極美慎さんが主演された、「にぎたつの海に月出ず」を改めて観ました。
本当に、極美くんそのもののような主人公、そして近年稀にみる心に残る素晴らしいオリジナル作品だったなぁ…と思います。
それを引き寄せた極美くんも凄いし、この作品を極美くんの主演で…と考えた方々も凄い。
そして、詩ちゃんもやっぱり素晴らしかったです。ライブ配信から改めて2回目観て、このお役が本当に似合う方だと思いました。
お芝居をじっくり魅せる、歌を聴かせる…という部分で、ベストキャスティングだったと思います。
1人1人を語りたくなるほど、全キャストがとても素晴らしかったです。
ラストにかけて、もう涙が止まらなかった…(;_;)

にぎたつの極美くんを観ていると、まさに真ん中に立つ人に必要なものを備えているなと感じます。
どんなお衣装でも、どんな表情でも、どの角度からでも美しい、そしてカッコいい。
たとえ身を窶していても、匂い立つ色気があり、瞳には星が瞬いていました。
そしてお芝居や舞台姿だけでなく、千秋楽のご挨拶の言葉からもひしひし感じました。

正直、この作品を観るまでは、こんなにも日本物が似合うと気付いていなかったし、極美くんはここに至るまでに本当に、それこそ熟考し血の滲むような努力を重ねて、この重厚感や佇まいの奥深さを会得したのだろうと思います。
にぎたつに出逢えた極美くんは、本当にしあわせですね。
まるで、「阿弖流為」に出逢った時の礼真琴さんのよう。
スターとして階段を上る中で、小劇場や別箱などでどんな作品に出会うか、そしてそれがその方にとって「ハマり役になるか」は、0番に立つ者として成長していく中でターニングポイントになると私は思っています。
極美くんは、これ以上ない程の「ハマり役」を得て、組替えしていきました。
でも、ここがゴールじゃない!と思わせてくれるのが、嬉しいところ。
新しい環境で、ご自身の魅力をさらに開花させることは、とてもパワーのいることだと思いますが…
極美くんは、花組生になってから「星組時代を忘れるくらいに」立派な花男になられると、にぎたつを観て改めて感じたなぁ…。
でもその瞳には、きっといつまでも「あの星の輝き」が宿っていると信じています。
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