1つの時代が終わる時…。星組退団者発表

個人的にブログを更新できない状況で、ここ数日記事を書けませんでした。

その間に、怒涛のように…

宝塚歌劇団から、本当に多くの発表がありましたね。

ひとつずつ触れていきたいですが、まず私にとって最も衝撃的だったのは、星組退団者です。

もうすぐ、集合日が来る。

大好きな礼真琴さんの退団が決まっている「阿修羅城の瞳」「エスペラント!」

かなりの覚悟を持って、この日を迎えなければならないと思っていました。

そうして構えていたはずなのに、いざ、発表を受けるとやっぱりその衝撃は大きなものだった…

礼真琴時代の星組を象徴するような娘役さんが、退団を発表されたからです。

目次

星組退団者は、星娘ばかり

白妙 なつさん
礼 真琴さん -すでに発表済-
紫 りらさん
二條 華さん
都 優奈さん

白妙なつさん

私の第二次宝塚ファン時代は、柚希礼音さん(ちえさん)トップスター時代。ちえさんと涼紫央さん(とよこさん)が大好きで、この時も私は星組を熱く見つめていました。白妙さんは、まだ下級生でした。

当時から、白妙さんは貫禄があると言うか、落ち着いているというか、とっても頼もしい存在で。

とよこさんが、「下級生なのに、しっかりしていてとても頼っている」といったようなことを仰ったときに、とても納得した記憶があります。

よく通る声に、唯一無二の佇まい、きりっとした星娘らしいカッコよさもある方ですね。

早くに副組長に就任された時も、この方ならさもなりなん!と思ったことを思い出します。

白妙副組長になられてからも、ウィットに富んだ、礼真琴さんへの愛を感じる挨拶をされたり、位が高く重厚感のあるお役を見事に演じられたと思ったら、記憶にございません!の「須賀さん」みたいな可愛く素朴なお役もこなされたり…。

大好きな舞空瞳さんを、陰ひなたとなり支えてくださった方の一人だと思うので、そういう意味でもことなこファンの私にとっていつも感謝の気持ちを抱いていた方です。

紫りらさん

りらちゃんは、どこにいても目を惹く独自の可愛らしさがある方。

おっとりしているようで、強さも感じる舞台姿、オフのトークも個性があって、そのギャップも魅力だと思います。同期であるこっちゃんからも、たびたびりらちゃんに舞台裏で支えられていることが語られ、同期の絆の強さを感じていました。

りらちゃんと言えば、やっぱり私の中で印象的なのは、瀬央ゆりあさんが主演された「ザ・ジェントル・ライアー」で音波みのりさんの代役として、「ローラ(チーヴリー夫人)」を演じられたことです。

あの時の完璧すぎる台詞まわし、独特の毒味のある表情…あぁ、星組には「路線」と呼ばれる娘役さん以外にも、こんなにも女優さんがいらっしゃるのかと、衝撃を受けたのを思い出します。

礼真琴さんのコンサート「ANTHEM」では、こっちゃん、ひろ香祐さん、そしてりらちゃん。

3人で武道館の真ん中で「何度でも」を歌われました。あれが、りらちゃんにとって同期で舞台に立つ最高の景色だったのかもしれません。

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二條華さん

星組の100期生として、約10年。長らく星組を支え、活躍された娘役さんですね。

愛嬌と親しみやすさのある雰囲気が持ち味で、美意識も人一倍高い方なのかなぁといつも感じていました。

そして、実は「歌うま」と呼ぶに相応しい、歌の人でもあったと思います。

星組は、歌に定評のある娘役さんが結構いらっしゃるので、ドンと前に出られる感じではありませんでしたが、La Belle Voix~娘役の美しき歌声~#3「二條華・星咲希・綾音美蘭」を以前観た時、なんて声色が美しくて歌を丁寧に歌われる方なのだろうと感動したことを思い出します。

