真風涼帆さんのことは、柚希礼音さん時代の星組からずっとずっと観てきました。だから、自然とたくさんの記事を書いてしまいます。
これまでたくさんの記事でその魅力を語っているので、ここでは「アナスタシア」の千秋楽挨拶から感じた真風さんのことを書かせてください。

星組時代の真風さんは、どこか「弟キャラ」で可愛らしさやあどけなさが残っていた。でも宙組に組替えする前、柚希さんの退団が近づくにつれどんどん男役ぶりが磨かれて、独自の素敵なオーラを放ちはじめたと感じました。
あの時感じた「この人は、絶対に大きなスターさんになる!」という疑うことのない気持ち、やっぱり間違っていなかった。今の姿を観れば言わずもがな。本当に名実ともに「大きなスター」になられました。
先日千秋楽を迎えた「アナスタシア」の挨拶、本当に素晴らしくて心から感動しました。

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相手役の星風まどかさんが、専科へ異動からの花組トップ娘役スターへのスライド。相手役として、これまでともに戦ってきた同志としてどんな気持ちだったでしょう。
でもね、真風さんの言葉も表情も佇まいも、すべてをどっしりと受け止めて安心感を与えてくれるような包容力に溢れていました。
タイプは違うけれど、円熟期の柚希礼音さんのように…どんなことにも動じない、揺るぎないリーダーとしての姿がそこにありました。
だからこそ、美風舞良さんが「ゆりかと一緒にこの舞台に立てたことが幸せ」と何度もおっしゃっていたのだと思います。
上級生から下級生まで、真風さんの温かいお人柄と揺るぎない大樹のような包容力が心地よく、のびのびと楽しく舞台に立たれていたのだろうな…と感じられます。

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星風まどかさんは挨拶で、涙を堪えながら何度も何度も真風さんに感謝の気持ちを伝えていましたね。
「皆様、今後も星風まどかに変わらぬ声援をよろしくお願いいたします。」
この言葉を伝えられた時、まどかさんが「ふぇ(;_;)」となったのが印象的。
くしゃっと涙目になって、舞台に居ることも忘れるくらい「素」に戻られたように思えました。ゴージャスで威厳に満ちたドレスに包まれさらに大羽根を背負っていても、そこには一瞬素のまどかさんがいたんですよね。それが本当に愛らしくて。
「組は違えど、宝塚という看板を背負う者同士、切磋琢磨し精進して参ります。」
真風さんのこの言葉も印象的です。
「宝塚という看板を背負う」この表現が、なんだか真風さんらしいな。真面目で責任感がつよい真風さんだからこそ、すっと出た人間味のあるとても素敵な表現だと思いました。
そして、切磋琢磨していくという表現もいい。
下級生であるまどかさんに、たくさんのことを真風さんが教え導いてきたであろうことは容易にうかがえます。でも、共に過ごすなかでまどかさんをトップスターとして心から認め信頼し合い、尊重するからこそのタカラジェンヌとしての「対等な表現」だと思います。
そこに、まどかさんへのエールを感じました。
真風さん、大きくなったなぁ。
何目線かわからないけれど( *´艸`)、10年以上ずっと観てきて、それを凄く感じてしまったんです。
そして、これからの宙組は安泰だなぁなんて感じました。
すごい。これだけ色々な人がもやもやとしていた気持ちを、すっと浄化するようにまとめあげてくれるなんて。
やっぱり役者は「人柄」がでるもの。それを強く強く感じて、感動した千秋楽挨拶でした。
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