宝塚の男役が「娘役・女役」をやる意味|美空真瑠さんに思うこと

絶賛注目中の、花組男役 105期の美空真瑠さん。

以前、花組の新人公演をライブ配信で観て、「礼真琴を感じる!!」と大好きなこっちゃんの雰囲気にどこか重なり、大興奮の記事を書かせてもらいました。

歌もダンスも、そしてお芝居も、そしてオフの時のトークも大変「好み」のタカラジェンヌさんだと、この時に気づきました…!!!

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あれから、まるちゃんを注目して観ていましたが、ついに、まるちゃんのターニングポイントがやってきた…!!

初の「娘役(女役)」( ;∀;)

花組公演『Goethe(ゲーテ)!』破線上と呼ばれる、主要キャストの欄には、なんとトリデンテ+3人の男役さんの名前が並びましたね…!!!

主な配役
若きヨハン・ヴォルフガング・ゲーテ永久輝 せあ
シャルロッテ・ブッフ(ロッテ)星空 美咲
ヴィルヘルム・イェルザレム【ゲーテの友】聖乃 あすか
アルベルト・ケストナー【ロッテの未来の夫】侑輝 大弥
マルガレーテ・ロートショプフ【ヴィルヘルムの恋人】美空 真瑠
メフィストフェレス【「ファウスト」に登場する悪魔】夏希 真斗

まるちゃん、ほのかちゃん(聖乃あすかさん)の恋人っ!!!!!

まさかの展開に、私のなかで大いに沸いています(≧▽≦)

男役さんとしては、小柄で可愛らしい顔立ち。いつかのこっちゃんのように、「可愛い男役さん」と思われがちなまるちゃん。
一方で男役として恵まれた体格を持ち、抜擢が続く同期の夏希真斗さん。
その活躍をまるちゃんも喜びつつ、ご自身の焦りや持ち味について心がざわざわの日々だったかもしれません。

今月のGRAPHで、朝美絢さんと輝月ゆうまさんが対談されていて、それが物凄くよかったのですが…

あーさは、月組下級生時代から舞台に堂々と存在するまゆぽんの活躍が近くにあって、これまで何度も、まゆぽんを信頼し心の支えとしながらも「まゆぽんに追いつきたいと思っていた」という表現をされていますよね。

いまのまるちゃんも、もしかしたら、夏希さんにそんな想いを抱いているのかもしれないなぁ…なんて、想像していました。

こっちゃんも、下級生時代に何度も娘役に挑戦し、しっかりと成果を出されてきましたね。
何度も娘役をやった後、満を持して挑んだのが、「ガイズ&ドールズ」のアデレイド!
この目で全編を観ることは、まだ叶っていませんが、ほんの少し観れた部分だけでも、とてつもなくコケティッシュで可愛かったこっちゃん(≧▽≦)

この作品を機に、逆に男役の色気が増したように感じます。(ご卒業公演の出門様は、男役の色気の権化、集大成だった(;_;))

なので、まるちゃんの娘役・女役の抜擢は、私はとてつもなく嬉しい!!

今月号の宝塚GRAPHで、まるちゃんの歩みが漫画となって掲載されていましたが、まるちゃんも入団時は「絶対男役!!」という強い意志があったわけではなく、娘役も視野に入っていたように感じました。

だからこそ、柔軟に今回のお役を受けとめられそうだし、この作品を終えた頃には、「男役への渇望」が物凄くなって、ギラギラの男役姿を魅せてくれそうで、楽しみでたまりません…!!!

暁千星さんが、礼真琴さんの退団公演「阿修羅城の瞳」でつばきを演じられた時も書かせてもらいましたが、これから大きく階段を上っていくであろう男役さんは、「円熟した男役に愛されるお役」を通して、娘役さんの気持ちを追体験するタイミングがやってくるケースが多い。

まるちゃんは、とても幸せな男役さんだと思います。

新公学年を終えようかとしているところで、こんなターニングポイントになるであろうお役が巡ってきたのですから。

それでなくても娘役・女役の主要なお役が少ない公演で、男役が演じることへはさまざまなご意見があるのかもしれません。

ですが、宝塚歌劇において「男役が娘役をやった時にしか出せない色気」ってもんが、やっぱりあると思うのです。力強さというか、カッコよさというか…

そして、それと同時に男役⇒娘役を演じる姿を観て、改めて「娘役さんって、本当に可憐で『娘役芸』って凄いな」と感じるのです。

そういう努力や技を男役さんが、身をもって実感してこそ、娘役さんにも更なるリスペクトが生まれる。

男役あっての宝塚かもしれないけれど、娘役が居ないと、こんなにもときめきは生まれません。

ミーマイのジャッキーしかり、ガイズのアデレイドしかり…(今回はみちるちゃんとあみちゃんのWアデレイド!)男役が大きく飛躍するきっかけとして、娘役・女役がめぐってきた歴史が、宝塚歌劇にはあります。

今回の『Goethe(ゲーテ)!』では、主要キャストはじめ、花組生の皆さんがどんなヴィジュアルになるのか、役作りになるのか…

そして、このお役を経た、まるちゃんの、男役としての飛躍を心から楽しみにしています!

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