昨日、8月8日(木)の夕方頃、宮崎県日向灘を震源とする、震度6弱の揺れを観測するマグニチュード7.1の大きな地震がありました。
私の住む地域でも、何となく体感する程度ですが揺れがありました。皆さまのお住まいの地域では、どうだったでしょうか?
けたたましく携帯の緊急地震速報が鳴り響き、「大きな揺れが来ます!!!」というあのメッセージ表示とともに、サイレンのような爆音、何度聴いてもなれませんね。
もう、その音にびっくりしてしまって…!!
ですが「これから揺れが来るかも」という心の準備ができるのは有難いです。
宮崎県を中心としてこの地震で被害に遭われた方に、お見舞い申し上げます。TAKARA座を宮崎をはじめ、揺れが強かった地域でごらんくださっている方もいらっしゃると思います。どうぞ、安全第一でお過ごしください。
これから余震や、大きな地震への懸念も広がっていますね。
私も、改めて防災意識を高めねば、と思わされました。
この地震で、思い出したことがあります。
それは、私が初めて「宝塚歌劇中」に地震に遭った時のこと。
2016年、月組全国ツアーで福岡市民会館での観劇中のことでした。演目は、『激情』—ホセとカルメン—とファナティック・ショー『Apasionado(アパショナード)!!III』です。
その時のことは、この記事に詳しく書いています。
地震はどの場所であっても恐ろしいものですが、「古いホール」で地震に遭うというのも本当に怖いものでした。
これまで、宝塚の全国ツアーが何度も行われてきた福岡市民会館は、昭和38年(1963年)10月に開館した今年61年を迎えるホールです。
※現在、「福岡市民会館」に変わる「福岡市民ホール」が建設中です。完成後、60年にわたり愛されてきた「福岡市民会館」は取り壊されます。
この福岡市民会館での全国ツアー公演、年に数回しか地元で観られない宝塚にワクワクしていた私…!
ですが、お芝居が終わり、いよいよお楽しみのショー『Apasionado(アパショナード)!!III』、当時次期トップスターの珠城りょうさんの登場シーンでちょうど地震が始まったのです…。
さっとあのマントが引かれたらスパンコール輝く超絶カッコいいマタドールの衣装に変わる、あのシーンです!!
グラグラとした揺れが続く場内でしたが、客席でも誰一人取り乱すことなく…地震の驚きからでしょうか、場内はシーンと静まり返っていて。
そして舞台上の珠城さんは、あの「大きなマント」に身を包んだまま、微動だにせずただ静かに立っておられました。
この時、珠城さんの舞台人そしてトップスターとしての強い覚悟を感じ、就任間もない時期でありながら、なんと肝のすわったどっしりとしたトップスターなんだろうと感じたことを、ふと思い出しました。
先日、星組「BIGFISH」を初の東急シアターオーブで観劇することができたのですが、その時、開演前の劇場アナウンスで(劇場の方のアナウンスだったと思います)「この建物は高い耐震性能がある」といった案内があったと記憶しています。
開演前に、わざわざ「劇場の耐震性」をアナウンスする劇場は初めてだったため、やはり東京の劇場はそういった部分にも配慮されているのだな、と印象に残っています。
これまでも、そしてこれからも…。
建物の耐震性はもちろんですが、スムーズな避難や避難後の待機場所、その後の交通機関やライフラインなど、改めて災害時に意識を向けた事前準備は必要だと思わされた昨日の地震でした。
また今日は、同じ九州である長崎県の原爆の日。
8月は、改めてこうして宝塚への愛を語ったり、日常生活を送れたりすることに感謝をする瞬間が多くあります。
今も、宝塚歌劇は東西で公演中です。宝塚歌劇の歴史の中には大地震の経験、そして復興も含まれています。
しばらく余震の不安も拭えませんが、改めて「安全第一」で公演が行われますよう、また今後も地震による被害が広がりませんように心から願っています。
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コメント
コメント一覧 (2件)
宝塚は、しぜん災害にはうちカッてますな。音月さんや真飛さんのときは東北大震災になりましたし、だからしぜをさいがいには強いなあ、今度また宙組に、あったこと、が、起きたらもう信用なくなりますな、
宝塚は、多くの自然災害を乗り越えて今がありますね。
その時々に宝塚歌劇団に在籍していた方々、とりわけトップスターさんのご苦労は相当なものだっただろうと想像します。
公演中の地震は、とても怖いものでした。
安全第一で公演が行われること、それは多くの方々の尽力によるものだ改めて感じますね。