TAKARA座は、宝塚ファンの皆さま、そしてこのブログに興味を持ってくださった全ての皆さまと会話しているような気持ちで、いつも記事を書いています。
でも、今日は「礼真琴さん舞空瞳さん」、『ことなこコンビのファン』の方に向けて書かせてください。
なぜこんな前置きをするかというと、宝塚を愛する方それぞれに、やはり「好み」があり、トップコンビの在り方や組み合わせ、宝塚歌劇におけるトップコンビの任期などについても、さまざまなお考えがあると思うからです。
今日、私が書きたいことは、「礼真琴×舞空瞳」トップコンビをこよなく愛する方々にしか伝わらない、もしくは特定の「トップコンビ」が大好き!!という経験がある方にしか伝わらない感情ではないかな…と思います。
実は、昨日のブログを公開した後、ブログのアクセス数だけでなくSNSなどでの反響も、凄くいただきました。
もしかすると、私のように行き場のないざわざわした気持ちを抱えてる、ことなこファンの方もたくさんいらっしゃるのかもしれません。
だから、誰かを批判や否定したいわけではなく、あくまでも「ことなこトップコンビ」が好きだからこその感情を、今日は吐露させてください。(※長文です)
気持ちがざわざわした、舞空瞳さんのミュージック・サロン
舞空瞳さんのミュージック・サロン(以下MS)が発表されてからというもの、心がずっとざわざわしていました。でも、自分なりに気持ちに折り合いをつけて、「これは、なこちゃんにとって小休止の作品」と整理をしてから、東京宝塚劇場の遠征をしてきました。
心満たされて帰ってきて、昨日の星組3分割の出演者発表。そして、なこちゃんのMSのタイトルも同時に発表。
一旦落ち着いていた気持ちが、またざわついたことは事実です。そりゃあもう、かなりざわつきました。っていうか、今もざわついています。こういうブログを書かずにはいられないくらいに…。
なので、自分の気持ちを整理する意味でも、また、私が書いてどうなるもんでもないと思いますが、ことなこファンの方々とこの気持ちを共有したいな、という意味でもこのブログを書こうと決めました。
まずは、舞空瞳さんの主な舞台経歴から
2016年に、首席入団星組公演で初舞台。同年、花組に配属。2017年には、阪急阪神初詣ポスターモデルにも起用されます。入団当初から、かなり期待されていたのですね。実は私はこの頃、ほとんどなこちゃんのことを知りませんでした。今思えばもったいない!
2019年星組に組替え。紅ゆずるさん、綺咲愛里さんの退団公演で新人公演ヒロイン、そして初エトワールを経験。さらには、次期トップスターとして控えていた礼真琴さんの相手役としても、この作品でデビューしました。(おふたりの息の合った、運命的なシーン「風のダンス」が忘れられない)
礼真琴×舞空瞳で歩んできた道
2019年に『ロックオペラモーツァルト』で、礼真琴×舞空瞳トップコンビプレお披露目。それから、数々の作品を経て2022年『ディミトリ』まで、ことなこコンビでさまざまな愛の形を作品を通して表現してくれました。
2023年春、専科凪七瑠海さんを中心に、なこちゃんも一緒に全国ツアーへ。一方、こっちゃんは『赤と黒』を主演。
おふたりが分かれての公演に、この時も心がすごくざわざわしました。
結果的に、どちらも素敵な作品ではありましたがやっぱり、今でも気持ちがきゅっとなる感じ。
同年6月から、礼真琴さんがずっと演じたかったロナン『1789』が始まります。なこちゃんは、恋人役のオランプを!!これは、大歓喜!!
