昨日は、月組さんの再開とマギーさんのインスタライブについて書きました。改めて宝塚歌劇を愛する人たちは数えきれないほどいらっしゃること、そして様々な意見や考え方があることを感じます。
収集がつかないほど情報が錯綜しています。10月22日に調査は予定通り完了するのでしょうか…。
宝塚歌劇のことを、信じさせてほしいです。
今日は、先日の4年ぶり宝塚観劇の続きです。
前回は、大好きな舞空瞳さんを中心に書いたので…今日は、主要キャストや気になった方のことを想い浮かぶままに書きたいと思います^^
伸び伸びとした、暁千星さんのビル!!
暁千星さんビルのバージョンを観劇しました。ビルの奔放さや若さ、可愛らしさをありちゃんの持ち味で伸び伸びと演じられていました…!
なんかね、2008年の博多座公演、月組の『ミーマイ」を思い出したよ(/_;)
当時2番手であった霧矢大夢さんが主演された、かなりレアなミーマイ!
タイプは異なりますが、この時のきりやんの雰囲気を何だか感じたんだよね。やっぱり月組の香りがしたのかな、ありちゃんのお芝居に。
ありちゃんは、ダイナミックさとやんちゃさ、舞台に立った時のパワーが凄い!って感じで、とてもこのお役が似合っていたと思います。そして、これからまだまだ伸びるぞっていう楽しみがあるビルでした。
歌声の迫力と、ダンスや動きのダイナミックさは安心感が半端ない!舞空瞳さん演じるサリーを包み込む…っていうよりは、同級生(もしくはちょっとなこちゃんが精神年齢高め)な感じのバランスも、この作品の持ち味にぴったりだったと思います!
素敵すぎた、水美舞斗さんのジョン卿
マイティ、素敵すぎた…(#^.^#)私、上級生になってからのマイティの舞台を生で観劇するのは初めてでした。もちろん映像では観ていましたが、生観劇して本当に素敵な役者さんだと思った…!
ジョン卿の大人の余裕や、マリア公爵夫人(小桜ほのかさん)に向けての純朴な愛情表現、ありちゃんビルとの奔放な絡み、サリーへの思いやりと優しさが滲み出ていて、舞台に登場するだけで目で追ってしまう素敵さでした…!
やっぱり、こういう上級生のスターさんが居る舞台って本当に締まるなと思ったし、元花組スターの柔らかく熱いオーラがビシバシ出ていて、これまたジョン卿というお役にハマり過ぎていました!!
ジェラルド・ボリングボーク:天華えまさん
やっぱり、ぴーちゃんはやってくれました…!私ね、濃いキャラクターだらけのミーマイのなかでどうしても存在感が薄くなりがち(失礼)なジェラルド、ぴーちゃんはどう演じてくれるのかな?と実はすごく楽しみでした。
やっぱ、ぴーちゃんは凄いね。まず、歌が上手すぎ!そして声が良すぎ!ほにゃっとしつつもやっぱり美しいし、動きの面白さや垣間見られる可愛げのある仕草など…とても魅力的に仕上げてくれてた!
ぴーちゃんが登場すると、やっぱり舞台がビシッと締まるんですよ。お役としては締めるっていう役割ではないけれど、ぴーちゃんの実力と愛嬌が舞台のクオリティをぐぐぐっと上げてくれていたのは、間違いありません!
ディーン・マリア公爵夫人:小桜ほのかさん
この作品に出演した皆さんは、全員が全員本当に歌が素晴らしかったのですが、そのなかでも異次元の巧さで作品を引っ張ったのは、ほかでもない小桜ほのかさん演じるマリア公爵夫人!
もちろん、台詞に漂う気品と威厳も異次元でした…。もう、本当に貴重な娘役さんですね。
今回のお役は、年齢がかなり上の設定でしたが、全く違和感なく可愛らしさも漂っていて、素敵なマリア公爵夫人でした。マイティとの並びも凄くお似合いだったなぁ(#^.^#)
ジャクリーン・カーストン(ジャッキー):極美慎さん
かりんちゃん、美女過ぎるっ!!!物凄くスリムで背が高くて、踊り出すとやっぱり男前なんだけど課題だったであろう「色気」も感じました。歌声も伸びやかで、冒頭の「これぞジャッキー」なお歌も凄く上手でした!
