宝塚ファンの皆さん、いつもブログを読んでくださって有難うございます。
宝塚ファンにとって、辛い日々が続いていますね。心が落ち着かなくて、混沌とした状態が続いています…。私も、毎日新たな情報に触れるたび、気持ちがざわざわしています…。
ここに何を書けばいいのか、これまでのようなブログが書きたいのに、書けない日々です。
でも、さまざまな方とこの場所を通じて交流できることを嬉しく思っています。
ずっと読んでくださっている方、最近読み始めたよと言う方、いつも有難うございます。
最近読み始めたよという方へ改めて自己紹介と、そして宝塚ファンの皆様へ少しお話しさせてください。
このブログはアメブロで2011年に開設した「TAKARA座」を前身として、大好きな宝塚のこと、これまで観劇した作品について語っています。宝塚ファンになって20数年、このような遍歴で今に至ります。
【宝塚ファン遍歴】
1999年頃、麻路さきさん、稔幸さん、星奈優里さんにより宝塚の魅力に誘われる。
夢中になった大好きなスターさんは真琴つばささん→2010年博多座公演「ロミオとジュリエット」で柚希礼音さん、涼紫央さん→美弥るりかさん。
近年では、2019年博多座公演「黒い瞳」で、一気に愛月ひかるさん(プガチョフ様)のファンに。
現在は、星組トップコンビ礼真琴さん×舞空瞳さん、通称「ことなこ」の大ファン。若手スターでは、星組の天飛華音さんを応援中です。
スカイステージなどで放映された「映像」での観劇も含め、舞台に初めて出会った1999年以降、観劇した作品のお話、大好きなスターさんや作品のことなどを、自由きままに綴っています。
そして、これはブログを立ち上げた12年前から一度も変えたことがない、大切にしているTAKARA座のモットー。
「何度読み返しても、幸せな気持ちになれる」そんな、ポジティブな宝塚への愛を日々発信。舞台が大好きという方、観てみたいけど一歩がふみだせない方…宝塚・舞台を愛する方々と交流できる場にできたら嬉しいです。
なぜ今、こんなことを今更ご紹介させていただいたかと言うと…。
昨今の宝塚歌劇を取り巻く一連の事柄が起こったことで、このブログの在り方を改めて考えたからです。
私のブログには、有難いことに多くの宝塚ファンの方が訪れてくださっています。そして、こちらのブログ、アメブロ版どちらにもコメントを残して下さる方が多数おられます。宝塚ファンが周りにほとんどいない私にとって、ここで交流できることは嬉しく大切な場所。そして、交わす言葉は宝塚に対するポジティブなものばかりでした。
ですが、最近ではさまざまな宝塚歌劇へのご意見がコメント欄に書き込まれています。
このような事柄が起こり、宝塚ファンの方の誰もが辛く悲しい思いをされていることと思います。行き場のない思いを抱えておられると思います。
私もそのひとりです。
宝塚歌劇団について、昨今の事柄についての今の率直な思いはこちらに書かせていただきました。そのため、この記事では割愛させてください。
私は、20数年前に宝塚を観始めてから今に至るまで、宝塚歌劇に何度も助けられてきました。
ただ、夢を見させてもらい華やかな舞台に「素敵だったぁ!」「楽しかったぁ!」という想いをもらうだけでなく、本当に元気や前に進むための活力、そして「勇気」をもらいました。
心がふさぎ込みそうな時も、不安で押しつぶされそうな時も、大きな壁に立ち向かう時も、どんな時にもそばには宝塚歌劇があって、心の中には大好きなスターさんたちがいて、大好きな作品があって…。
真ん中のスターさんだけではなく、どんなに端っこでどんなに目立たない役の方からも元気や感動をもらった。
自分がそれまでに経験したことがないほどの試練に立ち向かわなけばならなかった時も、その直前に宝塚歌劇を生で観劇して、もう本当に心の底から力が漲って前へと進む勇気をもらった。
ここ数年の外出自粛期間も、たとえ劇場に足を運べなくても常に私のそばには宝塚歌劇の存在があったから、たとえ自由がきかない不安な日々であっても前向きな心で楽しく過ごすことができた。
20代から今でも、いつもどんな時もその時代、時代のスターさんたちが輝き、宝塚歌劇が私のそばにあって、私を励まし元気をくれたんです。
だから、こんなになってしまってもやっぱり宝塚歌劇を大切に思っているし、「恩がある」とも思っています。
