「博多座」の休館は、致し方ない

地元の大切な文化の発信地。

博多座が、築30年の節目に合わせて大規模修繕工事を行うため、2029年から1年以上休館することが発表されましたね。

博多座は、歌舞伎も上演できる九州初の本格的な劇場として1999年に開館。
福岡市が建設し、市などが出資する第3セクターが運営しています。

私も、開業した年からずっと、この劇場でさまざまな演劇体験をしながら大人になりました。
暮らしの風景のなかに、ずっと博多座があった。
あまりにも、当たり前だった風景が、2029年から約1年半見れなくなると思うと、やっぱり寂しいです。

長期修繕計画に基づき、舞台せりや大道具を昇降させる装置、照明・音響といった演出に欠かせない大型設備の修繕、さらに劇場内の内装工事など、幅広い改修を予定しているとのこと。

この工事に伴っての、休館期間は2029年6月から翌年9月までの約1年4か月。

休館中は、福岡市中央区の福岡市民ホールなど、別の劇場で公演を実施する方向で検討されているそうです。

冒頭にも書かせてもらいましたが、福岡の文化的拠点といっても過言ではない、大切な博多座。

TAKARA座をいつも訪れてくださっている方なら、もう耳にタコ!くらいの話だと思いますが、1999年に初めて博多座でミュージカルや宝塚、歌舞伎などを観て、私はこの世界にどっぷりハマりました。

今では、もう私の人生になくてはならない舞台観劇。

その素晴らしさを、最初に教えてくれたのは、博多座です。

だからこそ、この休館は致し方ないと思います。長年、この場所を何度も訪れていると、変わらぬ「におい」や空気感、落ち着く内装にほっとするけれど、やはり30年という年月は建物にとって一つの節目だと思います。

目に見える部分は、いつもとてもメンテナンスが行き届いていますが、観客からは見えない部分は劣化も進んでいるでしょう。

頑張って、どんなときも素晴らしい作品を上演し続けてくれた博多座、少し長めのお休みを経て、さらに未来につながる素敵な劇場になって帰ってきてほしいです。博多座は、博多の誇りだから。

一方で、こちらも老朽化により長い歴史に幕を閉じ、新たに建て替えられた福岡市民ホールは、今年3月に開業。

大ホール(約2000席)、中ホール(約800席)、小ホール(可動席150席)と大ホールなら、博多座に次ぐキャパを持ちます。こけら落としには、地元のアーティストMISIAさんがコンサートをされました。

以前の福岡市民会館は、宝塚の全国ツアー公演が何度も行われた会場です。
椅子も決して座り心地がいいとはいえなかった…お化粧室やエントランスも老朽化が進んでいるのは感じていました。
でも、地元の者にとってはとても想い出が多く、大切なホールのひとつでもあったな~。

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これから2029年までの3年間、その間に大好きな礼真琴さんが「バーレスク」で博多座に来て下さること、本当に本当に嬉しいです!!( ;∀;)来年の夏が待ち遠しいっ!!

そして、来年3月には宙組が公演されます。毎年、必ず宝塚歌劇が上演されてきた博多座。休館までの3年間も1回でも多く博多座に宝塚がやってきてくださったら、本当に嬉しいです(;_;)

県外の方も、旅行も兼ねて博多座を訪れてみてはいかがでしょうか(*^-^*)

休館前ラストイヤーには、帝劇のようにセレモニーが行われるのでしょうか。

そんなことにも想いをはせながら、青春時代から今までの想い出がいーーーーーーーーーーーっぱいの、休館前の博多座で大切に舞台観劇を楽しみたいな~と思います(*^-^*)

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