不安も希望も、全部抱きしめた!!礼真琴コンサート『Flare』

大好きな礼真琴さんの、宝塚ご卒業後初となるコンサート「礼真琴コンサート『Flare』」が無事千秋楽の幕をおろされました。

私は、昨日、梅田公演のソワレをライブ配信で観ました!!!(;_;)今回は、スケジュールの関係で現地での観劇(遠征)ができず、確実にじっくりこっちゃんの再始動を見届けられるライブ配信を選びました。

昨日の夜、感想を書こうと思ったのですが、あまりにも感情が動きすぎて、なんかもう逆に何も書けなかった…

本当にもう、なんか色んな感情が入り乱れて、どう書けばいいのかわからなかったのですが…

今日、無事千秋楽を迎えられて、昨日自分がこの目で観た礼真琴さんの新章と、手元に届いたパンフレットと、観劇された皆さまのレポや感想をたくさん読ませていただいて、自分のなかでようやく、気持ちがまとまってきた感じです。

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シンプルに…

やっぱり、礼真琴さんという人が大好きだなと、心から思いました。

もう、それに尽きるなと…

もちろん、変幻自在な歌声や新たなジャンルにも臆せず挑み、壁を乗り越えていく姿や、「女性として」歩み出すところを私たちファンやこのコンサートを観た人達と共有してくれるところ、女性としての「カッコ良さ」も超一級でダンスに磨きがかかっていたこと、でも変わらない優しくて可愛い笑顔、そしてユーモアセンスや素朴で謙虚なお人柄…

挙げ始めればきりがないほど、こっちゃんの好きな所を再認識しました。

でも、何よりもこっちゃんがこのコンサートで歌っている姿が、とっても楽しそうだった!!

きっと新たな自分を魅せていく不安や怖さと隣り合わせの「楽しさ」だったのだろうと思います。

それでも、舞台の神様に愛されているこっちゃんは、どこまでも飛んでいけそうな開放感に溢れていました。

いろんなジャンルに挑戦しながら、こっちゃん自身のなかにある「これからへの不安や期待」を誰よりも身をもって感じられたことでしょう。観ている私自身も、ただただ「歌が巧い」とか「ダンスがカッコいい」というような端的なことでは片付けられない、なんとも複雑な気持ちで画面を見つめていました。

こっちゃんが女性らしくパフォーマンスすればするほど、これからのこっちゃんを予感させて楽しみになるけれど、同時にどうしても押し寄せてくる寂しさ…。

こっちゃんの男役が、タカラジェンヌ礼真琴が大好きだったからこそ、そこをあえて「置いて」先に進もうとしているこっちゃんに、ほんの少しヒリヒリしたものを勝手に感じたりして…

こっちゃん自身も、いま心をヒリヒリさせながら、新たなフィールドへと飛び立っているのだな、とそのパフォーマンスから勝手に感じていました。

VERDADのこっちゃん、ANTHEMのこっちゃん、時々黒田総理のこっちゃん、そして病葉出門のこっちゃん…私には、端々でそれが垣間見られた気がして、心がきゅっとなっていました。

根元までフルで金髪、伸びた髪、真っ赤なリップ、体のラインに沿うようなファッション、ピンヒール…全部がこっちゃんの挑戦であり、覚悟を感じて…

そして、宝塚歌劇の曲を1曲も入れなかった理由も、その舞台からそしてプログラムで語られた想いから、ひしひし伝わってきました。

今日の千秋楽で、こっちゃん自身からもそのことに触れた言葉があったそうですね。こっちゃんは並々ならぬ想いで、大好きな大切な宝物「宝塚」の世界から自分を解き放そうとしているんだなと、何だか心の奥がきゅっとなりました。

とてつもなくポテンシャルを秘めたシンガーだと感じたし、ダンサーだと感じた。

でも…

やっぱり私は、「ミュージカルの神様に愛されている」と感じます。

こっちゃんの歌は、本当に心が癒されるし、第一声でこっちゃんの歌声が生で響いた時、私の心がものすごく安心感で満たされたのが、自分でも驚きました。

その歌の力、中盤でこっちゃんが爆踊り(ブラックのお衣装)されたあのナンバーのカッコ良さにも痺れたしこれからも、こんなカッコいいこっちゃんのダンスが観たい!!と心から思った。そして、柔らかな笑顔で歌うバラードも絶品。

それでも、やっぱりこっちゃんがミュージカルメドレーを歌い踊っている時、本当に言葉にしがたいほどの輝き、それこそ「唯一無二感」がすごいパワーでこちらに伝わってきました。

エビータの「ブエノスアイレス」

これはもう、こっちゃんのこれからをめちゃくちゃ予感させて興奮!!!

