舞空瞳さんの退団発表があってから、寝ても覚めても舞空瞳さん、そして礼真琴さんのことばかり考えてしまうnaomiです。
なので、その間のさまざまな宝塚の話題が目に入っても心のなかに留まらずスルーされてしまって、今になって色々なお知らせに反応しています。
雪組休演者、月組トップコンビ退団公演開幕
雪組公演『ベルサイユのばら』、一禾あおさんの全日程休演が発表されましたね。合意締結されてからも、お心が癒えることはないでしょう。これで、一禾あおさんは10月13日(日) 彩風咲奈さんの退団の日まで舞台に立たれることはないということですね…。
月組公演ミュージカル・ロマン『Eternal Voice 消え残る想い』、レビュー・アニバーサリー『Grande TAKARAZUKA 110!』は初舞台生を迎え、華々しく幕が開きました。
初日の様子をタカラヅカニュースで観ましたが、特にショーが素敵。ダイジェストですが、れいこさんもうみちゃんも集大成にふさわしくキラキラで華やか…!月組も本当に、素敵なショー作品に恵まれているなぁと思います…!
なこちゃんの退団に、あの頃の「宙組」を思い出す
最近の話題も気になりつつ…ですが、なこちゃんが退団発表してから、「あの頃の宙組」のことをふと思い出すようになりました。
かつて、宙組でもあったんですよね。人気、実力ともに申し分なしなトップ娘役さんが、トップスターさんよりも先に単独退団したことが…。
そう、朝夏まなとさんトップスター時代の宙組です。
2人のトップスターさんと組んだ、実咲凛音さん
宙組で2人のトップスターさんの相手役を務め、数々の名作ヒロインを演じたトップ娘役、実咲凛音さん。
朝夏まなとさんよりも1作前に、単独で退団発表され「実咲凛音サヨナラショー」も行われました。
礼真琴さんや月城かなとさん、柚香光さんなど錚々たるメンバーが揃う95期の娘役さんで、美しい歌声、落ち着いたお芝居、そしてくったくのない笑顔と凛とした美しさで人気を集めたトップ娘役さん。
私は、凰稀かなめさんと美咲凛音さんトップお披露目公演であった博多座『銀河英雄伝説@TAKARAZUKA』と全国ツアーの『うたかたの恋』のマリー、朝夏まなとさん、実咲凛音さんトップコンビ時代の『王家に捧ぐ歌』を観劇しました。
特に印象に残っているのは、やっぱり、銀英伝のヒルダかな。
ショートカットで凛とした軍服姿もよかったし、デコルテが美しかった白いドレス姿も印象に残っています。そして何と言っても、みりおんと言えば、「蒼氷色(アイス・ブルー)の瞳」です。この歌声の透明感と、力強さ。今でも涙が出そうになります。
うたかたのマリーも、とても可憐で確かなお芝居力を感じました。
花組時代からとても仲良しで、微笑ましい雰囲気があった朝夏まなとさんと実咲凛音さん。まさか、宙組でトップコンビに就任するなんて…!本当に、ご縁のあるお2人なのですね。まぁ様時代の宙組で上演された「エリザベート」では、タイトルロールのエリザベートを熱演。
みりおんは2012年にトップ娘役に就任し、2015年初めまでを凰稀かなめさんと、そしてその後朝夏まなとさんとトップコンビとなり、2017年に退団されました。
今思えば、うたかたの恋、ベルサイユのばら、王家に捧ぐ歌、そしてエリザベート…。宝塚の代表的な作品でヒロインを務めた絢爛たる経歴の持ち主ですよね。
さらには、銀英伝のような新しい試みにも挑戦し、モンテ・クリスト伯、TOPHATなど舞台人としてステップアップとなる作品にも出演されています。すごいね、みりおん…。
ただ、凄く興味深いのが、退団公演が原作浅田次郎さんの長編小説『王妃の館』だったこと。私も映像でこの作品を観ましたが、ラブ度が少し薄め、でも面白いコメディ作品でした…!癖強めの主人公を演じるまぁ様と、チャキチャキなヒロインみりおん(*^^*)我が愛しの愛月ひかるさんは、新境地…( *´艸`)こういうお役ができる力量があるからこそ、二枚目やヒール役がさらに輝くのよ…!
なので、宝塚の名作を総なめにしてきたみりおんの集大成の作品としてはかなり意外でした。かなりドタバタコメディだったし、トップコンビのラブ度は薄めだったし…。(面白い作品だったんですけどね!)