「エル・アル・コン鷹」で、礼真琴さん演じるティリアンの子供時代を演じられた二條さん。あの勇ましさ、真っ直ぐな瞳、気持ちよいくらいの男役ぶり。とても印象的でした。

そして、都優奈さん

ここで退団されてしまうのですね。ねーさん…

我が福岡出身ジェンヌさん、星組の新しい歌姫。

ねーさんは、これから先の星組で大活躍されると信じて疑わなかったです。同期である舞空瞳さんや水乃ゆりさん、紅咲梨乃さんを見送られて、きっと寂しいお気持ちもあったでしょうし、ともに走ってきた同期が一気に居なくなったことは、やっぱりねーさんの中で大きな心の節目になったかもしれません。

それでも、「歌」という大いなる武器を手に、ねーさんはこれからも生粋の星娘として、下級生に星組の娘役魂を伝えていく役割を担われると、勝手に思い込んでしまっていました…。

でも、ねーさんの願いはいつも「礼真琴さんと歌うこと」だった。

それを目標に、励みに頑張って来られた部分も大いにあったでしょう。「BIGFISH」で魔女としてこっちゃん演じるエドワードを圧倒したり、ANTHEMでも大活躍したりと、存在感は増すばかりでした。

歌の人でもありますが、お芝居もダンスもとても巧く、これからさらに芸を「熟成」されるものと思っていたので、心から残念です。

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星組の一時代が、終わっていく…

大好きな礼真琴さんトップスター時代が、終わっていく…。

そう感じました。

もちろん、男役さんはたくさん残ってくれますし、103期以下の娘役さんの中にも礼真琴さんトップスター時代の影響を大きく受けた方々はたくさんいらっしゃいます。

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それでも…。

やっぱり、これだけ上級生娘役が抜けてしまうというのは、星組ファンにとってただ事ではありません。

礼真琴さんの時代に、ご自身のタカラジェンヌとしての幕をおろしたい。

そう感じている星組生は、実は、きっとここに名前の挙がっていない方々もたくさん居たのではないかと想像しています。

それは、次世代に期待が持てないとか否定的な感情ではなくて、きっとあまりにも礼真琴さんトップスター時代の輝きが強すぎたこと、礼真琴さんが慕われていたこと、礼真琴さんトップスター時代までの星組に思い入れが強いこと…そうだったんじゃないかなぁと…。

それでも、この人数で退団者はとどまりました。

昨今では、さまざまな理由から、同時期の大量退団が許されなくなったのかもしれません。(以前は、退団公演でびっくりするほど多くの方々が大階段を降りてこられたこともありましたね。)

ただ懸念されるのは、星娘の継承です。

これから先は、星娘の上級生があまりにも少なくなってしまいます。

星娘の伝統、どうやって引き継いでいくのでしょうか…。

上級生娘役を含む他組からの組替えも、視野に入っているのかもしれません。

他組にも活躍が期待される娘役さんがひしめいています。

そうなると星組カラーは、自然に薄まる可能性も高い。

星組に新たな風が吹きそうな気がしています。

正直、私自身も礼真琴さんが退団された後に、どのような気持ちで宝塚歌劇を見つめていくことになるのだろう…とまだ想像がつきません。

でも今は、さまざまな気持ちが渦巻きながらも、大好きな礼真琴さんのタカラジェンヌとしての最後の姿をしっかりと目に、心に焼き付けて…。

そして今の大好きな星組を、しっかりと見つめて大切に過ごしていきたいです。

「阿修羅城の瞳」の配役も発表されましたね。

それぞれのお役で、タカラジェンヌとしての最後のお役を全うし、退団者の皆様も活躍されることを心から願っています。

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宝塚ファン歴20数年、福岡在住、このブログを運営しているnaomiです。

このブログは、アメブロで2011年に開設した「TAKARA座」を前身として、大好きな宝塚のこと、これまで観劇した作品について語っています。

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