「隣に居なくても」──ことなこが紡いだ日々

礼真琴さんの最後の星組本公演『阿修羅城の瞳』『エスペラント!』が幕を開けましたね。

初日のレポ、そして観劇された方々の感想などを読ませていただいて、楽しみな気持ちが膨らんでいます(*^-^*)

そして、今日放送された、星組終演後インタビュー、礼真琴さんと暁千星さんが登場されました。

こっちゃんのトークは、想いが言葉や仕草に自然とのっていて、本当に笑顔になれます…!ありちゃんも、そんなこっちゃんから吸収したい気持ちや絆も感じるし、本当にお2人の関係性が素敵だなぁと…。


でも私は、そんな姿を笑顔で観ながらも、やっぱり胸の奥にある想いがあって…

今日は、そんな気持ちをそっと綴りたいと思います。

目次

大羽根の並びに映った、嬉しさと寂しさ

タカラヅカニュースでは、今日までに終演後インタビューやパレード映像などを観ることができました。

大きな羽根を背負った礼真琴さん。真っ白で煌めくビジューがたくさん。品格あるトップスターの姿に感動するし、でもおしゃべりはいつものこっちゃんで、安心感と頼もしさがハンパない!
そして、その隣に並ぶ暁千星さん。次期トップスターとしての一段階上がった輝きが眩しかったです。

おふたりが醸し出す、高い次元での役者としての覚悟や、タカラジェンヌとしてのやりとりが、一見カジュアルで楽しいトークにも滲み出ていて、確かな「バトンの手応え」も感じました。

すごく美しくて、眩しくて、
思わず笑ってしまうくらい、トークも楽しかったんです。でも…

やっぱりふと、心の奥に寂しさが湧き上がってしまいました…

ああ、ここに、なこちゃんはいないんだなと…
いつもの終演後トークに、あのプリンセスの姿がないことに、今さらながら痛感してしまって。

「ふたりで決めたゴール」だったから、受け止められた


なこちゃんが先に卒業するという選択も、こっちゃんが単独で最後の道を歩むことも、
すべておふたりで十分に話し合い、おふたりで決めたゴールなのだと信じています。

だからこそ、一ことなこファンとして真っ直ぐに受け止められたんだと思う。
そして、その結果生まれた「ティアラアスール・ディスティーノ」という奇跡のような作品…。
今思えば、なこちゃんだけが先に卒業したからこそ叶った、あの美しい「もう一つの集大成」だったのかもしれません。

夢のようなデュエットダンス、まるで物語のように完結するティアラを授ける美しい演出、ふたりだけの時間…。

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そして、こっちゃん単独だからこそ実現できたであろう、礼真琴スペシャル構成の『ANTHEM』という奇跡のコンサート。

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さらには今回、『阿修羅城の瞳』でありちゃんと描く、新たな世界…
今ならすべてが、壮大なシナリオにも思えます。

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観劇が楽しみなはずなのに、寂しさも大きい…

本当なら、観劇の日が待ち遠しくてたまらないはず。

もちろん、待ち遠しいです!

が…
今は、楽しみな気持ちと、寂しさとが入り混じってます。

大好きなタカラジェンヌさんをたくさん見送ってきたのに…!やっぱり慣れませんね。

こっちゃんの退団公演。

素晴らしい舞台なんだろうということはわかっているからこそ、こっちゃんや星組生が、どれだけ力を尽くしているかを想像できるからこそ…

決して言ってはいけないと思ってはいたのですが、やっぱり仕方ない。

やっぱり、私はきっと、舞台のどこかにそっと、なこちゃんの姿を探してしまうんだと思う。

それくらい、ことなこは私に、最高に素敵な「トップコンビが描きだす夢」をみせてくれたということですね(*^-^*)

こっちゃんの、タカラジェンヌとしての最後の舞台。
そこになこちゃんは居ないんだということは、もうとっくに理解していたはずなんですけどね(;_;)


心の奥で、どうしても抗いきれない、ぽっかりとした想いがあることに、終演後インタビューを見ながら気づいてしまいました。

ことなこが紡いでくれた時間

礼真琴さんと舞空瞳さん。

おふたりが星組で宝塚の世界魅せてくれた、言葉にできないくらいのときめきと感動。
その眩しさとあたたかさを、今でもはっきりと思い出します。

信頼し合い、支え合い、でも決して寄りかかりすぎることなくそれぞれがとてつもなく輝いていた。
すべてが、あのおふたりならではの絶妙なバランスでした。

もちろん、礼真琴さんは本当にトップスターとしても、ひとりのタカラジェンヌ、そしてエンターテイナーとして確立されていて、一ファンとして本当に誇らしくなるほど素敵な方だと思います。

でも、隣に舞空瞳さんが居てくれた時間は、なこちゃんが隣に居てしか観れなかった、礼真琴さんの男役としての素敵な表情や声色や佇まいがありました。

だから、なこちゃんが隣に居ない今、どうしても寂しさが拭えないのは、仕方ないことなのかもしれません。

隣にいなくても、消えない絆

たとえ今、こっちゃんとなこちゃんが隣に並んでいなくても…

ことなこが紡いでくれた奇跡のような時間は、確かに心に刻まれています。

礼真琴さんと舞空瞳さん。
おふたりが、ともに舞台に立ち一緒に輝いていたあの日々は、これからもずっと宝物です。

こっちゃんは最後の星組の舞台に、今まさに日々情熱を燃やしている。
そしてなこちゃんは、新しい未来へ…。

きっと観劇したら、こっちゃんの隣になこちゃんの姿を探してしまう自分がいるのだと思う。

そういう気持ちを無理に押し込めずに、でもこっちゃんのタカラジェンヌとしての最後の姿を、めいっぱいに目に心に焼き付けたいです。

…と、今日も暑苦しく語ってしまいました( *´艸`)やっぱり、ことなこのことになると、熱くなってしまいます、いまだに!(*^^*)

これからも、こっちゃんとなこちゃんが「いつかまた、どこかで…」出会うことを心の奥でそっと願いながら…

それぞれの輝きを、心から応援していきたいです。

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宝塚ファン歴20数年、福岡在住、このブログを運営しているnaomiです。

このブログは、アメブロで2011年に開設した「TAKARA座」を前身として、大好きな宝塚のこと、これまで観劇した作品について語っています。

筆者の詳しい自己紹介はこちら→https://takaraza.com/profile

コメント

コメント一覧 (2件)

  • いつも楽しく拝見しています。これから観劇されるということですが是非琴ちゃんのフィナーレ最後のソロダンスを注目していただけたらと思います。最初大階段を見上げるところからはじまるのですが、その後の振りがデュエットダンスのように見えるのです。SNSでなこちゃんファンの方がなこちゃんを感じたと投稿していらっしゃるのを観ましたが私もそう感じました。トピアもティアラもなこちゃんは大階段からの登場でしたし、ことなこ脳のなせる業かもしれないですがw 勿論後半はしっかりソロダンスで素晴らしいです。

    • べいべいさん、いつも読んでくださっているとのことで、有難うございます(*^^*)
      そして、見どころも教えてくださって嬉しいです…!
      ソロダンス…ナウオンでもこっちゃんや星男3人の皆さんもお話しされていましたね。心して、見つめたいと思います(/_;)きっと泣いちゃうなぁ…
      こっちゃんの隣にはなこちゃん、今は舞台上に居なくてもその記憶とときめきが、私たちの心に残っていますね。
      そして、こっちゃんご自身の魅力が最高に輝く退団公演であることを願いながら、観劇を楽しみにしています!

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