「雪の王子」彩風咲奈と、「星の王子」礼真琴

彩風咲奈さんのリサイタル、『ALL BY MYSELF』－BLOOM’S COLORFUL MEMORIES－が始まりましたね！

今日、タカラヅカニュースで、ようやく初日映像を観ることができました(*’▽’)

彩風咲奈の「思い出」が詰まったリサイタル！

発表があってから、期待が高まっていた咲ちゃんのコンサート。

雪組トップスター、彩風咲奈の名場面を中心に構成しつつ、新たな可能性を模索する、2幕構成のストーリー仕立ての、エモーショナルかつノスタルジックなリサイタル。
郊外に建つ歴史あるレヴュー劇場スノー・ガーデン・シアターの楽屋を、編集者が訪れる。ミスター・ブルーム（彩風咲奈）の回顧録を出版するためである。
劇場のトップスター、ミスター・ブルームはまもなく休暇を取り、長い旅に出かけるという。
彼は世界中のさまざまな役を演じた。シェイクスピアの名作の主人公、ギリシア・ローマ時代の英雄、アメリカのギャング、カリブの海賊、日本の漫画の主人公……。
しかし、ただひとつ演じたことのない役があった。
……彼自身である。
旅立ちの前に、彼の辿った道のりを聞かせて欲しいと懇願する編集者。
やがて彼の一代記が始まる。
色とりどりの楽屋の衣装を着替えながら、ブルームは思い出の欠片（かけら）を演じて行く。
誰もが順調な道を予想した若き日の彼。
しかし、それはスポットライトに照らされた輝く笑顔とは裏腹の、血と汗と涙の日々だった。
彩風咲奈の舞台生活の軌跡と、ブルームの一代記を二重写しにしたような、メタシアター的なリサイタルにご期待下さい。 

宝塚歌劇団公式ホームページ
彩風咲奈ドラマティック・リサイタル
『ALL BY MYSELF』
－BLOOM’S COLORFUL MEMORIES－作品紹介より

野口先生らしい、何ともタカラジェンヌへの愛に溢れた緻密な構成によるリサイタル…！

初日映像を観た感想は…

なんか、凄くいい…(/_;)

ダイジェストで駆け足で観ただけでも、グッと込み上げるものがありました。

咲ちゃんがこれまで出演してきた曲が満載！

やっぱり私が咲ちゃんでパッと思い出すのは、フットルースのジーター、るろ剣の斎藤 一、シティハンターの冴羽 獠かなぁ。どれもそれぞれの咲ちゃんの学年に合わせて、カッコよかった…！

温かくて、思い出がいっぱいに詰まっていて、それでいて咲ちゃんはもちろん、キャスト全員が本当に楽しそう…！

皆さんイキイキと楽しそうに舞台に立っていて、さきちゃんも心の底からこの作品を、この空間を楽しんでいるのを感じました(;_;)

通常の公演では、なかなか咲ちゃんとマンツーマンで組むことのない男役さん、娘役さんとのデュエットやダンスも見応えがあって、皆にスポットが当たるのがとてもよくて(*’▽’)

咲ちゃんが、さらに大きく全体を包み込んでいるような雰囲気に感動したなぁ…！

トップスターさんの近くでこうしてがっつり組むことは、雪組生の皆さんにとってとても貴重な経験でしょう。そういう機会をたっぷり作りながら、咲ちゃん自身の歴史や魅力をどんどん開放している構成で、すごくいいなぁと思いました。

なかでも、やはり期待のホープとして知られている音彩唯さんのブルーのドレス姿（ちらりとしか映らなかったけれど）は、ハッとするほど迫力がありました。

咲ちゃんと諏訪さきさんの「アンフェア」の歌も相変わらずよかった…！

華世京さんは、どこに居ても目を惹く存在感！優しい穏やかな笑顔が印象的です(*^^*)

やっぱり、さすがです。野口先生！！咲ちゃんはもちろん、皆が輝くリサイタルをつくってくださいましたね！

日替わりで歌唱する楽曲があるっていうのも新しい(*’▽’)
第2幕S4A「STRIPE MEMORIES」
●パターン（1）♪Dance With Me 『ジャンクション24』より
●パターン（2）♪Luck Be A Lady 『ガイズ＆ドールズ』より
●パターン（3）♪Libertango

「雪の王子」と「星の王子」御曹司の重責と充実感

そんなリサイタルでの満ち足りた咲ちゃんを見ながら、やっぱり大好きな礼真琴さんを重ねてしまいました。

雪の御曹司、雪の王子である彩風咲奈。

星の御曹司、星の王子である礼真琴。

93期と95期という違いはありますが、「御曹司」として真ん中に立つべく育てられてきたお2人。

これまで受けてきた期待、重責、そして「今の宝塚歌劇団」でトップスターとして組を率いる難しさ。そして、それを乗り越えた先にある充実感…。

そんな組を背負うお2人だからこそわかる、苦労や喜びがあるんじゃないかなぁと思うのです。

咲ちゃんがこうして、自身の宝塚人生を振り返るようなリサイタルを開催されたこと…。

礼真琴さんにも、いつかそういう作品が巡って来るのだろうか…。

こんな風に「礼真琴×下級生」が組める貴重な機会、下級生たちの可能性やチャンスが広がる作品が、もしかすると生まれるのかもしれないな、とふと思いました。

大きな「ハコ」で大規模なコンサートをするのもいいけれど…

咲ちゃんのリサイタルを観ていると、こうして客席と舞台が一体となって、皆でまるで咲ちゃんの「壮大なサヨナラショーを観ている」みたいな気持ちになれるコンサートって凄くいいな、と思った。

温かくて、思い出が溢れてきて、新しさもあって…。大好きなトップスターさんの足跡に想いをはせて胸がいっぱいになる、そういう作品はやっぱりファンには嬉しいものですよね。

久々に聞くことができた、「どっせい」コール！

咲ちゃんから、久々の「どっせい」コールも出て、望海風斗さん時代の雪組を思い出したりもして…( ;∀;)

とっても練り上げられた、愛のあるリサイタルだなぁと、ダイジェスト映像からですら感じました。

可愛いフラッグを振って、客席降りもあって本当に楽しそうな客席と舞台！

咲ちゃんファンの皆さまにとっても、咲ちゃんとの思い出を辿る忘れられないひとときになったでしょうね。

まずは、【相模女子大学グリーンホール公演】の千秋楽まで元気に駆け抜けられますように！

そして、【NHK大阪ホール公演】もさらにパワーアップして素敵な公演になることを願っています(*’▽’)

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スカステのCMで観た、さきちゃんのサラ髪、新たなヘアメイクや歌唱がとっても素敵だった…！！

これが咲ちゃんラストの宝塚おとめ。表紙の咲ちゃんがとても綺麗…！