珠城りょうさん,  愛希れいかさん

忘れられない珠城りょうさん最高のショー作品:『Apasionado(アパショナード)!!III』@福岡市民会館

このところ、「退団」という言葉がずっしりきます。だから、愛月ひかるさん以外の方の「退団」もより重みを感じるように…

珠城りょうさんの退団までは、本当にあとわずかとなりました。

私が珠城さんトップ時代の舞台を生観劇したのは、博多座と全国ツアー福岡市民会館公演。

その他、映像ではたくさんの作品を観てきました。

そのなかで、私のなかで最も心震えて最高だと思っているショー作品は…

『Apasionado(アパショナード)!!III』

もともと『Apasionado(アパショナード)!!』が大好きだったのですが『Apasionado(アパショナード)!!III』がもしかすると『Apasionado(アパショナード)!!』シリーズのなかで一番好きかもしれない…というくらいに大好き!キャストと演出(構成が良すぎる)がばっちり合っていてこの作品を生観劇できたことを幸せに思います。

先日、スカイステージでも放映されました。改めて映像でみても、もう目が離せなくて…

とにかく「たまちゃぴ」が最高過ぎる!!!!!!

溌剌とそしてとんでもない実力とオーラで舞台上を駆け巡る愛希れいかさん

そしてそれに呼応するように、熱くそしてどっしりと愛希さんを受け止め輝く珠城りょうさん。

トップコンビの相性のよさをビシバシ感じて、もの凄く胸ときめく素晴らしい作品。

忘れられない珠城りょうさんの「覚悟」の姿

この作品が忘れられない理由は、作品の素晴らしさだけでなくもうひとつあります。

これは、私にとって今も思い出深いエピソード。

この全国ツアーは2016年4月の公演でした。わが地元福岡市民会館が、全国ツアー公演千秋楽の地。

熊本で大きな地震が起こり、やはり福岡でも余震が続いていたころだったと思います。

私が観劇した日は千秋楽の前日だったと記憶していますが、この日私にとっても初めての経験があったのです。

それは、公演中の地震。とても古い福岡市民会館ホール内での地震でした。

ミュージカル・プレイ『激情』—ホセとカルメン—の興奮冷めやらぬ2幕目、休憩を終えて大好きなショーの幕開けをわくわくしながら待っていたところでした。

ついにショーの幕開け!『Apasionado(アパショナード)!!III』がはじまり、珠城りょうさんが大きなマントに身を包み登場!!!

その時…グラグラとゆれる場内!地震が起こったのです。

場内は一気にざわつき、音楽も止まり私も一瞬動揺しました。

でもここで慌ててはいけない!ドキドキしながらじっとしていると、しばらくすると揺れがおさまりました。

ほっとして我に返りステージ上を観ると…

珠城さんはステージ上にただひとり、マントに包まれたままじっとされていたのです。

アパショナードの冒頭、偶然ステージ上に珠城さんおひとりだけで立つシーン中に地震。身動きもとれない装置のようなマントのなかで、慣れないホールで、ただ一人舞台上で…

でも慌てる様子なく、そのような時でもしっかりとステージの真ん中に立っておられました。

地震のショックでシーーーンと静まる場内。

私、その珠城さんの姿に感動してしまってぐっと込み上げるものがあって…

はっとして自分一人だけでも…と夢中で大きく大きく拍手しました!

手が痛くなるくらい、大きく!珠城さんへ気持ちを届けたいと一心に!

気が付くと周りの方たちも拍手をし始められ(;_;)、その拍手は一気に広がり福岡市民会館中に響き渡った。

その拍手を、やはり身動きのとれない大きなマントのなかで受けながら、珠城さんはゆっくりと頭を下げられたのです。

それと同時に、舞台は一時中断、幕が下ろされました…幕が降りきるまで珠城さんは頭を下げられていたように見えました。

この時、珠城さんの舞台人としての、そしてトップスターとしての強い覚悟を見た気がしました。

なんて肝のすわったどっしりとしたトップスターなんだろう。

ご自身も余震の不安があるなかでの公演だったことでしょう。

慣れ親しんだ劇場でも怖いものでしょうが、こんなに古くて宝塚から離れたホールで公演中に地震…

それでも、珠城さんは慌てることなくステージの真ん中にしっかりと立っていた。

その姿に感動が押し寄せてきて、舞台が再開するまでの間もずっと込み上げるものがありました。

気迫に満ちたApasionado(アパショナード)!!III

幕が上がり『Apasionado(アパショナード)!!III』はもう一度、最初の場面から再スタートしました。

どのシーンも気迫に満ちていて、絶対に公演を成功させる!やり切る!というトップコンビの頼もしさ、そして月組キャストの皆さんの輝きがもの凄くて!

タカラジェンヌって、こういう時に本当に強いものなんだなと感じました。

皆が不安で大変で、そんな時こそ、誰よりも笑顔で力強くて輝きを放って!!!

それは、強い意志があるから。愛と夢と希望を届けるのがタカラジェンヌの務め、そう珠城さんがこの公演の千秋楽の挨拶で語られていたように、それを体現されていたんですよね。

歌もダンスも作品自体の構成も、もう最高!最高にかっこよくてアグレッシブで美しくて…

愛希れいかさんの美しさ、伸びやかな歌声、しなやかでクールなキレのあるダンス!カッコ良すぎる男前な娘役が似合いすぎていてこの作品で大ファンに♡

珠城りょうさんの雄々しさと地鳴りのように響く重低音の歌声、愛希さんを大きな懐で受け止めるかっこよさ!愛希さんとコンビで歌い踊ることでよりその包容力を発揮されて素敵に輝いていました。

そして、月男も月娘もとにかくカッコいいのよ!

特にパレードに至るまで、月娘役さんのキリっとしたカッコよさがたまりませんでした(*’▽’)

月娘はやっぱりこうでなくちゃ!

このショーでの媚びないカッコいい娘役女役の魅せ方は、月組らしさに溢れていて最高でした。

珠城りょう×愛希れいか最高のショー

珠城りょう×愛希れいかトップコンビ作品は、本当に素敵なものばかりなのですが、そのなかでもショー作品だけで考えると、この『Apasionado(アパショナード)!!III』が最高だったと私は今も思っています。

おふたりの個性と実力が存分に発揮されて、さらにそれが増幅していく感じ。

なんていうのかな、足し算じゃなくてかけ算で魅力が広がっていくのを体感したのです。

それに引っ張られそして二人を支えて、月組キャスト全員がどんどん引き上げられキラッキラに輝いていた!

珠城りょうさんのラストデイが近づくなか、今も公演をすることが奇跡的なくらい大変な状況が続いていますよね。

でもこの時おっしゃっていた「愛と夢と希望を届ける」

あの時のままそれを今も守り貫いていらっしゃる珠城さん、本当に素晴らしいと思います。

ラストデイはライブ配信で、私もその雄姿を見届けたいと思います。

そしてあの時みたいに…画面の前からだけれど大きな大きな拍手を送ります!!!

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宝塚ファン歴20年、福岡在住、このブログを運営しているnaomiです。 このブログは、アメブロで2011年に開設した「TAKARA座」を前身として、大好きな宝塚のこと、これまで観劇した作品について語っています。 筆者の詳しい自己紹介はこちら→https://takaraza.com/profile

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