愛月ひかるさんが退団を発表されました。
このブログを読んでくださっている方はおわかりかと思いますが、私も放心状態になりました。
何をどう考えたらいいのだろう。
気持ちをあらわしたいのに、こんな時何を言えばいいのだろう。
とにかく、ずしっときた愛月ひかるさんの退団発表でした。
愛月ひかるさんの決断
気持ちを整理するため、そして今の気持ちをとにかく書きたいので思うままに綴っていきます。
愛月さんとの出逢いや愛月さんへの溢れる想いは、もうこれでもか!というほどたくさんの記事に書いてきたので、割愛させていただきますね。
出逢ったのは宙組生としてラストの公演、博多座の「黒い瞳」でした。それからしばし専科へ異動となり、あれよあれよという間に星組へ!この時本当に嬉しさでいっぱいだったのを思い出します。
正2番手として堂々たる大羽根姿を披露してくださった愛月さん。その輝く姿に本当に本当に感動して、スターさんがさらに高みをめざして階段を駆け上がっていくさまはこんなにも美しくワクワクするものなのか!と体感させてもらう日々…
礼真琴さんという稀有な実力を備えた新トップのもと、星組が新しいトライアングルで躍動していくのを観るたびに、なんて良い組なんだろう、素敵な関係性なのだろうと思っていました。
でもこのトライアングル、思えば少し「いびつ」かもしれません。
20年以上宝塚ファンの私は、普通に考えるとどうしてもこんなトライアングルをイメージしてしまうのです。
トップスター:熟練した技術と高い人気を誇る圧倒的華のある上級生スター
娘役トップスター:同じく熟練した技術と圧倒的な華があり、上級生スター
正2番手男役スター:トップスターよりも1学年以上下で将来トップスターを約束されているスター
※真琴つばささん→紫吹淳さん、稔幸さん→香寿たつきさん(別の組でしたが絵麻緒ゆうさん)、姿月あさとさん→和央ようかさん、最近では望海風斗さん→彩風咲奈さんみたいに。
これが本当に自然だし、観ていて心地よかったんです。ファンとしても心の準備ができるというか、トップスターさんが退団されてもどこかの組の2番手さんが次世代を担ってくれる!って。
でも近年、その体制が大きく変化しています。
珠城りょうさん×美弥るりかさん、柚香光さん×瀬戸かずやさん、そして礼真琴さん×愛月ひかるさん
それぞれのスターさんはとても素敵なのに、下級生トップ×上級生二番手という体制にはじめはとても違和感をおぼえたし、なぜこうなった?と疑問がありました。
※生徒さんたちおひとりおひとりに向けての違和感は何もありません。この体制についてなじめなかったということです。
でも、それぞれの舞台を観ていくうちに「こんなカタチもあるのか」とこの組み合わせだからこそ表現できる世界もあるのだと知ったんです。
礼真琴さんにないものを、愛月ひかるさんは持っていた。
愛月ひかるさんにないものを、礼真琴さんは持っていた。
学年や持ち味を越えてそれをお互いに尊重し、認め合いながら心地よい距離感で舞台をつくっていく姿を観て、本当に心が温かくなったし美しいなと思ったんです。
それと同時に、愛月さんがより輝きをましていくのを作品を重ねるごとに感じていました。SNSや有名人の世界でも話題になるほどムーブメントを起こしている愛月さん。びゅんびゅん追い風が吹き始めたのを感じて、もうワクワクが止まらなかった!もしかして、もしかすると…そんな想いが日々高まるのを感じたのです。
だからこそ、これまでの常識を覆し「下級生→上級生」へのバトンタッチもあるのかも…
もしくは専科時代の巴里祭を映像で観ましたが、他組の下級生からも慕われるお人柄と実力、どの組で一番大きな羽根を背負って立ってもきっと大歓迎されるのでは…なんて考えてしまったのは事実。
でも、これはファン目線で考えていたことです。
愛月ひかるさん、ご自身はもしかすると、もうずっと前からこの決断をしていたのかもしれません。
専科から星組に異動した時から?愛月さん自身がもうやり尽くした!と感じられたお役があったから?何かほかに理由があったのか…私たちがわからない葛藤や達成感、ご本人だけの決断があったのでしょう。
愛月ひかるさんが「大好き」だということ
愛月ひかるさんにもらった気持ちは、本当にかけがえのないものです。
私を、10年ぶりに宝塚の世界にまた戻してくださったこと
スターの階段を駆け上がるワクワクをくださったこと
いつもときめく気持ちをくださること
このようなご時世にも、輝きを放って元気をくださっていること
おおげさじゃなく、私のライフスタイルの一部として存在してくださっている愛月ひかるさんという方に出逢えて応援できていることが嬉しく有難いです。
愛月ひかるさんが大好き!まだまだ素敵な姿を観たい!もうこれだけです。
この時期の退団発表は、愛月ひかるさん自身が決められた納得のいく決断だったと信じて、純粋な気持ちのまままだまだ男役を極めていく姿を目に心に焼き付けたいと思います。
それがきっと、愛月ひかるさんを応援すること、笑顔になってもらえることにもつながると思うから。
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