宝塚トップスター→「女優さん」を受け入れられるまで

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真琴つばささん


私が、宝塚という世界を深く深く愛する きっかけとなった、私にとって本当に大きな存在の方です。

2001年7月に宝塚を退団されてから今年で約20年。
すごく長い時間のようだけれど、真琴さんの大ファンで過ごした あの頃のことは今でも鮮明に思い出せます。


初めて、舞台上に登場したお姿を観た時に、どうしようもないくらい涙が止まらなかったこと… (LUNA/BLUEMOONBLUEでした。明日海りおさんは、この2作品を観て宝塚受験を決意されたそうですね!)


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私は、当時20歳でした。 

1997年 -『EL DORADO』 から 2001年 『愛のソナタ/ESP!』  までの4年間、東京宝塚劇場こけら落とし公演や、海外公演を含め 本当に全力で、そして最後の最後まで完全燃焼されたトップスター「真琴つばさ」さん。海外公演の主演も務められ、その架け橋として大活躍!民放番組にも積極的に出演され、まさに宝塚の「広告塔」として、こちらでも架け橋となられました(#^.^#)

様々なタイプのトップさんがいる。
若くして、早くに大抜擢をされる人。
実力も経験も十分に積んで、満を持してトップになる人。
早くからトップの片鱗を見せ、期待されている人。
努力して努力してトップになる人。


真琴さんは、順風満帆にトップになられたタイプではなかったと思います。
でも、年を経るごとに「トップオブトップ」という最高の呼び名で呼ばれるほど、この上もなく光り輝いていた!!今、真琴さん時代の月組作品を観ても、本当にぐっと引き込まれる、得も言われぬ魅力を感じてしまうんです!

でも退団後、実は真琴さんの舞台などをあまり観にいくことがありませんでした。今に比べて、私も「宝塚トップスター→女優さん」の受け入れ体制がなかったのです。


やっぱり、「宝塚男役トップスター真琴つばさ」 男役の真琴さんにどうしようもなく惹かれ、その姿を懐古してばかりだったのです。


でも心の中では、ずっと応援していました。
バラエティ番組などでそのトーク力を発揮していらっしゃるのも 真琴さんの持ち味!それも素敵なこと。 そうわかっているのに…

やっぱりあの頃の真琴さんを知る自分には 、いつか「真琴さんにしかできないかたちで 活躍して欲しい。」そんな想いを密かに持っていたのです。


女優さんとか、歌手とかタレントさんとか、 そういったくくりだけでは収まらないのでは? いつも思っていました。

退団後間もない頃は、真琴さん自身もその溢れる才能と努力で積み上げた実力を どのように世の中で生かしていこうか…と ずっと模索されていたのではないでしょうか。

そんな時、ある昼ドラマの主役に抜擢された真琴さん!


「七人の敵がいる」


小学生の母親役、そして敏腕編集長のキャリアウーマン ふたつの顔をもつ役がめぐってきたのです!


始めは、女優さんとしての真琴さんをあまり観た事がなかったので ドキドキしていましたが、1週間ほど観ていくうちに 何だか、わくわくする気持ちが湧いてきた私!あれ?女優さんの真琴さんにわくわくしている!!!


もっともっとこれから、真琴さんにしかできないような役を たくさん観てみたい!!

私の心は自然とシフトしていました。女優さんとしての真琴さんもやっぱり素敵だ!!そう実感できたのです。

自然に、さりげなく深いお芝居をされる女優さんはたくさんいらっしゃいます。
でも、真琴さんのように喜怒哀楽がダイレクトに伝わって そこに+αの温かみ、優しさ、そして男前な部分が加わる 独特の演技スタイルって他の女優さんにない魅力なんじゃないか!女優さんとして真琴さんの魅力を感じたのです!


初めてこのドラマで真琴さんを知った方もたくさんいらっしゃると思います。
なので、ちょっと迫力に押されちゃうかもしれませんが (#^.^#)でも、そのままでいいんです!それが、真琴さんの魅力!! 男役時代のしぐさやしゃべり方がそこかしこに見えるのがすごくイイ!! 新たな世界で全力投球している真琴さんを観ていたら、 自然と心からのエールを送りたくなりました!


そして、息子への優しい母性を感じる表情。
初めてみる真琴さん。進化し続けていらっしゃるんだなと感じます。
真琴さんの舞台を観たことがない夫も、録画したものを いつしか一緒に楽しみに観るようになりました(*^^)v

これが、宝塚を退団されて10年の頃でした。


私にとって長かった~。10年。
でも、舞台活動とはまた別に、こういったドラマや映画などでの当たり役に どんどんめぐりあって欲しい。そう感じたんですよね。 これまで以上に、宝塚時代も含めて、たくさんの人に真琴さんの魅力を知ってほしい! 女優さんとしての真琴さん素敵!! 20年経った今は、そう心から思います。

思い入れがあるタカラジェンヌさんであればあるほど退団されると、「 懐古の気持ち」が強くなる。


でも、どんなカタチであれ、またその後を応援したい気持ちだって強い!! それがやっぱりファンの気持ちなんですよね。

今は、ドラマ、映画、舞台、そしてバラエティとやはりマルチに活躍する「大御所」感も漂わせる真琴さん。大人の魅力を漂わせながらも、芯のブレない姿が素敵です。

宝塚トップスター→女優さんを受け入れるまで…私は10年かかりました。でも、その後大好きになったジェンヌさんたちは、退団前と退団後を大きく隔てる壁が私の中でフラットになってきた気がします。

それは、もしかすると「退団後の姿」をSNSなどで頻繁に触れられる時代になったからかも。いずれにしても、やっぱり応援したい気持ちは変わらない!

カタチは変われど、きっとその「想い」は同じなんだ!そう思います(*^^)v

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宝塚ファン歴20数年、福岡在住、このブログを運営しているnaomiです。

このブログは、アメブロで2011年に開設した「TAKARA座」を前身として、大好きな宝塚のこと、これまで観劇した作品について語っています。

筆者の詳しい自己紹介はこちら→https://takaraza.com/profile

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