舞空瞳さんは、そのまま演じてじゅうぶんにジュリエットが似合う役者さん。でも今回は、あえて「変化球」できました!
そしてそれがとてもよかったんですよね(*^^*)
作品を観るまでは少し違和感を覚えた衣装やメイクも「納得」。
やっぱり小池修一郎先生はすごいな。
「今どき」現代的なジュリエット像

運命に翻弄されるジュリエットを想像していたら、「あれ?」と思うくらいに力強くて元気いっぱい!
2021年版のジュリエットはとても現実的で、自分の考えにブレがなく真っ直ぐに突き進む女性でした。
舞空瞳さんは、とても可愛らしい娘役さんですが、同時に「意志の強い」女性を演じるのもとても似合う。
ポテンシャルを秘めた舞空さんの魅力をぐっと引き出してくれたのが、「ジュリエット」という役だったと思います。
肩だしドレス、レッド基調のメイク
制作発表では、「あれ?本当にジュリエット?」と思うほど違和感を覚えたのがデコルテが大きく空いた、ヴィヴィッドなレッドの衣装とメイク。舞空さんにとても似合ってはいたのですが、「ジュリエット」と言われれば?な印象でした。
でもね、作品を観て小池修一郎先生のジュリエット像の説明を聞いて、納得した。これは、攻めの衣装やメイクからも「それ」を表したかったんだなって。
まるで衣装からも、少女が急いで女性になろうとしているみたいに…
自分の力で人生を切り拓いていく力強さ、何ものにも屈しない強い意志。
ふんわりとしたフリルや柔らかな色合い、「可憐」を絵にかいたような淡いパステルカラーの衣装ではミスマッチですもんね。
やっぱり、すべては計算されつくされてたんだ。
ロミオに出逢ったとき雷が落ちたように、全身に何かが走った感じがとてもよく出ていました。それからの行動力や判断力は、ロミオとは対極に何ものも恐れず、突き進む感じがとても斬新。
乳母とのやり取り、返事の仕方ひとつ、受け答えのひとつとっても笑いが出るほど男前( *´艸`)舞空さんの新たな一面を観た気がしましたね。
力強く突き進むジュリエットは、そのまま今の「舞空瞳」自身のよう。
ご本人も、トーク番組ではロミオへのジュリエットの想いと自分の礼さんへの想いが重なるって仰ってましたよね。
いつも溌剌と、そして真っ直ぐに礼真琴さんに飛び込んでいく舞空さんは、想像以上に男前(*^^*)
でも根底で、根っからの宝塚ファン心・乙女心が溢れて、今本当に礼真琴さんに「恋」しているんだな、と感じるようなピュアな情熱を感じます。
もっと一緒に上を目指してほしいと思う礼さん、それに食らいついて何があってもついていく!と腹をくくっている舞空さん。
でも礼さんはもしかすると「ついていく」だけではなく、寄り添うだけでなく舞空さんもともに組子を引っ張っていくべく「横を歩いてほしい」と願っているのかも知れません。(→勝手な想像)
舞台人としても人としても…
だからこそ、礼さんは舞空さんに温かくも厳しい目も持って接していらっしゃるんじゃないかな。(→これも勝手な想像)才能溢れる実力派の舞空さんだからこそ、きっと期待されているんだと思います。
そんなおふたりがどんなコンビになっていくのか…期待しかありません(#^^#)
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