そして私が目を見張ったのは、そのスカートの裾さばき!
特に男役さんにとってはかなり難しかったであろう、ビルを誘惑する場面の「ガウンさばき」がとっても鮮やかで嫌らしくならず、品よくて素晴らしかったです!
ジャッキーの気の強さに嫌味がなくて、なこちゃんとのバトルも微笑ましい^^ぴーちゃんよりも背が高くてバランスはどうかな?と気になっていましたが、杞憂でした^^
めっちゃお似合いよ…!
ジャスパー・トリング卿:蒼舞咲歩さん
前回の記事にも書きましたが、さきっぽのお爺ちゃん…物凄くよかった(/_;
)耳が聞こえづらいおじいちゃんなので台詞こそ少ないのですが、ちょっとした動きや物腰、小物の扱い、他のキャストとの絡みが全部可愛いお爺ちゃんで、舞台のどこにいても追ってしまう存在でした…!
かりんちゃんに引っ張られて連れていかれたり、なこちゃんに労わられたり…その姿にほっこりして、舞台上のオアシスでした(#^.^#)
さきっぽ、バリバリのクールな男役さんも似合うけれど、こういうお役ができることが本当に素晴らしいと思います。誰でもができない、素敵な役者さんだと思いました!
セドリック・パーチェスター:ひろ香祐さん
ひーろーは、もう予想通りのキレキレ、テンション高めの期待を裏切らないパーチェスターでした!背がスラリと高くて、顔立ちもぱっと目を惹くひーろー!
でも、決して目立ちすぎず自身の場面はバシっと決めて、それ以外ではきちんと役割を果たしていて…「職人」という二文字が浮かんだよね。
とにかく、頼もしかったです…!
チャールズ・ヘザーセット:輝咲玲央さん
もう一人の頼もしい上級生、それがキザキさん!お邸の皆さんが集合している後ろにそっと佇んでいるだけ…そんな場面も、キザキさんだからこその重厚なオーラがあって、作品を上質にしてくださったひとりです。
台詞こそ少ないですが、登場されるたびに釘付け!
だって、その引き算のお芝居が堪らなくカッコいいんだもん…!星組ミーマイ、凄く贅沢だなぁ、素晴らしいなぁと思いました。
皆が主役の星組ミーマイ!!
星組ミーマイは、やはり唯一の娘役トップスターとして舞空瞳さんが燦然と輝いていたし、お芝居のなかの役割も、イレギュラーで素敵なフィナーレも「舞空瞳が主役!!」と言っても過言ではないくらい、なこちゃんファンには涙ものの公演です(/_;)
そして、ありちゃんビルもマイティジョン卿も本当にハマり役で、難しいお芝居もさらりとこなしているかのような素晴らしさでした。
でもね…、この舞台を隅々まで観せてもらって凄く思ったのが、星組ミーマイは本当に「皆が主役やなぁ!!」ってことでした。
綺麗ごとじゃなくって、本当にそう思った。
だからね、皆が主役だと思ったし、私はそういう想いで「端から端まで奥の奥まで」じっくり観させてもらったからこそ、こんなに感動できたんだと思います。
例えばビルが街の灯に佇むあの名場面も、ありちゃんビルを観つつ、果物売りの青年をずっと観てた。(どなただったのかな?)
果物を磨いたり、布を広げたりたたんだり、夜の街角で…どんな気持ちでこの果物を売っているのかなぁ…とかね。
その暮らしの背景までも考えさせてくれるお芝居だったし、自分も夜の街角にいるような気持ちになったんです。
主要キャストだけが巧くて輝いていても、やっぱり感動はできない。
全員が、そのお役を全力で生きているからこそ、感動するんだ…!
そして、それが宝塚だし、舞台なんだってこの世界が好きなことを凄く感じさせてくれた。
そんな4年ぶりの、素敵な宝塚生観劇でした。本当に、素晴らしかったです…!
ちょっと長くなったので、今回はここまでにして…。
また、素敵すぎたフィナーレのことを書きたいと思います。
「読んだよ!」のクリック↓↓していただけたら嬉しいです!
コメント