星組ロミオとジュリエット:初演の感動を再び!

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星組公演ロミオとジュリエット(’10年星組・博多座・千秋楽)


やっぱり、とても良い作品だな~と心から感動してしまいました。星組さんのことをたくさんたくさん知った、今だからこそ見えてくる感動!


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実際に観劇した時には、主要メンバーしか目に入らなかった私ですが、後に星組に欠かせないスターとなった下級生の面々や、主要メンバーの周りで演技をしている方たちの細かな表情やダンスを堪能することで、またこの作品の深さを感じたのです。


例えば、結婚式でのシーンで専科の英真さん。ロミオとジュリエットの婚礼を慈悲深い表情で厳かに行う英真神父の姿に涙が…また、マーキューシオとティボルトの決闘のシーンで慟哭している人々、ひとりひとりが本当にヴェローナに生きている。

ロミオに届きませんでしたが、英真神父の手紙を携えるミステリアスな使者は、如月蓮さんです( ;∀;) 台詞こそありませんでしたし、衣装も殆んど体も顔も覆っているのでわかりにくいのですが、とても印象に残ったんです。いつもは元気印の如月さんですが、ミステリアスでとても良かったと思います。

他には、ヴェローナの人々の中でも一際光る美しい娘役さんがいるなと思ったら、早乙女わかばさんだったり。


主要メンバーは、やはり皆さん役を生きていて、心の底から感じて演じている様がとにかく魅力的でした。ロミオの柚希さんは、キラキラとした王子様のようなオーラと純真さが無理なく演技に反映されていて、ロミオそのものという雰囲気。

この人ならたとえ短い時間であってもジュリエットは結婚を決意するほど愛するだろうという片鱗がそこかしこに感じられる素敵なロミオでした。


ジュリエット役のねねさんは、前半の少女らしい振る舞いや喋り方がどうしても違和感を覚えてしまい、ヘアスタイルやメイクももうちょっとだな、という印象を今は受けます。作品を追うごとにメイクもヘアスタイルもとても素敵になっていかれたので、この時はまだまだ発展途上の段階だったのだなと…


でも、ロミオとの切ない初夜の場面から見違えるようにとても素敵になりました。

少女が少し大人になって、ロミオとの愛に生きることに何の迷いもない様、ロミオとの愛に全てを捧げる決心をしたところ、永遠の世界へロミオと旅立ったところ、本当に泣けました(;_:)何度観ても切なさがこみ上げてきました。


そして、ふたりのデュエットダンス。解き放たれたふたりの清々しく幸福に満ちた表情、無邪気なじゃれ合いのようなダンスが本当に切なくて、でも温かくて…

実際に観劇した時も涙が止まりませんでしたが、映像で観てもしみじみ泣けました。本当に心が少し救われる素敵な名シーンだと思います。


映像でこの作品をじっくり観て、ねねさんがもう一度演じてみたいと仰っていた意味が何となく分かった気がしました。同じ役を2度演じられるなんて、短い期間に同じ組で同じ作品に2度出合えるなんて本当に幸運ですし、きっと並々ならぬ想いだったことでしょう。


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再演では、もう一度同じ役を演じられる方、初めてのお役に挑戦する方いろいろでしたね。プレッシャーはもちろんあったでしょうけれど、それ以上に3年で培われた経験が自信となって役を深められたのではないかと思います!!

実は、再演は観れていないのです。あまりにも初演が好きすぎて…でも録画しているので、いつかじっくり観たいと思います(#^.^#)

そして、今の星組でもいつか…そんな想いがこみ上げてきます。

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宝塚ファン歴20数年、福岡在住、このブログを運営しているnaomiです。

このブログは、アメブロで2011年に開設した「TAKARA座」を前身として、大好きな宝塚のこと、これまで観劇した作品について語っています。

筆者の詳しい自己紹介はこちら→https://takaraza.com/profile

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