宝塚ファンには、さまざまな“独自の文化”がありますね。
その中のひとつが、退団されるスターさんを「白服」で見送るという慣習。
清らかさや新しい門出を祝う想いを込めたこのスタイルは、千秋楽の劇場を白で満たし、独特の統一美をもたらします。私も、初めて画面越しにこの光景を観た時は、「すごいな…」と率直に驚いたものです。
私は宝塚ファンになって20数年、大好きなスターさんは何人かいましたが、特定のタカラジェンヌさんのファンクラブに所属したことがなく、また「白服」を身につけたこともありませんでした。
けれど、私にとって最大級に熱く見つめた、大好きな礼真琴さんのご卒業にあたり、自分の節目として…
東京遠征時、最後の「タカラジェンヌ礼真琴さん」観納めの日、初めてでもごく自然に「白服」その装いを選びました。

私の「節目」としての白服
私は、「タカラジェンヌ礼真琴さん」を生観劇できる東京遠征ラストの日。
白いシフォンブラウスにワイドパンツ、白のレザーシューズ、星や光「エスペラント!」の冒頭のお衣装をイメージしゴールドを少し添えたアクセサリーを合わせた、「naomi的、白服」の装いを選びました。
一般的にはラストデイに着用されることが多い白服ですが、私にとってはこの「観納めの日」がひとつの大切な節目。
だからこそ、その特別な時間を白で彩ることで、こっちゃんのご卒業に寄せる自身の想いを、ほんの少しでも「装い」で届けたかったのです。
今も、あの時の写真を観返すたび、あぁ、あの装いでよかったなぁと…
白服であの赤い客席に座って、心から拍手を送れてよかった。
今も見返すと、あの時の気持ちを想い出すわ~(あの時、ばっちり撮ってくださった方、ありがとうございました…!)さりげなく、何枚も撮ってくださっていてめちゃくちゃ親切な方っ(;_;)
そして迎えた、本当の礼真琴さんラストデイ。
やっぱりあの日と同じ白いブラウスを着て、同じアクセサリーを身につけて、映画館で礼真琴さんを見送りました。
そのアクセサリーに、あの時あの空間で感じた「こっちゃんの放った圧倒的な光」が閉じ込められている気がして、今でも大切な宝物です。

完全なる自己満足の世界かもしれませんが、それでもいい…!(*^-^*)
こっちゃんを、自分なりに見送れたぞ、と思えることが、今の特大礼真琴ロス!!を少し和らげてくれている気がします。
例えばこういう白ブラウス・シャツは、後々にも使いやすいので私的には満足(*^-^*)

丁寧に準備した「特別な時間」
礼真琴さんのご卒業を知ってから、私の観納めの日まで…
観劇チケットの手配、遠征の計画、当日の支度──ひとつひとつが大切な時間でした。
夏の暑い日でも涼しく着られそうな白服選びに始まり、合わせるシューズやアクセサリーなどを選んで、遠征の準備にぬかりなく入れて、当日着用して、劇場に向かい観劇するまでの過程…。
その一つひとつに、礼真琴さんを感じられたし、きちんと自分なりに見送りをしている気持ちになれました。特別な日を迎える心の準備に、「白服の用意」はとても寄り添ってくれた気がします。
私にとっての観納めの日。ホテルで白服に袖を通すと、自然と背筋が伸び、心が落ち着いていく。
鏡に映った全身ホワイトコーデの自分を見て、「ついに来たな、この日が(;_;)」と勝手に感慨深くなっていました。
舞台を観る前から「今日は私にとっての節目の日」だと、深く実感できたのもよかったなぁと思い出します。
TAKARA座にラストデイまでの過程をつぶさに綴り、こっちゃんや宝塚を愛する皆さまと気持ちを共有できたこと、そして、礼真琴さんへこれまでの感謝や想いをきちんと言葉にして伝えられたこと。
それらすべてがあったから、今の私が、「悔いなく駆け抜けられた」と感じられているのかもしれません。

礼真琴さんの存在が教えてくれた、自分らしく「ファンを楽しむ」心地よさ
冒頭にも触れましたが、こういう準備をして大好きなタカラジェンヌさんのご卒業を共に駆け抜けたの、私にとって初めてのことでした。
けれど、その一つひとつが心地よく、心豊かで、宝塚ファンであることの喜びを再確認する体験だった。
もちろん、ご卒業の見送り方、ラストデイの迎え方は人それぞれ。
どんな方法も、人に迷惑をかけず「その人らしさ」が表われていれば、全部自由だと思うのです。
観劇する日に、星組カラーや大好きなタカラジェンヌさんの好きなカラーやアイテムを取り入れたり、それらに自身の趣向をミックスしたり、ご卒業にちなんで白を身につけたり…
そういう時間って、やっぱり心地いいものですね(*^-^*)
ファッションは大好きなので、これまで観劇コーデを考える時間そのものも好きでしたが、礼真琴さんが現れてくれてから、そこに「大好きなタカラジェンヌさんにちなんだ色やアイテム」を取り入れるという楽しさも教えてもらいました。
白服で過ごしたあの日は、これからも大切な想い出として心に残り続けるはず(*^-^*)
そしてあの日は、私にとって「タカラジェンヌ礼真琴さんとの別れの日」であると同時に、「未来の礼真琴さんを想う、新たな始まりの日」でもありました。
礼真琴さんのご卒業は、決して終わりではなく──
これからも宝塚を愛し続けていくために、確かな光を残してくれた気がしています。
これからの宝塚、そして礼真琴さんを応援したい。
そう思えること、豊かな時間をいただいていることそのものが、こっちゃんが残してくれた、とても大きな贈り物なのだと感じます(*^-^*)
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