楽しくて最高だった「タカラヅカ・スカイ・ステージ開局21周年特別番組「SKY STAGE SUMMER SCHOOL~スターが集う夢の学園~」、「放課後」のコーナーを担当したのが93期同期トップスターの対談でした。番組のラストということもあり、お2人の雰囲気はしっとり大人。あまり観たことがなかった組み合わせに、とても新鮮さがありました!
さきちゃんとキキちゃん、それぞれの歩み
彩風咲奈さん、93期生の首席で入団し雪組に配属。それからずっと雪組で育ち、大人で渋めのイメージがあった雪組に現代的な風を吹かせたさきちゃん、雪組で着実に階段を登り、望海風斗さんの跡を継いで2021年にトップスターに就任されました。
芹香斗亜さん、93期生として入団し星組に配属。その後花組に組替えしスターの階段を着実に登ってきたキキちゃん。宙組でも数多くの作品を2番手として支え、信頼関係を築いてきた真風涼帆さんからバトンを受け2023年まさに今、トップスターとして歩み始めました。
久しぶりに会った「同窓会」のような2人
どちらも、スター街道を歩んできたことに変わりないのですが、さきちゃんは雪組で育ち雪組でトップに、キキちゃんはさまざまな組を経て長い時間をかけてトップに上りつめました。初舞台以来、宝塚スペシャルなどではともに舞台に立ったのかもしれないけれど、同じ組に配属されることはなく今に至ります。
だから、久しぶりに会った「同窓会」みたいな雰囲気。
93期トップスターの対談は、組のメンバーと話す時との雰囲気とは少し違う、ほんの少しの緊張感があるような、でも同期ならではのゆったりとした新鮮な空気が流れていました。
93期「同期」トップスターが歩む道
93期と言えば、私にとってはやっぱり大好きな「愛月ひかるさん」が浮かぶのだけれど、さきちゃん、キキちゃんも同じく93期。お2人のトークのなかにも、自然に愛月さんの名前が出て嬉しかったなぁ~(*^-^*)
研17を迎えるお2人、さきちゃんのお相手は夢白あやさん研7、キキちゃんのお相手は春乃さくらさん研8、いずれも学年差が10ほどもあるトップコンビ。
でもそれぞれ、違和感なく馴染んでるんですよね。
「クラシカルな雪組」の伝統を次世代につないでくれそうな「さきちゃん」
さきちゃんは、トップ就任してからシティハンターや夢介千両みやげなど「正統派男役」な作品は少なかったように思います。ですが、夢白あやさんと組んでから、現代的な雰囲気を持つコンビでありながら今後の予定も含め意外に正統派な作品が多いように思います。
初秋に控えている『愛するには短すぎる』『ジュエル・ド・パリ!!』の全国ツアーのポスター画像も、凄く正統派でこれまでの咲ちゃんのポスター画像で一番カッコ良かったかも…!というくらい美しかったです。
今後は、異次元なスタイルと現代性を「クラシカルな雪組」の伝統に絡めた作品で活躍されるのかな、クラシカルな雪組の伝統を次世代につないでくれそうだなと想像しています(*^^*)
「新たな扉を開く」宝塚のパイオニアになりそうな「キキちゃん」
キキちゃんは、真風さんとともに宙組が開拓してきた新たな扉を引き継ぎ、さらにその間口を開いてくれそう。『Xcalibur エクスカリバー』(東京建物 Brillia HALL)の初日映像も観ましたが、いい意味で宝塚らしくない、まるで外部公演のリアルな男性のような風貌にハッとしました。
来年に控えている『FINAL FANTASY XVI(ファイナルファンタジー16)』は、新たなファン層が増えるチャンスであり、キキちゃんの代表作になるのかも…!と今からとても楽しみです。
これまでもゲームをモチーフにした作品や国内のドラマをモチーフにした作品は上演されていますが、ゲームをあまり知らない私でも分かるくらい、ケタ違いにファンが多いのがファイナルファンタジーシリーズ。キキちゃんの持ち味を存分に生かし、「宝塚のパイオニア」として作品の中で輝いてほしいなと思います(*’▽’)
110周年の活躍を楽しみに…!
95期トップスター対談、そして93期トップスター対談を見て、それぞれのトップスターの、そして組の充実を感じたし110周年がとても楽しみになりました!
これまでの不透明だった時期を思い起こせば、目の前の公演を楽しませてもらいつつ、現時点でもう来年へ想いもはせられるって宝塚ファンにとって本当に幸せなことですよね。110周年が、キラキラと輝く素敵な年となるように願っています(*’▽’)
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