でも今の宝塚歌劇団のことを、決して肯定することはできない。そう言わざるを得ないのが悲しい。これからの宝塚歌劇団に対してどう考えればよいのか分かりません…。
このような取り返しのつかないことが起こり、そこからさまざまな「膿」が出てきて、私が観てきた宝塚歌劇にはこのような世界があったのか…と失望にも近い悲しさが込み上げました…。
でも「宝塚歌劇」109年の歴史の全てを否定し、ひとつに括ることはできない、とも思います。
109年の間に重ねてきた歴史や慣習、その「全て」を否定することはできない。なぜなら、これまで宝塚歌劇にかかわってきた人たちの情熱や鍛錬の結晶、愛や真心もまた「真実」であるのだから…。
私は、20数年の間「それ」に心動かされ、勇気を、感動をもらってきたんだと思います。
ただし、今回起こった取り返しのつかない悲しい出来事、そしてご遺族側の代理人弁護士会見で語られたことは、それを上回るほどの衝撃であり、決して有耶無耶にしてはならない重大な事柄です。これから宝塚歌劇団が置かれる状況は益々厳しいものになると感じています。
そして、宝塚ファンに対する目も厳しいものになると…。
そのうえで、改めて宝塚歌劇団に対する自身の考えをここに書きたいと思います。
礼真琴さん舞空瞳さんが大好きで、これからも応援したい気持ちは変わらない。幸せに舞台に立ってほしい。
宝塚歌劇団が、ご遺族の訴えから目を背けずに、浮き彫りとなった重大な問題点に対して真摯に、そして隠蔽と取られるようなことをせず誠実に早急に対応をすること。
それを一ファンとして、宝塚歌劇団が道を誤らず、真に生まれ変わるように、何かを誰かを誹謗中傷するのではなく「厳しく見守る」。
それが、大切な人たちを間接的にでも守ること、そして宝塚という唯一無二の世界を失わないことにも繋がると信じている。
もう、これ以上でもこれ以下でもない。
現時点までの事柄を、自分ができうる限り咀嚼したうえで、こう考えています。
先ほども触れましたが、このブログにも、さまざまな宝塚歌劇団に対するご意見がコメントに入ります。
私は一貫して、「宝塚歌劇団に対しては、人の数だけ、さまざまなご意見がある」と思っています。だから、自分とは異なる意見も多くあることは承知で、否定するつもりはありません。
人を傷つけないかぎり、人の思いは自由だと思うからです。
ですが「誹謗中傷につながる」と判断したコメントは、承認不可とさせてもらっています。
そして、「宝塚歌劇団を潰すべき」「宝塚歌劇団を閉鎖すべき」「公演を続けるべきではない」「加害者は舞台に立つべきではない」など、私のブログの内容ではなくご自身の主張や宝塚歌劇団に対する意見を一方的にぶつけられているコメントに関しては、お返事のしようがないというのが正直なところです。ですので、これからも宝塚歌劇団に対するご自身の主張や全否定的なコメントをいただいても、お返事のしようがないことをご了承ください。
私は、先ほど書かせてもらった宝塚歌劇団に、大好きな人たちに対する自身の考えをもとに、これからもこのブログを書いていきたいと思っています。
宝塚歌劇団がどのような結果になろうともその行く末を見届けるし、本当に微力ではありますが少しでも良い方向に行くようにこのブログでも想いを綴っていきたい。
そして、真摯に誠実に自身の職業に取り組む人たちが、幸せに職業を全うできることを願っています。
このような状況で宝塚に対して辛い気持ちになることも多々ありまが、ブログを通じて宝塚ファンの方々の温かな想いを感じるたび、お会いしたことがなくても心の中で握手しているような気持ちになります。
過去の観劇でも、偶然お隣同士になったり、同じ公演を観劇したりという一期一会で素敵な思い出がたくさんあります。宝塚歌劇が好き、という共通項があるだけで、すっと心が通じ合うことがあるんです。
コメントを残されていなくても、日本だけでなく時には海外も含め、たくさんの方がこのブログを読んでくださっていることも本当に嬉しいです。
住んでいる場所も、年齢も、職業や立場も、ファン歴も人それぞれ。
各地の親愛なる宝塚ファンの皆さま、これからもこのような考えで書いているブログですが、どうぞよろしくお願いします。
「読んだよ!」のクリック↓↓していただけたら嬉しいです!
