体感的な人気と、ポジションの相違

以前から、すごく気になっていることがあります。

宝塚ファンになって20数年、定期的に思うことです。それは…
「この方は、体感的にすごく人気あるのに、トップスターにはならないのだろうか…」
「なんでこんなに魅力的なのに、トップ娘役にならないのかな…」と。

宝塚ファンならきっと一度は、思われたことがあるのではないでしょうか。

客席からの“体感的な人気”は、あまりにもリアルです。
拍手の大きさ、SNSのざわめき、グッズの売れ行きなど…。


でも、それがそのまま、劇団が描くスター像と一致するわけではないのが、宝塚の難しくて、奥深いところですね。

トップスター・トップ娘役の道には、タイミングやコンビのバランス、求められるカラー、その後の演目との相性など……いくつもの“見えない条件”が重なっていて、たとえ「人気」が継続的にあったとしても、「トップスター」「トップ娘役」に届かないことがあるんですよね。

よく「3拍子揃った」という「歌・芝居・ダンス、どれを取ってもレベルが高い」という、総合力のある生徒さんを褒める際の典型的なフレーズがありますが、まさにこの部分は近年とても求められているなぁと思います。

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特にトップスターは…

大好きな礼真琴さんは、その代表格。こっちゃんは、さらに超絶レベルで進化し続けるから凄い( ;∀;)

ちなつさんだって、ひとこちゃんだって、あーさだって、ずんちゃんだってそう。皆さん、素晴らしい。

皆さん、なるべくして現在のポジションに就任された方ばかりですね。

でも、すでにいつでも真ん中に立てそうなせおっちもマイティも居て、今回退団を発表されたみちるちゃんも素敵な娘役さんだと思います。貴婦人も現代女性もできる、稀有な娘役さん。

たとえば、和希そらさんも、今の活躍を思えば早くに退団されたことは「正解」だったのかもしれないけれど、少なくとも私は「0番」に立つ彼女を観てみたかった…という想いもずっと燻っています。

やっぱりトップスターの椅子、トップ娘役の椅子が宝塚歌劇団において「5つしかない」というのが魅力でもあり、少し勿体なさを感じるところでもありますね…

ポジションがすべてじゃない。

そう、心から思っています。

でも、体感的な人気とポジションとの“相違”を感じる瞬間があるのも、また事実ではないかなぁと思います。
「もっと、活躍できる場所があればいいのに…!」
そんなふうに願わずにはいられない方たちが、たくさんいるし、いたのです。

だからこそ、ずっと居てくれるわけではないことを心に留めて。

今この時しかない煌めきを見逃さずに、宝塚を見つめていたいと感じています。

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宝塚ファン歴20数年、福岡在住、このブログを運営しているnaomiです。

このブログは、アメブロで2011年に開設した「TAKARA座」を前身として、大好きな宝塚のこと、これまで観劇した作品について語っています。

筆者の詳しい自己紹介はこちら→https://takaraza.com/profile

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