感涙!和希そらディナーショー『Vie.』感想:ライブ配信を視聴して

退団を控えた和希そらさんのたった一夜だけの、スペシャルなディナーショー『Vie.』

ライブ配信で、最初から最後までじっくり観させてもらいました…!

ライブ配信の予定欄には「1時間」程度の上演時間だと書かれていたので、やっぱりディナーショーだから短めなのかなぁ…と思っていたら、なんのなんの…!気づいたら2時間近く時間が経っていました( *´艸`)

すごい!そらくん、ぶっちぎりでサービス満点でやりたいこと、ファンの方たちの願いを叶えてくれたのですね。

そらくんはのステージは、とにかく本当にクオリティが高くて、何より楽しそうでした…!共演者である華純沙那さん(まるちゃん)の新たな魅力に気づくことができたり、元星組の咲城けいさん(さんちゃん)の伸び伸びと舞台を楽しむ姿が観られたりと、見応えたっぷりのスペシャルなひととき。

セットリストだけではなく、お衣装もバリエーション豊富でどれも宝塚らしさに+センスも感じられて素敵でした。

そらくんが大好きなクリスマスイヴ、ギリギリ滑り込みセーフでライブ配信を観られたお陰で私にとっても本当に素敵な時間になりました。

目次

和希そらディナーショーで「特に」よかったのは…

私は、そらくんの作品を全て観れてはいないので、正直曲名が全部は出てきませんでした。それでも、「聴いたことある!」「知らないけれど、凄くいい!」そんな新鮮さもあって、あっというまの時間だったなぁ(#^.^#)

特に印象に残ったのは、やっぱり中盤のダンスパート…!

ブルーノ・マーズの曲かな?に合わせた、超パワフルなダンスはそらくんの真骨頂…!こういうタイプの抜け感のあるダンスは和希そらさんが得意とするところですよね。SHUN先生の天才的な振付がめちゃくちゃにかっこよくて、それを完璧に踊りこなすそらくんのダンスに思わず声が出るほど感動…!!(;_;)

踊り切った後、3人共隠さずに膝に手をやり「ぜーはーぜーはー(*´Д`)」してたのが、凄く自然でほほえましくも、本当にハードなんだなぁ(‘Д’)とやりきったことに尊敬の念が湧いた!!

ほかにも印象にのこった曲はこちら!

  • エリザベートから『キッチュ』:余裕があって、カッコ良くて粋、配っているブロマイドを「そんなにありませ~ん!」とちょっと意地悪な物言いもルキーニらしくて( *´艸`)こんな大人の男性も無理なくハマる和希そら!
  • エルクンバンチェロ:そらくんがずっと歌いたかった曲なんだって!宝塚の名曲中の名曲。もう、巧すぎて笑いが出るほど!どれだけ歌い込んだのだろう…歌とダンスのキレッキレ具合が素晴らしすぎました!
  • 赤い鳥逃げた:あの中森明菜さんの名曲のカバーではないですかっ!歌詞は違いますが、新たな名曲としてそらくん色に染め上げていました。そらくんの歌声で上書きされたくらい、自分のものにしてた!
  • 曲名はわからないのですが、おそらくモーツァルトの曲?:まるちゃんとのデュエット曲がすごくよかったなぁ。なんか、作品は観ていないのに1曲の中にストーリーが見えた。

和希そらの本領発揮…!サヨナラショーのような極上の構成

演出家の野口先生が、「(和希そらさんのディナーショー)やりましょうよ!僕できますよ!」と名乗りを上げてくれたのだそう。もしかしたら、イレギュラーなスケジュールと急遽決まった感もあったのかもしれません。そらくんほどの逸材なら、絶対ディナーショーやるべき!っと私も思いますが、やはりこのような状況下での開催は簡単なことではなかったのでしょう。

さまざまな報道が溢れていて、(内容を詳しく見ていないこともあり)何が真実で何が偽りなのか私には判断できません。ですが、この作品を純粋に観て、野口先生の「男役、舞台人、和希そら」への(彼女の才能への)リスペクトと愛はひしひしと感じました。

「私が愛する」宝塚歌劇をよろしくお願いいたします

和希そらさんも、「私は宝塚を卒業しますが、私が愛する宝塚歌劇をこれからもどうぞよろしくおねがいします」(ニュアンス)と、挨拶の時に曇りなき心で語ってくれていたように思います。

思うことは、言葉に出来なくてもたくさんあると思います。でもそれでも、宝塚への愛だけはしっかりと残していってくれました。いい意味で嘘のないクールなそらくんの言葉だからこそ、心にぐっときたなぁ(/_;)

そらくんだけの羽根を背負って、新しい「そら」へと…!

そらくんは、本公演はもちろん、このディナーショーにも全力を尽くし、宝塚でやりたかったことの多くを叶えてくれたのかもしれない…。

そう思えるほど、極上のセットリスト、構成。そらくんは、納得してこの先の「そら」を目指して爽やかに羽ばたいていくんだなぁと凄く感じました。

ステージ上の中央(背景)に、『Vie.』(人生)というタイトル、片羽根のモチーフが掲げられていたんですよね。

この羽根が暗いステージ上で美しく光るのですが、そらくんが「0番」に立つとまるで羽根を背負ってるみたいに見えるの。私、それ見てなんか凄くぐっときて涙がじわっときた…。

そらくんが背負った羽根。大きくて美しくてどこまでも飛んでいけそうでした。

これからも、そらくんは自分らしく、そらくんにしかできない表現を続けていってくれることと思います。

それをそっと見守りたいなぁ、そう心から思った「儚く美しすぎる聖夜のディナーショー」でした。

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宝塚ファン歴20数年、福岡在住、このブログを運営しているnaomiです。

このブログは、アメブロで2011年に開設した「TAKARA座」を前身として、大好きな宝塚のこと、これまで観劇した作品について語っています。

筆者の詳しい自己紹介はこちら→https://takaraza.com/profile

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