4月は、博多座で「レ・ミゼラブル」が上演されています。
私も、久方ぶりにレミゼを体感してきました…!!
とにかく博多座でもチケットが取れないと言われていたレミゼ。
有難いことに、素晴らしいお席で観劇することができました!!
近年は、宝塚歌劇ばかりを観劇していたこともあり、舞台が常に薄暗く重厚感のある作品、そして「男性」が舞台に立つ作品。それ自体が何だか新鮮で、これもまた心に残る観劇となりました。


私が語るまでもなく、まさにミュージカル界の金字塔となる作品。
その魅力は、多くの方々がそれぞれに感じておられると思います!
博多座も、すっかりレミゼ仕様。シンプルながら、やっぱり迫力があるデザイン。

今回のキャスト陣。やっぱり宝塚ファンとしてはついつい宝塚OGを探してしまうのですが、今回はマダム・デナルディエ役に樹里咲穂さんのみ。うーーーん…とっても少ないですね。

実は、今回のキャスト陣で「今まで知らなかった…」という方も結構いらっしゃったのですが、やはりレミゼのキャストを勝ち取った方々。
もう、ハイクオリティ過ぎて、のけぞりました…!!!(本当に、どこもかしこも楽曲が素晴らしいですよね…(;_;))
でも、やはり民衆の全ての方々が際立っていて、誰一人として欠けてはならないと感じられる個性と、パッションに溢れていたのも印象的です。
何て言うのかなぁ…。キャストの全員から、「レミゼのキャストに選ばれたんだ」という誇りと自信、そして作品へのリスペクトをひしひしと感じたなぁ…。
そのパッションに、本当に心動かされたし、ラストには涙が止まりませんでした。
スタンディングオベーションでは、心からの拍手を送りましたよ(*’▽’)!!劇場内ではあちらこちらから歓声が上がるほど、感動が溢れていました(;_;)


で、タイトルの「気になる『あれ』がなくてよかった…」ですが…
そう、「リアルキスシーン」です。
以前からSNSなどでも物議を醸していた、ミュージカル作品における演者同士の「リアルキスシーン」。
私も実は、舞台観劇をし始めた1999年からずっと、「それはいらないかな…」と密かに思っていました。
もちろん、キスシーン自体はロマンチックだし、作品の流れに沿っているのであれば感動もします…が!!
やはり生の舞台で目の前でリアルなキスシーンは、ずっと抵抗があったんです。
それは、今に至ってもそう。
世の中の風潮、ご時世的なものもあり、さまざまな観点からリアルなキスはリスクも大きく、しかも舞台となると何公演も行われますよね。何だかこちらの方が、演者の心身が心配になります…
でね、私はレミゼを超久しぶりに観たので忘れていたのですが、やっぱりレミゼも「キスシーン」はあるんですよね。
で、どうなるかなとちょっと構えていたら、なんと…!!
手を相手役さんの頬に添えて、口元を隠して顔を近づけるあれ!!
もちろん、それで嘘っぽくて興ざめ、なんてことは一切なし!
とても上手に隠しておられたし、むしろ抵抗なく観られてノーストレス!
子役さんもご出演されている作品だし、本当、これがいい。
改めて他の作品も、この手法がいいのでは?と本気で思いました。
大好きなタカラジェンヌさんが、退団後に舞台上でキスシーンをされるのは「プロだから」と割り切りたくても、やっぱり観るのがしんどいし、何だか色々心配になります…。
改めて作品の素晴らしさを感じるとともに、そういった面でもレミゼって素敵だなぁと感じた観劇でした。
演者の方も、観客も、そういった面で「心がざわざわせずに済む」演出、そろそろ取り入れてもいいんじゃないかと強く感じます。
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