退団してから、真価が問われる。|宝塚歌劇「111周年」記念式典のこと

宝塚歌劇を観てきて、宝塚ファンで過ごして早20数年…

宝塚歌劇で現役生として、青春を駆け抜けている姿、自身を律して舞台に全てを懸けているタカラジェンヌたちに、感動をもらってきました。

でも、ご卒業されてから、進む道はそれぞれ異なってもその輝きが失われず、何なら現役中よりももっとお人柄が伝わってきて、好きだなぁと思う方も居ました。

たとえ、どんな道を選んだとしても…。

元タカラジェンヌを名乗るのには、相当の覚悟が必要だと思います。

そう感じるくらい、今も本気でその世界を目指し、現役中は自身を高め、この世界を「命懸けで」守り、輝き続ける人たちが居る。

礼真琴さんのご卒業の瞬間まで、私はそれをこっちゃんや大好きな人たちを通してたくさん教わりました。

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今は、誰でもが「自由に」発信できる時代だからこそ、とても発信の仕方は難しい。

そして、さまざまな振る舞いが、すぐに拡散します。

宝塚歌劇111周年記念式典。
私はもっと、厳かで、「宝塚らしい」品格に包まれたものを想像していました。

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111周年記念式典が、同窓会のような状態だったと知って、ちょっと驚いてしまいました…

いや、それ自体はあり得ることだと思うし、そういった側面もやはりあると思います。

ただ実際にその場で見たわけではないので断定はできませんが、SNSでマナーに反するような声を数多く目にして、もし本当ならとても残念だなと感じてしまって…。
世間の目がまだ宝塚歌劇に対して厳しい中でも、祝典と捉えられる式典を断行するほど、宝塚の長い歴史を刻む大切な時間だったと思います。

だからこそ、私はやっぱり「宝塚らしい厳かさや品格」がそこにあってほしかったなと…。

もちろん、そういう佇まいで臨んだ方もたくさんいらっしゃったと思いますが…

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多くのタカラジェンヌは、宝塚歌劇で過ごしている時間よりも、ご卒業された後の時間の方が長い。

だからこそ、「退団してから、真価が問われる」のだと感じています。

ご卒業されても心から熱く応援したい!と思える方もいれば、静かにそっと距離を置く方もいる。
でも、それもファンとして自然な気持ちですよね。

在団中に届けてくださった夢や感動、それに触れる瞬間に胸が熱くなる気持ちは、大切にしたい。

これからも、宝塚を、そしてご卒業されたOGさんたちの歩みを、自分の心に正直に見つめていきたいと思います。

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宝塚ファン歴20数年、福岡在住、このブログを運営しているnaomiです。

このブログは、アメブロで2011年に開設した「TAKARA座」を前身として、大好きな宝塚のこと、これまで観劇した作品について語っています。

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