男役をやってきたからこそできる、ジェンダーレスな魅力。
舞台で女性を演じていても、そのカッコ良さや奥深さは唯一無二。
こっちゃんだからこそ到達できる表現。
それは、やっぱりミュージカルの世界でこそさらに輝きを増すと、今回のコンサートで私は率直に感じました。

ジキルとハイドの曲、荻田浩一先生が訳詞されたのですね。これほどまでに、宝塚歌劇を入れないコンサートだったけれど、こうして宝塚になじみのある先生のお名前がプログラムで見られたことも、なんだかとてもほっとしました。

新たなカンパニーは、色んな意味で皆さんプロフェッショナルで素晴らしかった。そして、その真ん中でこっちゃんがキャストの皆さまに囲まれて輝いていることが、勝手に誇らしかった。
※川本アレクサンダーさん、最高にエンターテイナーでしたね(≧▽≦)からの、ダンサーさんのこっちゃん情報「たこ焼き×麺つゆ×柚胡椒」昨日、観た後の夕食で速攻試しました(≧▽≦)いや、お世辞じゃなく本気で美味しくて私の定番になりそう!

こっちゃんの次の作品が、「バーレスク」であることが、本当に楽しみでワクワクしています。

そして、こっちゃんがプログラムで語ってくれていた想いが、あまりにも真っ直ぐで正直で、やっぱりこっちゃんだな、と嬉しくなりました。

不安も希望も全部まるごと抱きしめて…いつか、この日感じた気持ちも懐かしく思い出す時がくるのでしょう。

新たな世界に歩みだしたばかりの礼真琴さんに、これからも心からのエールを送りたい、そしてその輝きをこれからも追いかけていきたい!!そう感じた、忘れられないコンサートでした。

こっちゃん、どうか安心して欲しい。

こんなにもたくさんの人たちが、あなたの新章を見守り、そして心動かされました。人の数だけ想いや感じ方はあったと思うけれど、それはこっちゃんがこれまで全力で創り上げてきた男役が素敵だったから…

エンドロールで、starring 礼真琴と映し出されて涙が滲んだ。主演、礼真琴…であると同時に、「星」がその言葉にはいっていたことに。宝塚の歌は歌わなくても、星空に囲まれて、月をバックに(ANTHEMのありちゃんとのデュエット思い出す)こっちゃんが歩んできた星組時代を思い出させてくれる演出にも、そっと心が温まりました。

女性とは?女性として舞台に立つとは?女性として生きるとは?

これからも、人知れず葛藤やたくさんの壁にぶつかるのかもしれません。でも、それでもこっちゃんは必ず素敵な表現者へと真っ直ぐに進化を遂げていかれるはず、と信じています。

アーティスト・舞台人・シンガー・ダンサー・女優…色んな肩書を飛び越えて、「礼真琴」という唯一無二のジャンルを思いっきり楽しんでくださいますように…!!

こっちゃんの想いがいっぱいにつまった、素敵なコンサートをありがとうございました!!

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宝塚ファン歴20数年、福岡在住、このブログを運営しているnaomiです。

このブログは、アメブロで2011年に開設した「TAKARA座」を前身として、大好きな宝塚のこと、これまで観劇した作品について語っています。

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 昨日、生で、コンサートを観てました。その迫力たるや、凄かった!そして…最後の最後でのカテコの挨拶…目にいっぱい涙を溜めて、声を震わせて言ってくれた、宝塚の歌を一曲も歌わない決心をした事、正に、私が、表現したい事をこねブログで、全部書いていてくれて、そうそう!そうだよね~と、頷きながら、泣きながら、読ませて頂きました。いつも、琴ちゃんへの愛をありがとうございます😊楽しみに読んでいます。

  • こんにちは。

    主題歌以外で最後に歌ったYOASOBIの「舞台に立って」の歌詞はご覧になりましたでしょうか?礼真琴のこれまでの歩みとこれからの覚悟を思わせる曲です。この曲を最後に歌ったのは意味があると感じました。礼真琴は「舞台に立つ!」。

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