「大好きなタカラジェンヌ」をどう見送るか…

「元」雪組トップスター彩風咲奈さんの退団から一夜明けて、タカラヅカニュースで千秋楽の様子、そしてサヨナラショー、大階段の挨拶、記者会見、組子に東京宝塚劇場を見送られるまでをダイジェストで観て、やっぱりほろりと涙がこぼれました。

ことなこファンの私でこんな感じなのだから、咲ちゃんや退団者の方々のファンの皆様は、今どのようなお気持ちでしょう。

抜け殻のようになっておられるのでしょうか…

それとも、やりきった!という清々しさに溢れてるおられるのでしょうか…

それとも…人それぞれの、今のお気持ちがあることでしょう。

目次

本当に清々しかった、彩風咲奈さんのご卒業

咲ちゃんの挨拶は、やっぱり文面で見るよりもずっと、映像で、咲ちゃんの声で聞く方が何倍も心に迫るものがありました。(ひまりちゃんの挨拶も泣いた)

でも、咲ちゃんは涙を流すことなく、本当に清々しく輝いていて、あぁ本当に咲ちゃんは「やりきった」のだなぁと見ているこっちが元気をもらう感じでした。

バトンタッチできる人が、朝美絢さんであること。そして共に走ってきた夢白あやさんがそのお隣に居ること。

さらには、縣千さんや華世京さんなど、咲ちゃんの系譜を継ぐ男役スターも着実に育っている。

咲ちゃんがあんなにも満たされた表情で「つなぐことができた」と話してくれていたことが、今の雪組を象徴しているようで胸がいっぱいになりました。

やっぱり、トップスターが「安心して退団できる」と思えるタイミングは、信頼できる誰かが「バトンをつないでくれる」と確信できた時なのかな。

大好きな礼真琴さんと舞空瞳さんが退団を控えているので、咲ちゃんの退団を見ながら時折、近い将来やってくる「その日」を重ねたりもして、自分自身がどう見送るのかを考えたりもしました。

ふと、2015年の5月を思い出す…

ちょっと、個人的な昔語りをしてしまいますが…

トップスターの大ファンになった最後は、柚希礼音さん。

ちえさんが退団した2015年5月10日。

そのころの私は、自身のライフイベントでとにかく多忙を極め手一杯状態。地元に柚希さん率いる星組が来てくれた時に観劇できたものの、今のように遠征は考えられない状態でした。ですが、LIVEビューイングは観られたと記憶しています。

だから、ある意味、少し冷静でいられたのかな。退団公演のチケットが取れるか、遠征の交通機関や宿泊先の予約は希望日に取れるか…などにやきもきすることもなかったです。

ただ、とにかく退団に向けて発売された写真集や書籍などを購入して熟読して、スカイステージなどの映像を録画しまくって名残惜しくカウントダウンをしながら、退団を見送りました。

下級生時代の礼真琴さんと邂逅

それから、次に大好きになったトップスターが礼真琴さんだったこと、最近すごくしみじみするんですよね。

手元には、柚希さん時代のプログラムや書籍がたくさん残っていて、ページをめくると下級生時代の礼真琴さんが掲載されてるんです。今でも時々、懐かしくなって見ることもあります。

あの時柚希礼音さんが繋いだ星のバトンが、巡り巡って礼真琴さんに引き継がれ、そしてまたあの時と同じくらい、私はこっちゃんが大好きになって宝塚を好きで居られている。そのことに、感慨深くなったりもして

柚希さんの時は私なりにはファンとして完全燃焼したつもりだったけれど、やっぱりさまざまな条件が重なって1度も「退団公演」を観劇できなかったことは心残りでした。

映像ではそれこそ、Blu-ray擦り切れるくらいちえねね時代の作品観てきたけどね。結局、博多座公演のロミジュリ、ノバボサ&めぐ会い、REON2の3度の観劇以来、現役中に生観劇はできなくて、タカスぺのLIVEビューイングも当選したのに急遽行けなくなったのも苦い想い出です。

あれから10年後、礼真琴さんを見送る…

それから約10年後の2025年、礼真琴さんの退団公演が行われます。

柚希さんの時代には叶わなかったけれど、礼真琴さんの時代には(チケット争奪戦だと思うけれど)…

今度こそたった1度でもラストデイでなくてもいいから、退団公演を生観劇して大好きなこっちゃんを見送りたいな。同じ空間を共有して、自分なりに「今まで有難う」を拍手で笑顔で(涙で)伝えたいです。

なんて、色んな気持ちが駆け巡った、咲ちゃんの清々しい退団の姿でした。

ファンとしての完全燃焼の方法も感じ方も、本当に多彩。

皆さんは、これまで大好きなトップスターやタカラジェンヌさんを、どんな風に見送られてきたのでしょう。

宝塚って本当に人の数だけ、見送り方がありますね。

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宝塚ファン歴20数年、福岡在住、このブログを運営しているnaomiです。

このブログは、アメブロで2011年に開設した「TAKARA座」を前身として、大好きな宝塚のこと、これまで観劇した作品について語っています。

筆者の詳しい自己紹介はこちら→https://takaraza.com/profile

コメント

コメント一覧 (2件)

  • naomiさま
    こんにちわ。ブログ、楽しく拝読してます(⁠^⁠^⁠)
    日々有難うございます。

    言葉選びに愛や温かさを感じる記事でした
    私は年齢を重ねてからの初観劇から11年程になりますが、最近、初めての「推し」が出来て、まだまだ先はあるのに、今から退団の日を想像して泣いてしまっております。
    特に宝塚は唯一無二の有限の美学がありますし。
    それにしても「推し」が出来るとエネルギーを使うのですね。自分に呆れていますが、推し活をされている方々の気持ちが少しは分かった気がします。そこに向かって「毎日の仕事や家事育児を頑張る」の意味を理解すると、人に優しくなれる気もします。

    宝塚って本当に人の数だけ、見送り方がありますね。
    naomiさんの言葉にしみじみしながら、冷静さを忘れずに愛情をもって、軍資金が少ない私なりの推し活をしていきます。
    「ファンは自分の鏡」と彩風咲奈さんが仰てました。深く同意です。背中をシャンとする力も推しさんから頂けますね。

    • はるみさん、コメント有難うございます(*^-^*)
      言葉選び、ブログの事、そんな風に受け取ってくださってとても嬉しいです。
      はるみさんのコメントからも、私は温かさやお人柄を感じました。
      はるみさんは「初めての推しさん」が出来たのですね!どなたなんだろう?とっても気になります(*^^*)

      「冷静さを忘れず、愛情を持って」「背筋をシャンとする力」って素敵な言葉です。
      大好きなタカラジェンヌさんに会いたい!と劇場に足を運ぶまでには、さまざまな調整が必要ですよね。
      でも日々のあれこれを頑張る原動力を「推しさん」からもらえるお気持ち、すごく分かります!
      書籍やスカイステージなどを見ていると、タカラジェンヌの皆さんもその気持ちをよく理解していらっしゃるんだろうな、と感じることが多々あります。
      観劇回数や方法ではなくて、結局自分が納得できて、気持ちよく「推し活」できることが大切なんだなと思います。
      またぜひ、ブログに遊びに来てくださったら嬉しいです(*^^*)

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