大激震が走った、10月20日の宝塚歌劇団からのお知らせ。
多くの公演が時を止めることとなりました…。
- 宙組宝塚大劇場公演につきましては、残りの全日程を中止
- 組宝塚大劇場公演につきましては、11月23日までの公演を中止
- 『タカラヅカスペシャル2023』開催を見送り
ですがこの知らせは、宝塚歌劇団が本気で調査をされていること、この出来事を重く受け止め真摯に対応していることを期待させるものでもありました。
宝塚歌劇に灯っていた光が、一気に消えたかのような状況。
それほどに、大きな出来事でした。
一ファンとしては、よい方向へと生まれ変わるための時間と受け止め待つしかない…。
その間も、「好き」の気持ちに蓋をせず、大好きな人たちを心から応援していく…そんな気持ちでいます。
「娘役トップスター」へ敬意を込めて…
先日の星組、博多座公演で大好きな舞空瞳さんが、舞台の真ん中で本当に輝いていました。
大好きな礼真琴さんと一緒ではない、そのことがずっと引っ掛かってしまっていた「ことなこ」ファンの私ですが、マイティやありちゃんの隣で、いつもとはまた違った輝き方をするなこちゃんを観て、やっぱり感動しました。
先日も書きましたが、「舞空瞳に宿る礼真琴」が観られたから…。

丸い羽根を唯一背負って、力強く広い舞台を独りで埋めるなこちゃんが、カッコよすぎて「ファンで良かった…」と思ったよね。
トップ就任当初から頼もしい、トップ娘役らしさは備わっていたけれど、もう本当にいい意味で「君臨」しているかのようなオーラが素晴らしかった。
たとえ一緒に舞台に立っていなくても、本当にこっちゃんのパッションやスピリットは感じるものなんだな…と凄く感動した。
デュエットダンスの前に、なこちゃんだけがしばらく踊るシーンが設けられていたことも、異例でありながら違和感が全くなくこのシーンそのものに『娘役トップスター舞空瞳』への敬意を感じて感涙でした…。
のちに登場するマイティやありちゃんは「ビル」として、ビルが登場してからはなこちゃんは「サリー」の表情になったから、とても自然だった…。
ことなこのデュエットダンスとは全く違う構成だったからこそ、「寂しさ」を押し込めることができたのかもしれないな。
何より、マイティ、ありちゃんのビルも魅力的だったから…お芝居の続きを感じさせてくれたから…、ビルとサリーのその後の物語としてのデュエットダンスに陶酔できたんだと思います。
マイティ、ありちゃんそれぞれのビルにとびきりのスター性があり、星組キャスト全員がとても成熟していて、ハイクオリティだったから…、というのはもちろんですが、「舞空瞳」という娘役トップスターが良い意味でブレずに「君臨」してくれたからこそ、この作品の重厚感がより増したと思います。
初めて観る方にも「娘役トップスターは舞空瞳です!!!」としっかりと伝わるような「娘役トップスターへの敬意」が感じられるフィナーレの構成になっていたことが、心から嬉しくて三木章雄先生ホント有難うございます!!と感涙でした。
夢のような3時間…、やっぱり観劇してよかった…。
3時間の夢の時間、奇跡の時間…、それにどれだけの元気と勇気と夢をもらったでしょう。


宝塚歌劇を愛する人たちにとって、宝塚歌劇を取り巻く情報の錯綜により、心がかき乱される日々。
観に行ってもよいものか、どんな気持ちで観ればいいんだろう…。
沢山悩んだけれど、やっぱり私は舞空瞳さん、マイティ、ありちゃん、そして星組の皆さんに会いに行って良かった…。
舞台に立つために宝塚歌劇に入団し、自身を磨いてきた人たちの勇姿をこの目で観て、熱い眼差しと拍手を送ることができて本当によかった。
博多座には、まだ宝塚歌劇の光が確かに灯っています。その奇跡に感謝して…。
連日満席の博多座の客席が、マイティや星組生へのエールになると信じて!!
千秋楽まで、どうか心身ともに健やかに完走できますように…心から願っています。
これからも、タカラジェンヌの皆さんの意志により幕が開く限り、大好きな人が舞台に立つ姿を心から応援したい…そう思った4年ぶりの宝塚生観劇でした。
そして然るべき時に、宝塚の光が再び灯ることを信じています。
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