礼真琴さん退団ご挨拶に込められた「感謝と希望」|宝塚大劇場ラストデイ

2025年6月1日。 宝塚大劇場 星組公演『阿修羅城の瞳』『エスペラント!』の千秋楽。

本日、礼真琴さんがついに宝塚大劇場の舞台から卒業されましたね…(;_;)

星組を率いて約5年8か月。舞台の真ん中に立ち続け、すべてを捧げて駆け抜けたこっちゃん。

その最後の大劇場公演で語られた言葉…とても清々しくて、「次につながる」期待を抱かせてくれるものでした。

組長さんが代読された退団のご挨拶や、大階段でのご挨拶、 観客に向けたカーテンコール、 そして大劇場最後の緞帳前…。

LIVE配信でじっくりと見届けた、大好きな礼真琴さんのラストデイ。もう胸がいっぱいです(;_;)

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目次

礼真琴さん退団のご挨拶(美稀組長が代読)

こっちゃんの退団のご挨拶、ちぐさんが代読されたコメントは、本当に感動的でした。それぞれの言葉に合った映像が大きく緞帳に映し出され、胸がいっぱいに…(;_;)ニュアンスですが、残したいと思います。

こっちゃんにとってどれだけ同期の存在が大きいかを改めて感じたご挨拶…

95期生として音楽学校に入学できたこと、そして大好きな同期と過ごした日々は、こっちゃんにとってかけがえのない宝物だったと…

そして、こっちゃんがどれだけ星組に配属されたい!と憧れていたか、配属後すぐに抜擢が続いたにもかかわらず、「何もできないながらも先輩方の姿を見て学ぶことのできる日々が、刺激的で幸せだった」とこんなにも謙虚なこっちゃん…(;_;)

また、歴代トップスターへの感謝の気持ちもとても丁寧に伝えてくださって…

柚希礼音さんからは、舞台人としての心構えや、星組の熱さを、そして「すべてのきっかけ」を…。
北翔海莉さんからは、お客様との絆、舞台で演じることの喜び、芸事への探求心、そして挑戦することを恐れない心を。
紅ゆずるさんからは、舞台を支配する力、人との繋がりの尊さ、そして“組を背負う覚悟”を、間近で学ばせていただいたと。

そして、「主演という立場」と表現し、最後の最後まで「トップスター」という言葉を使わなかったこっちゃん…

ご自身の苦悩もしっかりと言葉にして受け止めて、乗り越えているこっちゃんに感銘を受けました(;_;)

「今というこの瞬間のことしか考えられない私は、自分を追い詰めてしまうこともあった」


それでも、星組の仲間や、どんな時も応援してくれたファンの存在に支えられ、ここまで歩んでこられたと言ってくださったことも涙でした…

「そばで同じ時代を生き、支えてくれた相手役の舞空瞳、愛月ひかるさん、同期の瀬央ゆりあをはじめ、先に星組を卒業したたくさんの仲間たち」と、なこちゃんの名前を呼んでくれたことも感無量で(;_;)

共に歩んできた多くの仲間たちへの愛を、惜しみなく伝えられていたのもこっちゃんらしかったなぁ…(/_;)

そして、最も印象に残ったのはこの部分…

「星組はここが通過点。誰よりも強い眼差しでついてきてくれた暁千星に、バトンを渡せることが心強い」と。

今、これだけの一時代を築いてきたこっちゃんが、こう表現することの重み…そして、ありちゃんへの次世代の星組への最大級のエール!!

舞台に立つ自分の背中を見て、ここまでがむしゃらについて来てくれたありちゃんに、次の星組を託す──
そんな温かさと“星組愛”に満ちたご挨拶に、胸が熱くなりました。

締めくくりには、ファンの皆さんへの言葉も。

「皆様がいなければ、今、礼真琴はここにおりません」
「皆様の拍手、笑顔、涙。そのすべてが、私の原動力でした」と…。

これまで出会ってくれたすべての人への“ありがとう”を、一言一言に込めて届けてくださった礼真琴さん。

その姿からは、舞台人としての誇りと、深い深い“愛”がにじんでいました。

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カーテンコールご挨拶は笑いに包まれて

「これまでたくさんの星組生を送り出してきたけど、こんな気持ちだったんだなぁ、こういう景色だったんだなぁって、今日すごく感じました。」と笑顔で語るこっちゃん。

「感傷に浸りたいところですが…『東京公演、あと6週間あるな』と思った瞬間、涙がスンッと引っ込みました!」ってファンの気持ちを察してか、ご自身も涙を引っ込めるようにシャンとするこっちゃん( *´艸`)

「もう一度、気合を入れ直して“お江戸”に向かいます!」ってところも、こっちゃん自身が東京に向けてまだまだ緊張感を持っていらっしゃることを感じさせて…

やっぱり背負っているモノがとてつもないことを感じつつ、こっちゃんの清々しい挨拶に笑顔になれました!

星組パッションを、退団者4名にふるとき、こっちゃん自身が掛け声できないことを皆があわわとなってたら、「私しゃいいんだよ!私は散々やってきたんだから…!」とカラッと言い放つこっちゃんの人柄よ…(;_;)そういうとこよ、こっちゃんを好きなのは…!

緞帳前ご挨拶(ラスト)

オケの方をはじめスタッフさん全方位にも感謝を伝えるこっちゃん。人を送り出す時にはあんなに雄弁に語ってくれるこっちゃんなのに、自分の時になると、途端に「こんなにも語彙力がなくなるとは思ってはいなかったんですが…」と(;_;)

そうだよね、こっちゃんは「誰かのために」をずっと全力を尽くしてきてくれた人。

でも、凄く心に残った言葉があります。それは…

「皆さんがいてくださらないと意味がないんですよ、やっぱり舞台って。これだけ素敵な演奏してくださって、素敵な装置と素敵な照明と、私たちも最高のパフォーマンスをと思って必死にやりますけど、 お客さんがいなかったら何の意味もないんです、舞台って。

って話してくれたところです。本当にこっちゃんの本質、舞台人としての本質をあらわした言葉だったと思います。

こっちゃんの、宝塚大劇場での最後の舞台。

そのすべてに、感謝と愛、そして未来へのエールが込められていました。

私もたくさん涙したけれど…それでも、やっぱり最後は満ち足りた気持ちと幸せな気持ち、笑顔が残りました。

礼真琴さんがどれだけの事柄に想いをめぐらせ、心をくだき、細やかに配慮しつつ、ご自身の魅力を、星組生の魅力を輝かせているか…この千秋楽には、その全てがつまっていたと思います。

礼真琴さんのお人柄、そして舞台の素晴らしさ…その全てが大好きです。

この時代に、宝塚歌劇を好きで居られて、礼真琴さんに出逢えて本当にしあわせ。
そう思える、素晴らしい星組大劇場千秋楽、そして礼真琴さんのサヨナラショー、ご挨拶でした。

作品のこと、サヨナラショーのこと、退団者の皆さんのこと、組替えや異動の方々のことも書きたいことはたくさんあるけれど…

今はただただ、大好きな礼真琴さんの集大成の余韻に浸っていたいです。

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宝塚ファン歴20数年、福岡在住、このブログを運営しているnaomiです。

このブログは、アメブロで2011年に開設した「TAKARA座」を前身として、大好きな宝塚のこと、これまで観劇した作品について語っています。

筆者の詳しい自己紹介はこちら→https://takaraza.com/profile

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