力があるなぁとこの作品で思いました(*^^*)
      優しく穏やかなお人柄と、舞台上での男らしさのギャップも素敵ですよね!

      >私が思っている事全て
      書いて下さりありがとうございました

      柚香さんのファンの方にそう言っていただけるなんて、なんだか恐縮ですが(*^^*)とても嬉しいです。

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