柚希礼音さん&夢咲ねねさんコンビの「何か」が変わった作品!宝塚星組・中日劇場公演『愛するには短すぎる』

2011年、宝塚星組・中日劇場公演『愛するには短すぎる』
脚本・演出は正塚晴彦先生。
主な出演者は柚希礼音さん、夢咲ねねさん、凰稀かなめさん

数少ない、柚希&凰稀のトップ、2番手コンビ時代の貴重な作品です。


舞台に引き込まれ一気に観てしまい、そして、改めて思いました。
「私、星組さんが、柚希&夢咲トップコンビが大好きだ・・・」

以前、全国ツアーで月組さんを観劇していたのでストーリーは分かっているのに、もう観だしたら止められないほど引き込まれました。

船上という限られた空間の中で、4日間という限られた時間
愛するには短すぎる、純粋で一生分の恋。

正塚先生の作品の中では、ちょっといつもと違う感じかな?
と思える、ミュージカルテイストの明るい場面もしっかり盛り込みつつ、男同士のやんちゃな雰囲気、友情、そして恋愛、様々な人間模様…魅力的な人物がたくさん描かれていて、とても見応えのある作品です。

柚希さんのコミカルな部分と、青年と大人の狭間のような哀愁と全てがぴったりはまっている、とても魅力的で素敵なフレッド。凰稀さん演じるアンソニーとの、絶妙な掛け合い、男同士の友情が見ていて何とも微笑ましい♪


それにしても、このお2人の並び・・・豪華だな~(#^^#)
かっこ良すぎです!美しすぎます!!

ねねさん演じるバーバラとの恋愛もとても純粋で相手を思いやるが故の、不器用さだったり戸惑い、狂おしいほどの愛をとてもリアルに表現されていました。


印象的だったのが、柚希さんの手。


最後、別れの時が近づき、バーバラの手をとって憶えようとしているシーン。
その手を大切に握っている時の柚希さんの手が何とも男らしくて。女性だと分かっているのに、錯覚してしまうほど…

手まで男らしいんですよね。女性の要素を消して、こんなに男役を演じきれる、凄い男役さんです。

柚希さん、本当に理屈抜きにかっこ良くて、ときめいてしまいます(*^^*)

そして、今回とても思ったのが、私はねねさんのお芝居が好きだということ。
ねねさんは、憧れてしまうほどとても美しい方ですし、柚希さんとの相性、並んだ時の何とも言えないぴったりとくる感じがたまらないなとは、ずっと思っていました。


でも、私はねねさんのどこが好きなのだろう?
大好きな柚希さんの相手役さんだから無条件に好きなのだろうか?でも、今回のお芝居を観て、確信しました。


私は、夢咲ねねさんのお芝居が大好きなのだと。


「めぐり逢いは再び」のシルヴィアちゃんみたいな、漫画の世界から飛び出してきたような役も、ねねさんらしいコミカルさ、魅力が出ていてとってもイイ!

でも、今回のねねさんのバーバラは特別に良かった!


「再会」のサンドリーヌもとても良かったのですが、今回の作品のような、こういう抑えたお芝居が実はとても似合っていてその巧さが、美しさが際立つと思いました。


以前、この作品でねねさんの何かが変わったと、ご自身も柚希さんも仰っていた気がします。


それ、すごく良く分かりました。何かが変わった。ねねさんの本来持っていた魅力が開花し始めた感じがするお芝居なんです。

演技とは思えない自然さ、最後の別れのシーンではボロボロと涙を流して…どうしようもない恋に、心が引き裂かれそうになる。相手を大切に思う気持ちがとてもリアルに表現されていました。そして、ご自身が無意識にでしょうけれど、良い意味で


柚希さんと対等に、自信を持ってお芝居されているのがとても心地よく感じられるんです。

お化粧も、ピンクの口紅がとても可愛らしく、今よりも少しだけふっくらした頬が、役にぴったり!

特に昼食のシーンで着ていた、淡い紫のワンピースがとても似合っていました。
こういう、一見何でもないようなシンプルな衣装をあんなに美しく、魅力的に着こなせるのも、やっぱりさすがトップ娘役さんだと思います。


はじめから最後まで、ねねさんのバーバラから目が離せなかった。とても魅力的なねねバーバラでした

凰稀さんも、ちょっと軽い、でも友達思いのアンソニーがとても似合っていて素敵!私の中で、宝塚的な癖のない、さっぱりとしたお芝居をされる方というイメージがありましたが、この役ではコミカルな部分も奮闘されていて柚希さんとのバランス感覚がとても絶妙でした♪


銀河英雄伝説で、現実離れしたようなあれ程の役を演じられた方。今回のアンソニーは等身大の青年!という感じでたくさんの役を演じられ、着実に役の幅を広げ、後にトップとしてさらに進化されたのだなと感じました。

その他にも、忘れてはならないのが未沙のえるさん演じるオサリバン。一生懸命な故の面白さ、可愛らしさが本当に良い味出されていますね。

未沙さんにしかだせない空気感、重厚感


後にも先にもこんな芝居心のあるジェンヌさんは現れないのではと今でも、その存在の大きさを感じさせられました。

ナウオンでも、中日だけではもったいない!という公演とキャストの皆さんが仰っていました。
本当にもっと別の劇場でもたくさんの公演があっても良かったのに!と思える程、良い公演だっただろうな~と思います。


一緒に上演されたロマンチック・レビュー『ル・ポァゾン 愛の媚薬II』
こちらも、今度じっくり観たいと思います(*^-^*)

読んだよ!のしるしにクリックしてくださったら嬉しいです♪

PVアクセスランキング にほんブログ村

「愛するには短すぎる」星組中日劇場公演 

なんと2020年2月20日にスカイステージ放送決定!

録画しなくては!!

(私は、スカパーでスカイステージを視聴しています♪)

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

宝塚ファン歴20数年、福岡在住、このブログを運営しているnaomiです。

このブログは、アメブロで2011年に開設した「TAKARA座」を前身として、大好きな宝塚のこと、これまで観劇した作品について語っています。

筆者の詳しい自己紹介はこちら→https://takaraza.com/profile

コメント

コメントする

目次