2023年もあとわずかとなりました。
いつもTAKARA座に訪問してくださる皆さま、有難うございます。
1999年から宝塚を観始め宝塚ファンになった私にとって、2023年ほど宝塚歌劇に向き合った年はありません。大好きな星組をはじめ、花組月組雪組宙組、そして専科…これまで以上に気持ちを寄せた1年でした。
大好きな礼真琴さん舞空瞳さんのこと、そして宝塚のことを書いて、それを読んでくださるさまざまな方々と共有して楽しかったり、幸せな気持ちをもらったりする…そういう場だと思っていたTAKARA座。
ですが、宝塚歌劇109年の歴史を大きく揺るがす本当に言葉にならないようなことが次々と起こり、いつしか私自身も「宝塚を楽しむ」という心をどこかに置いてきてしまったかのように、現状をただ見つめるだけで精一杯の日々も続きました。
それでも、行きついたのは「宝塚歌劇のこれからを見届ける」「大好きな人たちを心から応援する」「大切な場所が守られるよう、厳しく見守る」そんな気持ち。
3年ぶりに宝塚歌劇を生観劇したこと、大好きな舞空瞳さんの舞台をついに生で観られたことは、言葉にならないほどの感動でした…。あぁ、やっぱり宝塚歌劇が好きだ…そう実感した瞬間でした。
2023年は、TAKARA座を立ち上げてからこれまでにないほど、ブログを書き続けました。楽しいこと、書きたいことがあった時だけではなく、宝塚がどんどん窮地に追い込まれ、観るのも聞くのも辛い現状が明るみになり、宝塚に対して心がふさぎそうな時にもブログを書き続けました。
そして、宝塚ファンの方へ初めてメッセージを書かせてもらいました。
どちらの記事にも、思いもよらずたくさんの方からメッセージをいただいたり反響をいただき、あぁ、宝塚ファンの心はどこにいても繋がっているんだなぁと心が温かくなる経験をさせてもらいました。
「宝塚歌劇を好き」というだけで、攻撃的な言葉が溢れる世の中。
宝塚歌劇に対する想いや考え方も、人の数だけあることを実感します。
そして、私自身も美しい部分だけを純粋に観ることは、残念ながらもうできなくなりました。
でも、それでも宝塚歌劇が私にくれたもの、これまでくれたときめきや元気や勇気はまぎれもない真実だし、否定したくないと思っています。今、懸命に稽古に励み、舞台から観る人を幸せにすることに全力を傾けている人たちの想いにもエールを送りたいです。
だからこそ、これからの宝塚歌劇が痛みを伴いながら変わっていく姿を、これからもしっかり見つめていきたい。
そしてその先に、真に再生した宝塚がまた多くの人たちを幸せにする姿を観たいと思っています。
2023年の宝塚歌劇を忘れない。
これから宝塚歌劇がどのようなカタチになったとしても、忘れない。
そのうえで、生まれ変わった宝塚歌劇に感動や夢をまたもらえる日を心から待っています。
2023年、TAKARA座にメッセージを残してくださった方々、そしていつも読んでくださっている皆さま、親愛なる宝塚ファンの皆さま、有難うございました。
2024年も、宝塚歌劇を愛する皆さまとこの場所で交流できたら嬉しいです!
これからも、どうぞよろしくお願いします。
TAKARA座naomi
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