なこちゃんの持ち味が物凄くオランプにぴったりだったこと、アントワネットを演じられるだけの技量を備えた有沙瞳さんが居てくれたのも大きなことでした。
こっちゃんは、1789でとても辛く苦しい経験をされたと思います。
私もその頃のブログを読み返すと涙がでそうになります。
それでもありちゃんの代役、何があっても舞台に立ち続けたなこちゃん、そして大きく皆を包み込んでくれていたであろうせおっち…。
たくさんの仲間たちが、こっちゃんを支えバトンを繋ぎ、こっちゃん自身も強く強く前に進む意志を捨てずに、舞台に立ち走り続けてくれた…。心から心配したしツラい気持ちにもなったけれど、ことなこファンの私にとっても忘れられない大切な公演となりました。
そして、長期充電期間に入ったこっちゃん。
博多座公演『ミー&マイガール』で大活躍したなこちゃん。なこちゃんが、ずっと憧れていた「サリー」。私にとってのなこちゃんの生初観劇は、この公演でした。もう言葉にならないくらい感動しました。
そして、満を持して、礼真琴×舞空瞳コンビが再びがっつりと組んだ、『RRR』私にとって、ことなこトップコンビに就任されてからお2人が並ぶ舞台は初観劇でした。
泣きました、本当に。嬉しすぎて、尊すぎて…。
自分でも、こんなに心動かされるんだなぁというくらい、感動してポジティブなパワーが漲る感じ。こんな風に思えるのは、ほかでもない「ことなこコンビ」だからなんです。
もちろん、タカラジェンヌの皆さんの舞台姿は、私にたくさんのパワーをくれます。
それでも「ことなこコンビ」からもらうときめきや、言葉にすることが難しいほどの想いは「替えがきかない」んです。本当に、特別。
ここからは、私が今思う、ことなこのこれから…
ことなこの過去の作品やインタビューなどを見たり読んだりしていると、トップコンビ就任当初の関係性と今は確実に変わってきているのを感じます。ここからは、あくまでも私の感覚を書きます。
スタートした頃は、舞空瞳→礼真琴な大きなラブが溢れていて、本物の「恋する瞳」が印象的でした。それにこちらまでキュンとしたし、夢を見させてもらった。
こっちゃんもそのなこちゃんのおっきなラブを受け止めつつ、自分が組の中心に居ることの重責をひしひし感じているような緊張感もあって…。
そのうち、ことなこは「師弟関係」のような時期を迎えます。
こっちゃんの抱える重責を、なこちゃんが一緒に受け止めていたのだろうけれど、やはりこっちゃんへの負担は相当なもののようにも感じました。こっちゃんがなこちゃんへ求めるものも、舞台上での技量だけではないように感じたのです。
こっちゃんは、「紅ゆずるさんと綺咲愛里さんの関係性」に憧れを抱いていたように思います。
さゆみさんがどのような状態であっても、どのような方向に行っても、笑顔でがっちり支えるあーちゃん。同じ方向を向いて、いつも支え合っていたさゆみさんとあーちゃん。
そして、こっちゃんが憧れる柚希礼音さん、夢咲ねねさんのコンビも心に残っていることでしょう。
きっとこっちゃんの心に刻まれたトップコンビ像は、自分の理想のトップコンビ像とも重なっているように思えてなりません。
退団する頃のちえねね、紅さんとあーちゃんの「星組の父と母」みたいな姿は、私にとってもとても印象深くて観ていて心地よかった。
そう、「星組の父と母」。
礼真琴さん、舞空瞳さんが、組全体を大きく包み込むような姿。
いつかそんな日が来ると、確信していました。
でもそれには時間が必要なことも感じていました。
だってなこちゃんの組替え当初は、下級生もいいところ。どうしたって、どんなに受け入れてもらったって委縮してしまうでしょう。でも、さまざまな苦難を星組生とともに乗り越え、礼真琴さんの隣で強烈に輝く舞空瞳さんの姿でなこちゃんの根性と実力と華、頼もしさを証明してきました。
東京遠征して、ことなこトップコンビの今を生で観たとき、思ったんです。
あぁついに、「星組の父と母」のようにことなこがいい意味で対等な信頼関係、そして互いへの尊敬の念を滲ませて舞台に立たれているなぁ…と。
これからが「礼真琴×舞空瞳」トップコンビの真の充実期
で、何が言いたいかと言うと、これからが「礼真琴×舞空瞳」トップコンビの本当の意味での充実期だよってことです!!
