蘭寿とむさん:組子を「伸ばす」トップスターの姿

蘭寿さんの退団が決まった時、その会見では、「やりきった!」という清々しさと幸福感が満ちていました。本当に素敵な笑顔(*^^*)

蘭寿さんが下級生時代、初めて観劇した時には何の演目だったか思い出せませんが、「可愛らしくてちょっとおっちょこちょいなお役がとっても似合う方だな~」なんて、今のお姿からは想像もできないような感想を持ったことを思い出します。とにかく「愛されキャラ」が、とても似合う方だという印象(*‘∀‘)

「カナリア」や「逆転裁判」など、蘭寿さんが活躍する作品を映像で観て、どこかにキュートな魅力を残した独自の男役像がある方だなと思っていました。


トップになられてからは、ダンディーな大人の色香を漂わせ本当トップとして円熟されていきましたね。


トップ就任後に生の観劇ができなかったことは残念ですが、「温かいお人柄が滲み出たようなお芝居」「キレのある男役としての色気がムンムンの熱いダンス!」など、映像などからその魅力を感じていました。

スカイステージなどでトークされている様子を拝見すると、本当に温かい方だと思います。

人の気持ちになって考えられる、気配りが素晴らしい優しい方。


宝塚という切磋琢磨しながら、皆がしのぎをけずっている世界で、ほんわかした、心をほっとさせる雰囲気をいつの時も保ち続けていらっしゃることがとても素敵だと思いました。


それをとても感じたのが、同期である壮一帆さんが雪組トップになられた時のこと。ステージ上で花組皆の気持ちを代弁して、壮さんへ最高の祝福の言葉を贈られたのです。長い道のりを経てトップスターに上りつめた壮さんのトップ就任を、誰よりも喜ばれていたのかもしれませんね。

ほかにも千秋楽では、退団者が挨拶をされた後の蘭寿さんのお言葉にいつも感銘を受けていました。


ひとりひとり、蘭寿さんの言葉で退団者の方の素晴らしいところを丁寧に温かな言葉で話されるんですよね。これは、きちんとひとりひとりと向き合っていないと出てこないと思います。

私事になりますが、長く勤めた会社を結婚で退職する時、私が挨拶をする前に、上司が会社の皆さんの前で私のことを語ってくださいました。
「自分の仕事ぶりをこんな風に思っていてくれたんだ」と知ることができて、嬉しかったのを思い出します。

ふだんはなかなか聞けないことを、門出の時に語ってくれる。それは、どんな人でも嬉しいものなのではないでしょうか。

蘭寿さんは宝塚という世界においても、きちんと組織の「人の上に立つ者」として大切なことを理解し、実行されてきた方ではないかと思います。



自分の姿を見せて引っ張るだけでなく、気配りを忘れず、人への感謝を忘れず、まわりの人をのびのびとさせ、実力を発揮させる目に見えないパワーがある
!私には、そう感じられました。

そんな素晴らしいトップさんが退団されてしまうというのは本当に残念だなと感じたことを思い出します。でも、蘭寿さんの宝塚への組子への想いは、今も宝塚に脈々と受け継がれていることでしょう。

宝塚を彩った方々の想いを受け継ぐ…これが、宝塚の美しさや魅力のひとつなのかもしれませんね。

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宝塚ファン歴20数年、福岡在住、このブログを運営しているnaomiです。

このブログは、アメブロで2011年に開設した「TAKARA座」を前身として、大好きな宝塚のこと、これまで観劇した作品について語っています。

筆者の詳しい自己紹介はこちら→https://takaraza.com/profile

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