ムラ遠征で「一ファン」が実感｜「タカラット」の現実と友の会のハードル・3次結果

2025年4月に始まった、宝塚歌劇団のポイント制度「タカラット」。

最初にこの仕組みが発表されたときは、「ついに宝塚友の会も、きちんと機能する組織に変わるのかな？」と、ちょっとワクワクしました。

が、実際に稼働し始めると…「あれ？なんだか想像していたのと違うかも？」と戸惑うことも…

先日、ムラに遠征した時にも、やっぱりタカラットのことで、ちょっと疑問に思ったことがあったので…忘れないうちに、書いておきたいと思います。

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「対象が少なすぎる？」実感した範囲の狭さ

「タカラット」は、宝塚友の会や一部のキャトルレーヴ商品やチケット購入など、宝塚関連サービスのうち対象となるものを利用すると、ポイント（タカラット）が貯まります。

そして、その数に応じて翌年度の“ステージ”が決まる制度ですね。

ステージは「ホワイト」「ブロンズ」「シルバー」「ゴールド」の4段階。 ステージが上がると、チケット抽選の申込み条件が増えたり、限定サービスの対象となったりする仕組みになっています。

ただし、ポイントの対象になるのは、思った以上に“限られたサービス”だけ。 これがかなり曲者…

たとえばこういうものが、タカラットの対象になっています。

• チケットの購入（友の会や宝塚歌劇Webチケット）
• キャトルレーヴ（オンライン・実店舗）の購入
• TAKARAZUKA SQUAREの利用
• 雑誌の定期購読
• 宝塚友の会への入会・継続

実際に一ファンとしての体感ですが、やっぱりちょっと対象範囲が狭すぎかもしれません。

たとえば、すごく小さなことかもしれませんが、個人的に驚いたのが、宝塚大劇場内の「レビューショップ」ではタカラットがつかないということ。

先日、ムラ観劇で、念願の礼真琴さんがパッケージに載る最後の「萩の月」を迷わず購入したのですが( ;∀;) 「レビューショップでの購入は対象外です」と、後にキャトルレーヴで教えていただき、驚きました…！

やっぱりスカステやライブ配信が対象外って…ちょっと悲しい

それに加えて、もちろん宝塚の殿堂も、そのほかの飲食店も対象にならない。

これは、ちょっと疑問でした。

さらには、私のように遠征してムラや東京で観劇するケースでは、そもそもこういうサービスが対象にならないっていうのは、結構こたえる…。遠方のファンは、やはりタカラットが貯まりづらい実感です…

• スカイステージ（月額視聴料）
• ライブ配信の視聴料
• 阪急系ホテルやレストランの利用など
• 宝塚オンデマンドの利用

こういう、“宝塚との関わりが深いサービス”も対象外になっているのも、ちょっと悲しいです…

遠方から応援しているファンにとっては、劇場に足を運ぶだけでなく、こういった方法での応援もとても大切にしているので(;_;)

特にスカイステージとライブ配信ですよね！これは、対象になってもいいのでは…と思います。

「友の会チケット」3次の結果

これを書いている今も、はぁ…となっていますが、実は、宝塚大劇場・東京宝塚劇場ともに、星組公演のチケットが1次〜3次すべて落選でした。

「RRR」に間に合う頃に友の会に入り、それから毎回申し込んできましたが、とうとう礼真琴さん時代の終盤に差し掛かり…こっちゃんトップスター時代の最後の公演も、ついには友の会チケットを購入することができませんでした(;_;)

2次、3次と当選していない人が当選しやすくなる仕組み、とのことでしたが、やはり激戦でしたね…。いや、こっちゃんの人気を思うと一ファンとして嬉しいんです、でもやっぱり1回くらいは友の会当てたかったなぁ…

なので、友の会以外の貸切公演や正規のチケット販売方法を活用して、なんとかチケットが取れている状況…。

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友の会以外でチケットが取れているだけ有難いですが、本当に本当に、友の会に入会している意味を見いだせないまま、大好きなこっちゃんが退団していこうとしています…

タカラットのステージが上がれば、抽選のチャンスも少し増えると知っていたけれど、 「じゃあ、それを上げるには？」と考えたとき、 「結局は、友の会でチケットが取れないことには、いつまでもステージを上げづらい仕組み」に、ちょっぴりもやもやしてしまったのも事実です。

多彩な「応援のカタチ」を、ひろえる仕組みに

とはいえ、タカラットの取り組みは始まったばかり。

これまでは、キャトルレーヴでいくらお買い物しても、なかなかステージに反映されなかったところが、少しでも“応援の記録”として残るようになったという点では、意味のある一歩だと思っています。

私も含め、宝塚ファンの方々は、それぞれにさまざまな方法で宝塚を、大好きなタカラジェンヌさんを応援されていますよね。

• 仕事や家庭、日々のあれこれで、遠方でなかなか劇場に足を運べないけれど、ライブ配信やスカイステージ、円盤で日々心に潤いをもらい、応援している方。
• キャトルレーヴ（オンライン含む）で、積極的に買い物している方。
• 長年、地元の別箱や全ツなどで生観劇している方。
• 最近偶然に、宝塚歌劇の世界に興味を持って、一度は生で観てみたいと思っている方、など…

どの形の応援も、全部本物で、全部宝塚歌劇の未来を担っている大切な想いだと思うから。

タカラットが、いつかそんな“多様な応援のかたち”に優しく寄り添う制度になってくれたら── そんなふうに願わずにはいられません。

「応援する気持ち」は、ポイントに換算できるものじゃないけれど、少しだけ形にしてくれる仕組みができたことは、素直によかったと思います。

ただ、そこに“ハードル”が多すぎると、せっかくの制度も、逆にファンの心を遠ざけてしまうかもしれません。

っていうのが、友の会会員、スカイステージ、オンデマンド、ライブ配信、キャトルオンライン利用、そしてムラ＆東京遠征をしている、20数年の一ファンの実感です…！

いや～、友の会チケットってなかなか当たらんものですね！

皆さまの結果は、いかがでしたか？

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