コメント
コメント一覧 (8件)
こんにちは
私も宝塚を見始めてから、いろいろ苦しいことも乗り越え前向きに楽しく生きていく勇気をもらいました。宝塚の舞台が何よりも大好きです。
だから一連のことで心を痛めているひとりです。
私は文章が苦手なので自分の気持ちを公の場に書くことはできませんが、TAKARA座さんの文を読みいつも癒されています。
私もこれからの宝塚が良い方向に向かうように見守りたいと思います。
これからもいろいろ聞かせてください。
紫陽花Secondさん、いつもxで「いいね」を押してくださり有難うございます。
宝塚歌劇が好きという思いが強ければ強いほど、一連のことは辛く悲しい気持ちになりますね…。
>TAKARA座さんの文を読みいつも癒されています。
そう言っていただけて、心が温かくなります。
お気持ちをコメントに残してくださり有難うございます。
宝塚歌劇のことを楽しく書いて、ポジティブな気持ちを読んでくださる方と交換して…というのがこのブログの始まりでしたが
こうして、辛い気持ちを分け合うこともできる場なのだと、今感じています。
はじめまして☆
宝塚を心から愛しているTAKARAZA座さんでしたら聴いていただけるのでは…と思い、勝手ながらコメントさせていただいています。
宝塚歌劇団で今回起きてしまった悲しい出来事やその背景にある劇団の運営方法、もちろん改善すべきであるし劇団には真摯に対応していただきたい想いは大前提としてあります。
私は長年クラシックバレエの世界におりました。芸事を磨き、お客様に最高の舞台を観ていただくくために、ライバルや仲間と共に切磋琢磨するという点では通ずるものがあるかと思っています。
とても厳しい世界です。指導なのか虐めなのかパワハラなのか…境界線が難しい。
虐めやパワハラを肯定したいわけでは決してありません。しかし、苦難を乗り越え心を強く、前だけを見て精進できた者だけが磨かれる芸は確かにあると思っています。
仲良しこよしではお客様に最高の舞台をお見せできない。技術は磨かれない。
至極個人的な意見ですが、覚悟を持って入らなければならない世界ってあると思います。
宝塚歌劇団もそういった世界だと思っています。
起こってしまった出来事だけをフォーカスして、世の中の人が劇団を叩き避難するのは違うのではないかなと…
このような意見は言ってはいけないのかもしれないけれど、芸術を愛し、宝塚歌劇団を心から愛しているからこそ、とても悲しい気持ちです。
長々とごめんなさい。
個人的な意見を聴いていただきありがとうございました。
同じ宝塚歌劇団を応援する者として、これからもTAKARA座さんのお言葉を楽しみに読ませていただきます。
prima donnaさん、コメント下さり有難うございます。嬉しいです。
prima donnaさんは、長い間クラシックバレエの世界におられたのですね。
貴重なお話を聞かせていただき、学びがあります。一つひとつの言葉を噛みしめ、何度も読ませていただきました。
芸事の世界、またスポーツ界など、心身を鍛錬し上を目指す世界は全て「厳しさ」を乗り越えて大舞台に立たれるのだろうと思います。
パワハラと指導の境界線、長時間の過重業務…、いわゆる一般社会との感覚の違いなども浮き彫りになりましたね。
>起こってしまった出来事だけをフォーカスして、世の中の人が劇団を叩き避難するのは違うのではないかなと…
芸事を志したことのある方だからこそ、感じられることなのですね。
素晴らしい舞台を披露するためには、芸事の全てを一般社会の常識に当てはめるのは難しい。
でも、それにより心身が疲弊しきってしまわないよう、心身の健康は保たれなければならない…
本当に複雑な思いがします。
宝塚歌劇団が道を誤らず真の再生をしなければならない、という思いは前提としてありますが、一方的に宝塚歌劇全体が攻撃されているのを見るのも辛いですね…。
prima donnaさんのように、宝塚歌劇を応援し芸事を愛する方が悲しい思いをしない、そんな宝塚歌劇団に生まれ変わることを願います。
永く二番手で活躍されて、やっとトップになれた、初舞台!でこの様な問題が発生した。お気持ちを考えると、やりきれません。またお亡くなりになられたジェンヌさん、睡眠時間3時間だった。これは、いかに頑丈な人でも潰れてしまいます。芸事の世界は、厳しいと思われる方は、一度、3時間の睡眠で生活してから言ってよ、と思います。どちらの立場の方にとってもやりきれない思いです。やっと手にしたトップの座、それは多少カリカリするよな。額にアイロン当てられた、これは、乙女の額に傷が出来たなんて、親なら怒る💢。宝塚劇団さん、この時点で、もっと手厚い対応して頂きたかった。二人で新人公演の対応、これももう少し考えて頂きましたら、今回の様な悲劇は、起こらなかつたのでは。一日も早く、皆んなの納得の行く、夢の世界、宝塚の復活を望みます。
宝塚歌劇を取り巻く一連の事柄は、本当にやるせない気持ちになりますね…。
夢の世界、心躍る舞台、それを心から楽しめる日々が戻ることを願うばかりです。
通りすがりのものです。今回の事件についての皆様の意見をあちこちで拝読して、こちらにたどり着きました。子供時代に鳳蘭さんのベルばらの舞台を見たことがある、永く薄く宝塚を応援してきた者として、本当に今回のことには悲しくてやりきれない思いを抱えております。ただ、naomi様の「厳しく見守る」という一文に、「そのとおり!」と膝をうつような思いがいたしましたので、コメントさせていただきました。今回のような思いをする人が一人でも減るように、少しでも職場環境が改善された中でジェンヌさんたちがまた輝く舞台を務められるように、目をそらすのではなく「厳しく見守る」。少し気持ちの整理が自分でもつけられたような気がいたします。naomi様の文章を読むことができて感謝です。本当にありがとうございました。また、読みに伺わせていただきますね。
通りすがりさん、コメントを残してくださって有難うございます。
>少し気持ちの整理が自分でもつけられたような気がいたします。
そのような温かいお言葉をいただけて、とても嬉しく思います。
私自身も、宝塚歌劇について考えがまとまらないからこそ、気持ちを整理したくて書いている側面もあるのかもしれません。
「厳しく見守る」それが、一ファンである自分が今できることだと思っています。
こちらこそ、励みになるお言葉を残してくださって感謝いたします。
有難うございます。