「真風涼帆」と「礼真琴」:歌劇6月号、感動のはなむけの言葉たち

真風涼帆さんのラストデイが迫っています。

私は、このブログでもどれだけ真風さんのことを書いてきただろう。

出会いはロミジュリの初演。もう10年以上も前のことです。私は当時、真風さんは「ダンスの男役さんだ!」と思っていました。しなやかで繊細、そして空気を動かすような大きなダンス!歌はちょっぴり苦手やね、下級生なのにお芝居はとても落ち着いているな、でも何だろうすごい「大器」を感じる…!そんな印象。

下級生時代から慌てず騒がず落ち着いていて、男役の芯の部分は常にブレない強さと不思議なオーラを持っていた真風さん。柚希礼音さん時代の星組が大好きだった私は、当時の星組のなかでも紅ゆずるさんとともに真風さんは特別に注目していて「柚希さんの弟」3兄弟時代が大好きでした( *´艸`)

でも、作品を追うごとにどんどんドキドキするような魅力を備えていき、それと同時に風格や品格が増していく真風さん。宙組で、もうそれは彼女を彩る色や纏うオーラが音をたてて変化した!そう思うほどの進化ぶり!毎公演新たな姿を魅せてくれるたびに、私はついついここでその魅力を書きたくなったのです。

真風さんの卒業が近づくにつれ、さまざまな番組や書籍などでラストデイに向けた企画が目白押しですね。そのなかでも涙ぐみながら読ませてもらったのが…

「歌劇6月号 真風涼帆サヨナラ特集」

私は、退団するトップスターに寄せて縁のある先生や生徒たちが「はなむけの言葉を贈るコーナー」が大好きです。さまざまなトップさんの退団特集を読んできましたが、真風さんへのはなむけの言葉はもう何やろうね…良すぎるんよ(/_;)本当に言葉にならないくらい素敵な言葉ばかりでした(/_;)

真風涼帆という「タカラジェンヌ」がそして「男役」が、真風涼帆として、そしてゆりかさんとしてどれほど多くの人たちに影響を与えたか、そして宝塚に多大な貢献をしたかがひしひしと伝わってきます。それは、現トップスター同士となった「星組トップスター 礼真琴」こっちゃんにもしっかりと受け継がれているんだなと思いました。

これほどまでに円熟味を増してきたこっちゃんが、唯一本当に自分と同じ立場で、でも誰にも言えない悩みを打ち明けられるお兄さんが、もしかしたら真風涼帆さんなのかもしれない。

ともに柚希礼音時代の星組で切磋琢磨しながら過ごし、あのとんでもなく輝きに満ちた時代を下級生時代に過ごした二人。二人にしか分からない苦悩や喜び、辛さとやりがい、プレッシャー、感動…があるのかもしれません。

こっちゃんの決して長くない、でもひとつひとつの言葉や行間に溢れ出る感謝や想い…。こっちゃんの「贈る言葉」にとっても感動しました。

もしかしたら、今一番辛い思いであろうこっちゃんに、真風さんはあの優しく大きな心で声をかけているのかもしれない…自分の退団公演の真っただ中でも…

そんなことを、「皆さんの言葉のなかにいる真風さん」から感じさせてくれました。

ほかにも、ここだけでしか知り得ないような真風さんとのそれぞれのエピソード、そっと皆さんの心のなかを覗かせてもらっているようなピュアな言葉の数々にぐっときてばかり!近くの本屋さんでは見つからないけれど、オンラインで買えて嬉しい( ;∀;)

こちらも、読んでみたい!(*’▽’)

こうして皆さんの言葉を読んでいると、私のなかでも真風さんの卒業がさらにリアルになってきました。私の宝塚愛が再燃してからの10年以上をずっと走り続けてくれていた真風さんの退団は、やはり一時代の大きな節目を感じます。寂しいな。ずっとずっと居てくれるような気がしていた。

だからこそ、今この時の男役集大成の真風涼帆さんをしっかりと見つめたい。ライブ配信は、ひとつひとつを楽しみながら大切にしっかりと見つめよう。

その丁寧に積み重ねられた年輪を感じる大樹のような姿!

帆をいっぱいに張った船が追い風を受けて悠々と真っ直ぐに海原を進むさまを…!

しっかりと見つめながら、しばし真風さんの思い出に浸りたいと思います。

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宝塚ファン歴20数年、福岡在住、このブログを運営しているnaomiです。

このブログは、アメブロで2011年に開設した「TAKARA座」を前身として、大好きな宝塚のこと、これまで観劇した作品について語っています。

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