でもね、なんかカッコよかった。こういう新しい作品に挑戦して、退団していくみりおん。
その後の映像作品や外部の舞台作品でもこうやって闊歩していくんだろうなぁ!って未来が広がった感じもして…。
星組公演 政界コメディ「記憶にございません」に期待すること
政界コメディ「記憶にございません」で退団するなこちゃん。この当時の、みりおんの退団公演に少し重ねています。
みりおんの今の活躍は、誰もが知るところですね。現在はホリプロに所属し、コンスタントに「千と千尋の神隠し」など人気の舞台作品に出演されています。
また、新たな試みではTOKYO FM「oggi otto MusicShampoo」(私も聴いています)でラジオパーソナリティも務めて軽やかなおしゃべり、美しい声を生かされていますね。
そして、プライベートでは、ミュージカル界で活躍されている廣瀬友祐さん(以前、井上芳雄さん主演のグレート・ギャッツビーを観劇したとき、本当に迫力があって印象に残るお芝居をされる俳優さんでした!)とご結婚されました。
なこちゃんも、考えてみれば「ロミジュリ」「王家に捧ぐ歌」「1789」「ミーマイ」など宝塚を代表する作品でヒロインを務めてきました。そして、「めぐ会い」みたいなプリンセスも、「モンテ」みたいに年輪を重ねたお役も、そして大成功をおさめた「RRR」も…。幅広く、さまざまなヒロインを演じてきました。
ファンとしてはもっともっと、宝塚のトップ娘役時代にいろいろなお役が観てみたい!と思えてなりませんが、なこちゃんにとって「コメディ」は新境地。きっと新しいことなこが観れるのでは?という期待も凄くあります!!
ただ、「記憶にございません」の設定が少し「宝塚寄り」になると嬉しい…。映画では「あらら」なシーンも設定も結構あるので、品性は保ちつつ、な演出になると信じています!
思えば、始めからことなこが「夫婦役」って、初めてではないでしょうか?ストーリーをざっくりでも言ってしまうと、これからご覧になる方に申し訳ないので伏せますが、これだけは言いたい…!
ということは、「記憶にございません」は礼真琴→→→♡♡♡舞空瞳ってことなんです…!!(ところで、お子さん(男子)のお役は誰になるのだろう?っていうか、なこちゃん奥様の聡子で大丈夫だよね?)
宝塚版は、記憶をなくす前の総理の描写がもう少し「マイルド」になって、奥様聡子にも総理(夫)への「愛」が目に見えてわかる描写がプラスされれば、夫婦愛が描かれ、これはもしかするとハートウォーミングでラブ度高めの作品になるのかもしれない…!と期待しています。
まぁ様が、みりおんを送り出す時の心境
…で、ようやく、トップ娘役を送り出すトップスターのお話に…
実咲凛音さんの退団公演、朝夏まなとさんがみりおんの退団に対して、何とおっしゃっていたか覚えていますか。
私、改めてまぁ様の言葉を読んで、すごくグッときてしまった…。
まぁ様、みりおんの退団公演に際して、「実咲を送り出すことが今の私の使命だと思う、しっかりサポートしたい。大きい花を咲かせてください」とみりおんにエールを送っていたんですよね。
それからまぁ様は、みりおんの公演中に自身も退団発表されました。(まぁ様はみりおんに「退団公演中にごめんね」と話したそう)
1作違いの退団でした。
その理由はこちらに書かれています。
まぁ様は、みりおんのことを「相手役というよりも同志のような存在。」と当時語っていました。そしてみりおんに『大きな花を咲かせて欲しい』とも…。
「1人の舞台人として卒業を見送りたかった。」と…。
そして「私は私で宝塚人生に区切りをつけたかった」と…。
みりおんは、2年のトップ娘役時代を経てまぁ様と組んでいるので、まぁ様は「みりおんに支えられた」とも話されています。
こういう関係性だったこともあると思いますが、やはり、まぁ様はトップスターとして、そしてずっと一緒に頑張ってきた同志として、みりおんを主役にして送り出したかったんだなぁと思いました。
まぁ様の退団公演は、適材適所の名作
まぁ様の退団公演は、『神々の土地』~ロマノフたちの黄昏~
今はもう、宝塚歌劇団を去ってしまった上田久美子先生の作品です。
トップ娘役は不在でしたが、本当に素晴らしい作品で(映像ではありますが)私もじっくり観て本当に感動しました。
トップ娘役が不在であっても、それぞれのお役がぴったりでそのお芝居に没頭することができたんですよね。
なかでも、伶美うららさんの美しさは突出していたし、のちにトップ娘役となる星風まどかさんの少女のような可憐さのコントラストがとても素敵で…。
真風涼帆さん、愛月ひかるさんも作品のキーパーソンとして強く強く印象を残しましたね。
ポスターも、4人映りでとても華やか…。
とても美しく、印象深いポスターでした。
でも、まぁ様とみりおんの物語は続いてる
まぁ様とみりおんは、退団後、今度は女優としてともに舞台に立たれましたね!!
