礼真琴さんの、心の内|『Numéro TOKYO』で語られた現在地

タカラジェンヌ時代に表紙を飾った『Numéro TOKYO』
礼真琴さんの最新インタビューが、WEBサイトに公開されました。

その中で、こっちゃんは宝塚を退団してからの日々を、「毎日、心境が変化している」と語ってくれました。
宝塚に自宅があった頃は、帰るたびに切なさが押し寄せた。
けれど上京し、「帰る場所がない」状態になった今、前を向く覚悟が自然と定まったそうです。

撮影や新しい出会い。
刺激的で、少し怖くて、それでも新鮮な日々。
そのすべてに身を委ねながら、こっちゃんは「次の自分」を更新し続けていることを感じます。

まるで、昨日書かせてもらったブログのアンサーのような記事に、ちょっと驚きながら大切に読ませてもらいました。

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目次

宝塚は、今も自分の基準

「宝塚で過ごした時間は、『礼真琴』を形づくったすべて」

退団した今でも、無意識に宝塚を基準に考えてしまう。
それは、過去に縛られているのではなく、深く身体に染み込んだ時間があるからですね。

朝は必ず湯船に浸かること。
宝塚時代から乗り続けている愛車を、東京にも持ってきたこと。

こっちゃんの日々のルーティンや、心がおちつく瞬間を知れて嬉しいなぁ。
「自分の芯を保つための、大切なルーティーン」

やっぱり、トップスター時代からご自身を保つための拠り所を持っていらっしゃったんですね。

変わる環境の中で、変わらないものが支えになっている。
その言葉に、長くトップとして立ち続けた方の重責との付き合い方が滲んでいました。

弱さを見せない理由

こっちゃんは、自分の弱さを人に見せるのが得意ではないと語ります。
「相手の時間を奪ってしまう気がしてしまう」
その感覚は、宝塚に入ってから自然と身についたもの。こっちゃんが負けず嫌いだから、とか強がりたいからではなくて、人の時間を奪ってしまうのが申し訳ないから、悩み事を話せない、っていうのが凄く腑に落ちました。

頼らない強さ。
抱え込む不器用さ。

けれどその一方で、
人の話を聞くのが好きで、相談されることは多かったのだそう。

自分の悩みは時間に委ね、
感情は、舞台や作品を通して解放してきた。

星組公演『アレクサンダー』を客席から観て、思わず号泣してしまったというエピソードには、
「演じる側」から「見守る側」へ移ったこっちゃんの視点の移り変わりを感じました。

全ツもだとおもうけれど、初舞台からずっと見守ってきた、背中を見せてきた天飛華音さんの主演舞台の頼もしさは、こっちゃんにとってひとしおの想いだったことでしょう。

怖さも、不安も、全部抱えて

2026年主演のミュージカル『バーレスク』。
こっちゃんはこの作品を「未知の世界」と表現します。

楽しみ。
怖さ。
不安。
早く飛び込みたい衝動。

すべてが入り混じった準備期間こそが、いちばん緊張する時間だと…

それでもこっちゃんは「どう乗り越えるかが、自分の課題」今も前を見て、進化をとめない姿勢が本当に凄いし、カッコいいなと感じます。

宝塚時代から変わらないのは、負けず嫌いな心、そして「自分には負けたくない」という意志。

この姿勢は、きっとこれからも変わらないのでしょう。その力がずば抜けているからこそ、誰もが到達できない場所まで飛んでいけるのですね。

積み重ねていく、その先へ

まだ未来の景色は、はっきりとは見えていない。そんな内なる思いも、インタビューでは隠さず話してくれるところもこっちゃんらしいなと思います。

それでも、経験を重ねることで気づかぬうちに自信が積み上がっていくことを、こっちゃんは誰よりも知っています。

舞台。
歌。
そして、映像の世界へ。

焦らず、丁寧に、目の前の一歩を踏みしめながら。
礼真琴の第二章は、静かに、でも確かに動き始めていることを、このインタビューからも感じました。

退団後に発信された新たなこっちゃんんのヴィジュアルのなかで、今のところ『Numéro TOKYO』のこっちゃんが一番好きです。

ノーブルでジェンダーレスで、品がある。こっちゃんらしさもあるけれど新しさもある。こういう大人ファッションやメイクがとっても素敵で、これからもたくさん観たいなぁと思いました!

こっちゃんが、舞台だけでなく映像の世界にも興味があること、とても意外だったけれど、やっぱり子役時代の夢が今また思い出されたのかもしれませんね。

これからも、こっちゃんが心のままに、羽根を思いきり広げて表現の世界を楽しんでくれますように…!(*^-^*)

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