これまでも、作品ごとに色の違う素敵すぎるお2人の姿を見せてくれていましたが、これからはさらにそれが加速すると思う。最強最高のことなこが観られると思うんです。
なぜなら、お2人が真の意味で「自立」しているから。
舞台人として自立しているお2人が、話し合い、協力し合って、新たなモノを生み出す工程がより充実するのだろうと感じるからです。
これまでのインタビューでは、いつもなこちゃんが「ことさんにたくさん導いていただいて…」という言葉が何度も出てきました。
こっちゃんも、舞台人の先輩としてたくさんのアドバイスをしてきたと思います。それは演じる上のことだけでなく、自己プロデュース(ヘアメイクなど)も含めて…。
これからだって、なこちゃんはこっちゃんにそういうアドバイスをたくさんもらうかもしれない。
でも、うまく言えないけれど、なこちゃんのなかで「自分の娘役像」「自分の舞台人としての在り方」が確立されつつあるような気がします。それは、舞台姿からひしひし感じる。そして、数々のインタビューや映像からも。
礼真琴×舞空瞳のトップコンビが、ようやくこれから一緒に…と思った矢先、3分割の発表がありました。私がことなこファンであることは前提としてありますが、できるだけフラットな気持ちで書くと、本音はこんな感じです。
遠くはない将来、これまでの宝塚の歴史を考えても、礼真琴さん舞空瞳さんが卒業する日は遠くないでしょう。
だからこそ、限りある時間のなかでさまざまなお2人の魅力を表現するために、「トップコンビとしての形は保ちつつ、互いの相手役のバリエーション」を増やしたいという劇団の考えもわかります。
ちえねねの例もありますしね。詳しくはこちらに書いています。
あまりにも、この時のちえねねのパターンに酷似しているんですよね。今の状況。
それを思うと、お2人の卒業間際には、大きなコンサートが入るのでは?と予想しています。
その時に、なこちゃんのMSの日程を入れられるかは現時点で不透明なので、「今だ!!」とかなり前倒しでMSが入ったのではないかと思っています。
なこちゃんにとっても、いつか来るその日までにMSは最初で最後になるかもしれません。なので、少し早い段階ではありますが少し意味深なこのタイトルになったのかなと…。
フラットな心で見ると、今この状況にある宝塚歌劇団が、舞台人として絶大な人気を誇る娘役「舞空瞳」を、次回作「政界コメディ」で手放すとは到底思えない。
歌劇3月号の谷貴矢先生と指田珠子先生の、ことなこトップコンビについてのコメントも、お2人の今のとてもよい関係性を物語っています。(読んだとたん、涙が溢れた…そして、思わずお礼を言ってた)
そして、こっちゃんが主演する次回作は「父子の関係性」を中心に描かれており、実質「正ヒロイン」という明確な立ち位置がない作品であるため、星組の娘役の活躍の場を広げる意味でも3分割したことが考えられます。
また、礼真琴さんと舞空瞳さんが宝塚を旅立った後の星組体制も、盤石にしたいという劇団の考えなのかもしれません。お2人がどっしりと星組を引っ張って行ってくれているうちに、もっともっと星組力を高めたいという考えなのかなと…。
礼真琴さんから多くの事を学んでいる、という星組生の声はよく耳にしますが、舞空瞳さんに憧れて学んでいる娘役さんの声も聞かれます。
そのひとりが、「RRR」で初ヒロインを務める乙華菜乃さん。
インタビューで、なこちゃんに憧れて本当にお世話になってたくさんのことを学んでいると話してくれていました。花組の次期トップ娘役の星空美咲さんも、なこちゃんに憧れていることをさまざまなシーンで話してくれていますよね。
「こんな娘役さんになりたい」
可愛い、美しいだけではなく「カッコいい」
なんせ、スーパー男役礼真琴さんに「カッコいい」と言わしめた、なこちゃんですから(#^.^#)
男役が中心の宝塚歌劇の世界で、こんなにも憧れが集まる娘役さん。本当に貴重です。
だからこそ、もしなこちゃんにまだ宝塚歌劇でやりたいことが残されているのなら、宝塚歌劇の舞台に立ちたいと思ってくれているのなら…。
礼真琴さんと舞空瞳さんのゴールは一緒であってほしい…そう、心から思ってしまいます。
