【宝塚名作劇場】星組ノバ・ボサ・ノバ最終回:圧巻の「シナーマン」に畏敬の念を込めて

【名作劇場】第5回星組ノバ・ボサ・ノバ今回が最終回です。


書きたいことは数あれど、やっぱり最終回は「シナーマン」でもこのシーンのことは言葉になりません。何というか…

目次


すごいものを観てしまった!!という感覚!!!


宝塚名作劇場、ここであの時の感情を言葉にしたいと思います。

柚希さんの生歌を聴くまで、シナーマンは「シンプルな言葉」で表現されたカルナバルの幕が降りる歌、という印象を持っていました。

でも、この時柚希さんの歌うシナーマンを生で聴くことができて、私の中でこれまでと全く違う解釈が生まれたんです。

それは、すごく深くてその奥にある、「魂の叫び」「人間の根底の強さ」「生きる力・生命力」が溢れていた。

そういったことを舞台上からビシビシ感じて、ただただ呆然と聴き入ってしまいました。


そして、ソールの周りでみんなが、全く同じ踊りを一糸乱れず踊っている…

それが、まるで「祈りの儀式」のようにも見えて。

これまで持っていたノバボサの華やかなカルナバルのイメージだけでなく、シナーマンに流れる「祈り」「生命の賛歌」「浄化」のような、何とも表現しがたいものを感じて…その世界観に畏敬の念を抱くような新しい解釈が私の中で生まれました。

何だかね、ノバボサって理屈じゃないんです。

ストーリーを追うというより、奇想天外ででも神々しいようなその世界観を体で心でとにかく感じる!その先に他の作品とも種類の違う大きな感動が押し寄せる!

そんな感じなんですよね。


本当に、この観劇に理屈抜きでパワーをもらった!!人間ってやっぱり強いんだ!!っていう自信をもらった!!


真琴さんのノバボサ、轟さんのノバボサ(こちら2作品は映像にて…)、そして柚希礼音さん率いる星組のノバボサを観て、これまで以上にこの作品が好きになり、強烈に心に残りました。

この日のことは、今でもずっとずっと忘れられない。


シナーマンで幕が下りる瞬間、体の底から湧き上がるパワーを自分自身に感じた時、私も舞台と一体になれた気がしました。

今、このようなご時世だからこそ、ぜひ観ていただきたい。

上演されてから年数が経ちますが、このパワースポットのような舞台から、元気と勇気と「人間の本来持つ力強さ」を今こそ感じていただきたいと思います。

そしていつか、然るべき時に再演してもらいたい。もしかすると、今の星組のメンバーに、そしてタイミングにぴったりの作品なのかもしれない。そんなことを感じています。

次回の【宝塚名作劇場】は何の作品にしましょうか。また、たくさん語らせてくださいね(*^-^*)

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宝塚ファン歴20数年、福岡在住、このブログを運営しているnaomiです。

このブログは、アメブロで2011年に開設した「TAKARA座」を前身として、大好きな宝塚のこと、これまで観劇した作品について語っています。

筆者の詳しい自己紹介はこちら→https://takaraza.com/profile

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