なんて素敵なんだろう、こういう未来…!
互いに同じ時代を宝塚で過ごし、退団後それぞれが活躍して、またパートナーとして出会う…。
こういう未来も、「ことなこ」には、あるかもしれない、そんな気がしました。
舞空瞳さんが宝塚を旅立った後、礼真琴さんは…
舞空瞳さんが退団発表されたことで、同時に礼真琴さんのこれからをさらに強く意識するようになりました。イレギュラーが度重なる宝塚歌劇団のこと…。礼真琴さん率いる星組は、なこちゃん退団後どのようになっていくのでしょう…。
こっちゃんもなこちゃんも、ずっと宝塚で観ていたい大好きなおふたり。
でも、ゴールがあるからこそ、という宝塚の美学もあります。
なこちゃんが卒業した後の礼真琴さんのこと、本当に思わない日はありません。舞空瞳さんはもちろん、礼真琴さんにとっても、次回の大劇場公演は大切なものになると思います。
1日でも長く、宝塚歌劇で活躍する男役、トップスターの礼真琴さんを観ていたいけれど、一方で無理に無理を重ねてしまわないか…舞台人として充実している今だからこそ、心配な気持ちもあります。本当に、複雑な気持ちです。
礼真琴舞空瞳時代の星組、ともにこの時代に宝塚ファンで居られることを幸せに思います。
一瞬一瞬を心に目に焼き付けながら、大切に過ごしたい。
あの頃の宙組を思い出しながら、改めてそう思いました。
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コメント
コメント一覧 (2件)
おはようございます。
実咲凛音さん。この前私もなこちゃんに実咲凛音さんを状況重ねてしまい、少し触れました。みりおんちゃんも、きれいな方で何でもできて好きな娘役さんでした。それなのに、凰稀かなめさんの時は、いろいろ書かれてどうして?と思っていました。そして、唯一、コンビらしい作品がモンテクリスト伯で、全ツでことなこちゃんがしたのも、印象的です。ことなこのほうが私にはずっとハッピーエンドが自然でした。凰稀さんのほうはエデ姫のほうへという感じがぬぐえなかったんですよね。でもまあくんと再会して、幸せそうだったのに、また、1作早めに辞めてしまい、でも、今充実されているので、なこちゃんもきっとこれからも幸せだと思ってます。→そうでなくてどうするの?廣瀬さん、1789で花總まりさんのアントワネットのときにフェルゼンされていたのを観ましたがハナちゃんの貫禄に負けていない方でした。まあさまも海宝直人さんのコンサートで、お元気そうで何よりでした。
なこちゃんも、舞台で、この方たちと邂逅できるといいなとおもってます。
ただ、なこちゃんも会見でおっしゃっていたように、宝塚らしい作品がお好きそうなので、ミュージカルにこだわらなくてもいいなとも思ってます。
ミューサロも可愛さのいっぱい詰まった作品でありますように。記憶も、聡子さんで、愛されているという設定改悪されませんように。コンビ色薄めて次回からやりやすいようになんてやめてくださいと思います。ショーも竹田先生は詩ちづるさんがお気に入りなんて、噂ありますが、なこちゃんがティアラにふさわしい場面ありますように。
ただ、なこちゃんはどんな役でもヒロイン力で、素敵な役に変えてしまう料理人ですもんね。そこは安心できます。
長々とすみません。すごくすっきりしました。
おはようございます!
bluelakeさんも、以前コメントで実咲凛音さんのこと触れておられましたね。
数年前に、こういうトップコンビの形もあったのだなぁと改めて思い出していました。
とても仲が良く、でも同志のように同じ方向を見て走っている、そんな自立した「朝夏まなと&実咲凛音」コンビでしたね。
モンテクリスト伯、私も星組版が大好きで、こっちゃんとなこちゃんのコンビ愛がとても感じられて、でもただ「ラブラブ」というのではない
深い愛の形を繊細に描かれていたと思います。船の上の結婚式のような場面が素敵だったなぁ(;_;)
退団公演は、なこちゃんがより輝く演出やお衣装、ダンス、歌など宝塚の集大成を心から楽しめる作品になることを願っています。