ついに…この時が来てしまいましたね。
星組トップスター・礼真琴さんが出演された、最後の「NOW ON STAGE」を観ました。
本当にもう言葉にならないくらい、ぐっと来てしまったナウオンでした…(;_;)

ずっと星組を率いてきたこっちゃんが、大切な仲間たちと時に楽しく和気あいあいと、時に真剣に作品について語り合うこの番組。前半は、思っていた以上に心明るく楽しく観れていたんですが、後半はやっぱり…泣いてしまいました…(;_;)
青い花束を受け取る、あの瞬間…
「こっちゃん、本当に卒業してしまうんだ…」と初めて、こっちゃんの卒業が実感として伝わってきて、本当に寂しくて切ない気持ちになってしまいました…
最後のナウオンに並ぶ、4人の星組の絆
出演されたのは、礼真琴さん、暁千星さん、極美慎さん、天飛華音さんの4人。
この4人の並びだけで、もう胸がいっぱいになる方も多いのではないでしょうか。
私も、そのひとり。
今回の皆さんのお話を聞いていると、最後のナウオンはやっぱりこの男役さん4人でよかった、と感じました。
作品の魅力、役への思い、そして星組への愛情を、それぞれの言葉で丁寧に、温かく語ってくれて…
でもその合間合間にこぼれる沈黙や、目に浮かぶ涙。
ときおり声を震わせながら話すありちゃん、かりんちゃん、そしてカノンくんの姿に、画面越しに心がきゅっとなって気づけば私も泣いていました…(;_;)
ありちゃんの涙にこめられたもの
特に印象的だったのは、暁千星さんの涙。
「ことさんみたいに、引っ張っていけるのか…」
そんなふうに、目の前を見つめながら、消え入りそうな声で語る姿に、ただの寂しさだけではない、“星組を背負う覚悟”と“未来への不安”が滲んでいて…
トップスターとしての責任を背負うプレッシャーが、どれほどのものなのかと…。
ありちゃんほど、着実に人気も実力も積み重ね、こっちゃんからもあんなにも信頼されているありちゃんなのに…。
そして、それを背中で教え続けてくれたこっちゃんが、もういなくなってしまうという現実…。
その重さを、ありちゃんが真正面から受け止めていることに、ただただ胸打たれ、そしてこう思ったんです。
「あの頃の、こっちゃんみたいだ…」と…
こっちゃんも、尊敬する紅ゆずるさんが退団される時、とても不安そうだった。
これから自分がトップスターとして率いていけるのかと、不安とプレッシャーで押しつぶされそうだったこっちゃんの言葉や姿を思い出しています。
でも今は、そんなありちゃんを優しく大きな懐で受け止めている礼真琴さん…(;_;)
こっちゃん、本当に本当に立派なトップスターさんになられたんだなぁと…一ファンは、胸がいっぱいになったのです。
優しく包み込むような、こっちゃんの明るさ
そんな中でも、終始明るく、軽やかに場を盛り上げるこっちゃん。
しょんぼりとしてしまう3人を見て、おどけて笑わせて、空気を和ませようとする姿に、「ああ、最後までこっちゃんだなぁ…」と、改めてその人柄を感じました(;_;)
頼りになって、でも決して驕らず、誰よりも仲間に寄り添う。
こっちゃんが、星組の「太陽」だったんだとしみじみ感じたなぁ…
あの最後のナウオンにも、ぎゅっとこっちゃんの「優しさ」が詰まっていたように思います。
絆を語る3人のまなざし
極美慎さん、天飛華音さんも、それぞれにこっちゃんへの語りつくせない感謝と信頼と、リスペクトが溢れていて…
かりんちゃんの真っ直ぐで誠実な言葉。横顔が引き締まっていて、もうあの頃の「ほにゃっとしたかりんちゃん」じゃない。真剣に鋭い眼差しでこっちゃんを真剣に見つめて、話を聞いている横顔が、とてもカッコ良くて「本当に、大きく成長されたんだなぁ…」と勝手に感慨深くなってました(;_;)
そして、カノンくんの、こっちゃんと一緒に舞台を作ってきた誇りと感謝…
一番に泣き出してしまったカノンくん、その涙に私も一緒のタイミングで泣いちゃったよ…(;_;)カノンくんが「柳生忍法帖」の新人公演でこっちゃんが演じた柳生十兵衛に挑んだ時、ライブ配信で観ながら「なんてカッコいい男役さんに成長されたのだろう」と心底思って、大器を感じました。
あの時もこっちゃんの背中を懸命に追って、自分らしい十兵衛を創り上げたカノンくん。
あれから、主要なお役をいくつも経て、こっちゃんとともに武道館の舞台にも立って、そのこっちゃんとの歩みを思うと本当に胸がいっぱいになります。
そのどれもが、温かくて、優しい。そして決意が滲んだ涙でした。
“最後の花束”に込められた想い
最後に、こっちゃんが手にした青い花束。
こっちゃんが、たくさんの仲間たちに花束を渡し、見送ってきたこれまでの時間。
今度は自分が受け取る側になった、あの瞬間。
「今の事しか考えられない」ってこっちゃんは言っていたけれど、きっとあの花束を受け取った瞬間…
心の中にはこれまでの数えきれないほどの想いが、溢れ出ていたんじゃないかなぁ…と想像してしまうような初めて見るような表情でした。
こっちゃんが歩んできた時間、星組の仲間たちと築いてきた絆、そして未来へ託す願い──
それらすべてが、青い花束に込められていたようで、最後の最後まで画面の前で静かに涙を流してしまいました。
でも何より、「長い長い間、タカラジェンヌで居てくれて本当に有難う」の気持ちが溢れてきたなぁ…(;_;)

こっちゃんが、星組が大好きだ…そして──
このナウオンを観終えて、改めて思ったのは、「こっちゃんが星組のトップでいてくれてよかった」「タカラジェンヌの時代に、こうして出会えたことが本当に幸せだ…」という気持ち。
そして、ありちゃんがこれから創っていく星組も、こっちゃんが残してくれた温もりや絆は、きっと変わらず受け継がれていくのだろうな…という希望を感じました。
今、星組は大きな転機を迎えています。
でも、どんな変化の中にも「星組らしさ」が継承されていくのは、こうして人と人とが紡いできた「想い」と「絆」があるからなんですよね。
それを信じて、これからも星組を見つめていきたい。そして、かりんちゃんが花組で最高に輝く姿を応援したいです…!
そしてもちろん──
こっちゃんのラストステージ、しっかりこの目で、心で、見届けたいという想いを新たにしました。
切なくも温かい、心にじんわり沁みわたった、素敵な時間でした。
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