礼真琴さん退団ご挨拶|「愛らしい」宝塚大劇場千秋楽

宝塚大劇場

礼真琴さんの大劇場のご卒業後、改めてタカラヅカニュースの映像を観て、こっちゃんのお芝居やダンス、歌を聴いて、そしてサヨナラショーやご挨拶を噛みしめていると、色々気付かされることがありますね。

本日、2025年6月3日(火)のタカラヅカニュースは、こっちゃんファンにはたまらない、まさに星組一色の構成でした…!

できる限り、長く大切なところを拾って放映してくださった、スカステスタッフさんの意気込みを感じます(*^-^*)

改めて、こっちゃんのご挨拶、とても立派だったな。

まだ、東京宝塚劇場公演もある!という希望と、宝塚大劇場というかけがえのない「はじまりの場所」を愛おしむような素敵な挨拶でした。

自分が卒業する時、世界中はどうなっているだろう…。
ちょうど5年前のこの季節、ステイホーム期間中に1人家にこもり、ふとそんなことを考えました。
誰もが想像もつかなかった深刻な状況に、どうか一日でも日常が取り戻せますようにと、ただただ祈り続けました。

出典:タカラヅカ・スカイステージ「星組千秋楽ダイジェスト」(2025年6月3日放送)

そう、ゆっくりと語り始めたこっちゃん。

こっちゃんがトップスターに就任した直後から、ステイホーム期間が始まりましたね。

大劇場や東京宝塚劇場、全ツ、別箱、そして武道館…あれから数年の間に、いくつもの奇跡を乗り越えてきたこっちゃん。
「ステイホーム期間中に1人家にこもり」という言葉に、「あぁ、これだけの人たちに囲まれ魅了する彼女でも、1人家にこもり」だったことを改めて痛感した言葉でした。

そして自分の最後の日には、仲間たちの最高の笑顔、そしてお客様の最高に幸せな顔が見たい。
ただそれだけを願い続けました。

そして今、それが現実となり、こんなにも満ち足りた気持ちで今日を迎えることができましたこと、心から感謝の思いでいっぱいでございます。

出典:タカラヅカ・スカイステージ「星組千秋楽ダイジェスト」(2025年6月3日放送)

世界中が深刻な状況になる中でも、舞台に生きることを渇望していたこと…

エンターテイメントの世界も大きな打撃を受けたこの時に、こっちゃんもずっと切実な想いを抱え続けていたのだなぁと心に迫りました。

この愛にあふれた宝塚大劇場、ここに立たせていただける日は今日で最後となりますが、これまでこの舞台を作り、支えてくださった全ての関係者の皆様のご尽力、そしていつもどんな時も最高の笑顔で熱い拍手で盛り上げてくださるお客様、そしていつも全身全霊でついてきてくれた星組の仲間たちと、まだまだ東京公演の千秋楽まで成長し続けていけますよう…

私らしく、「体力と筋肉」を使って、最後の日までかけ抜けてまいりたいと思います(*^-^*)
本当に、有難うございました。

出典:タカラヅカ・スカイステージ「星組千秋楽ダイジェスト」(2025年6月3日放送)

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最後は、具体的な描写をしながら感謝の想いをしっかりと伝えてくれて、締めにはやっぱりこっちゃんらしく「体力と筋肉」って言ってちょっと笑わせてくれました(;_;)

しんみりしないように、感極まり過ぎないように…と努めたこっちゃんのトップスターとしての責任感や、いい意味の「余裕」も感じさせて、本当に立派でカッコよかった…!

思い返せば、礼真琴さんのただ一人の相手役「舞空瞳さん」の退団のご挨拶、感動的でした。

そして、それを受けての礼真琴さんからの贈る言葉も本当に素敵だったなぁ…(;_;)

この先もずっと…見守ってるからね。
なこちゃん「ありがとうございます(;_;)」

いつでもね、連絡しておいで。

なこちゃん「え?毎日しますっ!!」
ほんまにしろよ!(^-^)
(客席に手を広げ)みんなもね、ずっと応援してくれてるから。

これからも胸を張って、次の人生歩んでいってください。

そうなこちゃんに言ってくれていた、こっちゃん(;_;)

今なら、なこちゃんの「次の人生」の意味が少し分かりますね。

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こっちゃんご自身の退団のご挨拶も、短くもしっかりと内容と想い、感慨深さが伝わる素晴らしいものでした。

そして、こっちゃんが紋付、緑の袴姿で一糸乱れぬ髪と、完璧なる舞台化粧で最後まで舞台に立ち続けた姿…
往年の「王道の」タカラジェンヌの姿、そのものでした。

「宝塚らしくない」そう言われて、思い悩んだ時期もあったこっちゃん。

それでも、ご自身の道を見つけ、謙虚に真摯に、そして内から溢れるパッションと仲間を信じて、「唯一無二」の男役像を創り上げたこの上なく美しい姿に、涙が止まりませんでした。

最後に、タカラヅカフォーエバーを歌いながら、笑顔で銀橋を渡り切って、「0番」に戻る直前…

こっちゃんが、一瞬客席に背を向けるように大階段を見上げ、揃って舞台に立つのは最後になる111期生をまるで「おとうさん」のような眼差しで包み込み、また客席に笑顔を向ける…そんなシーンがありました。

最後の最後まで、下級生のその端の端まで、しっかりと「見てるよ!」と置いてかない(;_;)このシーンで、私またぐっときてしまって。

礼真琴さんの誰一人として置いていかない、温かな気持ちと思いやりを感じる言葉や姿に触れるたび、胸が熱くなります。

この宝塚大劇場という場所は本当に唯一無二の場所で、もちろん東京公演もありますけれども、誰もがここから始まったこの場所、こんなにも尊くて愛らしい、愛おしいこの場所で、今この瞬間を迎えられて、本当に幸せでございます。

出典:タカラヅカ・スカイステージ「星組千秋楽ダイジェスト」(2025年6月3日放送)

宝塚大劇場を「愛らしい」と表現したのは、礼真琴さんが初めてかもしれません。

でも、私も大劇場を訪れるたびに、「豪奢で圧倒される」というよりも、「愛らしい」と感じていた。(アイキャッチ画像は、5月に宝塚観劇旅で訪れた時のものです。新緑と青空…!そして宝塚大劇場が「愛らしかった」(*^-^*))

華やかな夢の世界だけれど、どこか素朴で親しみやすい。

そんな宝塚大劇場の真ん中に、「礼真琴」というタカラジェンヌが居てくれたことの、奇跡。

こんなにも素敵なタカラジェンヌに出逢えて、本当に幸せだなぁ…
そうしみじみ感じた、千秋楽でした。

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宝塚ファン歴20数年、福岡在住、このブログを運営しているnaomiです。

このブログは、アメブロで2011年に開設した「TAKARA座」を前身として、大好きな宝塚のこと、これまで観劇した作品について語っています。

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