おふたりが、心から幸せな笑顔でこの場所を旅立つ時が来るまで…。
どちらか片方が欠けることなく、並んで居てくれることを心から願わせてほしい。そんな一ファンの心の内でした。
よろしければ、皆さまのお声もぜひ、コメント欄などで聞かせてください。
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コメント
コメント一覧 (4件)
こんばんは。初めてコメントいたします。何か不備ありましたらお許し下さい。本当に私の言いたいことをすべて言っていただきうれしいという言葉では表現できません。私はことなこコンビを生ではデミトリーからのフアンですが、そのあと、ブルーレイで観たりして今に至ります。言いたいことは、本当に言っていただいたのですが、ことなこさんの師弟関係がよかったのかなと思います。だってなこちゃんすごく上手になりましたから。いつも一生懸命で必死で追いかけて、それでいて謙虚でいつまでもかわいくて。もうかわいいだけのなこちゃんでなく、貫禄というと語弊ありますが、素敵なんです。私も二人の終着点が一緒であること心からお祈りします。何かできないかな?二人なら大丈夫かな。と思ってます。また、ブログ楽しみに見させていただきます。
bluelakeさん、初めまして!コメント残してくださって有難うございます(*^^*)
「私の言いたいことを全て言っていただき」なんて、恐縮です!ここに書かせてもらったことは、ことなこファンとして正直な気持ちです。
それを、こんな風に共感していただいたこと、とても嬉しく思います。
おっしゃるように、もともとスキルの高いお2人が心を通わせて、さらに高みを目指している…という構図が今の星組トップコンビの輝きにつながっているのだと私も思います。
なこちゃん、本当に「素敵」ですよね。「素敵」と言う言葉がこんなにしっくりくる方もなかなかいません。
貫録が良い意味で備わり、観ていて本当に心満たされます。
ことなこの最終章に向けて、お2人がともにゴールテープをきってくれることを夢見て…。
ブログ、よろしければまたぜひ読んでいただけたら嬉しいです。bluelakeさんのお声も、ぜひお気軽に残していってくださいね。
こんばんは。初めてコメントします。いつも楽しくそして共感しながらブログを拝見しています。私もことなこ大ファンです。3分割の発表がされてから私もざわざわしていました。私もことちゃんが退団前にちえちゃんのように大きな会場でコンサートをするため、なこちゃんのMSをこの時期にされると同じことを思っていました。大きな会場は早い時期におさえられているとききますし。ちえちゃんと同じ路線をあゆまれるのでは?と思います。そこになこちゃんは絶対必要です。ことなこコンビの可愛くてキラキラしていて温かく且つ実力派というところ素敵ですし、いつまでも新鮮さを失わない二人をずっとみていたいです。私も二人のゴールが同じであることを強く強く願っています。このような機会をありがとうございます。ざわざわが少しおさまりました。
miwaryさん、こんばんは!いつもブログを読んでくださっているとのことで、有難うございます!嬉しいです(*^^*)
やっぱりmiwaryさんも、心がざわざわされましたか。
そうですよね、ちえねねのことを思いだしたら「大丈夫!」と思いつつも、なこちゃんのMSのタイトルを観て動揺してしまいました。
でも、やはりことなこでコンサートをしない、というのはあり得ないような気がします。
これだけのショースターのお2人を、このまま卒業させてしまうとは思えない…そう思います。
miwaryさんがおっしゃるように、「ことなこコンビの可愛くてキラキラしていて温かく且つ実力派というところ素敵ですし、いつまでも新鮮さを失わない二人をずっとみていたいです。」私も同感です!温かくてキラキラしていて、しかもスキルは超高い!さらにはいつもフレッシュな雰囲気があって…こんな風に思えるトップコンビが存在してくれて、心から嬉しいです(/_;)
こちらこそ、素敵なコメント残してくださって有難うございます!気持ちのざわざわが少しおさまった…そう言っていただけたことに、私の方が嬉しくなってしまいました。
またぜひ、お声を聞かせてくださいね。