2024年の遠征記、4回に分けて綴っています(*^-^*)
TAKARA座を訪れてくださっている方なら、もうご存じだと思いますが…
この作品は、円盤化されていませんね…
なので、観劇した時の記憶とルサンクやプログラムだけが、この作品を残す術でした…
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そこに、嬉しいお知らせが(*’▽’)音楽配信が決定!!(;_;)
もう、この音源がどんなに有難かったか…!!
そんな幻のような作品、これまで以上に記憶の断片を残さねば…!と渾身で「BIGFISH観劇旅シリーズ」を5記事に分けて綴らせてもらいました。
たった1度の貴重な観劇、そして記憶に刻んだことを綴ったのですが、記事を通して多くの方々とこの作品を共有させてもらえたのも、嬉しいことでした(*^^*)
今回はその2、2024年6月【星組】東急シアターオーブ公演「BIGFISH」と日比谷編です。
目次
【東京・観劇旅1】星組『BIG FISH』観てきました!@東急シアターオーブ
目次
- 念願の「別箱公演」観劇が叶った…!!
- 長距離移動、真夏日の暑さ、さらにパワーあふれる渋谷!
- もはや「こっちゃん有難う、大好き」しか出てこない、宝物のような作品に出会った…!!
【東京・観劇旅2】星組『BIG FISH』感想:「礼真琴」の新境地
目次
- 青年期から老年期までを演じ切った、エドワード・ブルーム:礼真琴
- ビッグフィッシュのこっちゃんの「お芝居力」は群を抜いていた
- 礼真琴の「凄味」を感じた場面
- 旅立ちのシーンまで、そしてその後
- 心を感じさせるお芝居、それは礼真琴の真骨頂
【東京・観劇旅3】星組『BIG FISH』感想:礼真琴×Wウィル|極美慎&茉莉那ふみ
目次
- 本物の親子にしか見えない!礼真琴×ウィル:極美慎
- 男役として、「極美慎」のハードルをいくつも越えた!
- 顔がとにかくそっくり!そして、並びがよすぎる礼×極美
- とてつもなく、ダークシャツ×スーツが似合う極美慎
- ラストシーンまでの、怒涛のお芝居は涙が溢れた
- 巧すぎる!礼真琴×ヤングウィル:茉莉那ふみ
- 圧倒的、茉莉那ふみ
- こっちゃんとおふみちゃんのシーンで特に印象的だったのは…
- 礼真琴×Wウィルが見せてくれたもの
【東京・観劇旅4】星組『BIG FISH』感想:礼真琴×Wサンドラ(小桜&詩)でなければいけなかった理由
目次
- 弾けるような若さと繊細な歌唱|礼真琴×若かりし日のサンドラ:詩ちづる
- 詩ちゃんの歌に涙がこぼれた「時が止まった」のソロ
- 圧巻でも、とても自然|礼真琴×エドワードの妻サンドラ:小桜ほのか
- 小桜ほのかが「サンドラ」でなければならなかった理由
- パニエがたっぷり入ったワンピースが、いつまでも似合うサンドラ
- 音楽配信で残してほしい。「時が止まった」「屋根はいらない」
- 記憶の断片を、ビッグフィッシュへの想いを皆さんと残していけたら…
【東京観劇旅・完結編】礼真琴×下級生たち(私的MVPお2人と感動した餞シーン):星組『BIG FISH』
目次
- 礼真琴×下級生たちのお芝居が新鮮!
- ドン・プライス 蒼舞 咲歩
- 人魚 希沙 薫
- エーモス・キャロウェイ 碧海 さりお
- ザッキー・プライス 夕陽 真輝
- 魔女 都 優奈
- ジョセフィーン 星咲 希
- ジェニー(若かりし頃) 鳳花 るりな
- カール 大希 颯
- 看護師 星影なな
- 星組の層の厚さを感じた…!
「月城かなと」の余韻…:月組「衣装展」の思い出も
目次
- 月城かなとさんの余韻に浸る…
- 思い出の「月組ステージ衣装コレクションin日比谷シャンテ」
礼真琴さんの「お芝居」の集大成だったのかも…
「BIGFISH」の千秋楽から数か月後、2024年9月24日(火)に礼真琴さんの退団会見が行われました。
なので、観劇時はまだ、こっちゃんの退団を知らなかったわけですが、それでもこの作品に触れて、「あぁ、もうこっちゃんのカウントダウンは始まっているんだな…」と感じたことを思い出します。
一人の人生をこんなにも多彩に丁寧に描いた作品に、礼真琴さんが出会えたこと。
いつも、圧倒的なパフォーマンス、先進的な作品、天井知らずの歌の難しさ、現代性…宝塚歌劇の垣根を飛び越えることを求められていきた礼真琴さん。
だからこそ、心温まる青年期、壮年期、そして老年期を演じること、きっとこっちゃんの夢だったんじゃないかなぁと感じたんですよね。
この作品の中でも、もちろん涙が出るほど圧倒的な歌、ダンスもキレキレだったけれど、何よりも心に残ったのはその「お芝居」でした。
下級生時代から、歌もダンスもスキルの高いことで有名だったこっちゃん。
ですが、以前ご自身の中では、「お芝居」が課題だったことも話してくれていましたね。
でも、この作品を観て、礼真琴さんのお芝居の集大成は「BIGFISH」だったのかもしれな…と、今になると感じます。
ラストで旅立ちの時、こっちゃんが横たわり、左目から静かに涙を流している写真が、宝塚GRAPH1月号で掲載されましたね。あの写真に、全てが詰まっているような気がします。
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年老いて、静かに横たわり、男役も礼真琴も全てを脱ぎ去って、ただただ「エドワード」だった。
一人の舞台人として、そこに存在していた。
それでもなお、魅力に溢れていた礼真琴さん。
この作品に触れられたこと、心から幸せでした。
返す返すも、円盤化がないことが惜しいですね…。
けれども、記憶の断片を集めた記事が、ほんの少しでもあの素晴らしい「BIGFISH」を想い出す、またその世界に触れる一助になれば嬉しいです(*^-^*)
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