2025年、宙組は新たな体制で歩みを進めることとなりました。
桜木みなとさん、春乃さくらさんのトップコンビが誕生し、さらに、水美舞斗さんをはじめとする新たなメンバーが加わり、組の新陳代謝が進んでいく節目の時期にあります。
今も、宙組に対する感情が、以前と同じようには戻らない。
そう感じる宝塚ファンの方も少なくないでしょう。
だからこそ、これからの宙組には、これまで以上に繊細な歩みが求められると感じています。

新トップコンビに期待すること
桜木みなとさんには、これまで培ってこられた確かな実力と、包容力のある空気感がありますね。
ずんちゃんの明るく優しい笑顔は、新たな宙組のイメージを創っていくのではないでしょうか。
春乃さくらさんとのトップコンビも、「さくらさく」柔らかで爽やかさのある並びとなり、新鮮です。
長い期間組まれるコンビではないかもしれないので、おふたりの持つ歌唱力が十分に発揮できるような演目選び、観客の心を優しく包み込むようなトップコンビの“声の力”…それを引き立てる演出に期待。
以前もこちらの記事で書かせてもらいましたが、大好きな礼真琴さんの「REACH」でずんちゃんとデュエットされたとき、その歌声が余りにも素敵で涙が出ました…
こっちゃんがずんちゃんを包んでいるような、ずんちゃんがこっちゃんを包んでいるような…。
そんなおふたりの重なる歌声に、本当に感動したんです。

カジュアルな演目や大人っぽい演目もいいですが、やっぱりお2人の柔らかな笑顔があふれる、品格のある「爽やかな作品」が巡ってくるといいなと感じています。
宙組の持ち味である「スタイリッシュ」や、これまでの傾向にこだわりすぎず、新鮮な演目選びに期待したいです。

水美舞斗さんへの期待
新たに宙組に加わる水美舞斗さんは、持ち前の熱量、華やかさ、そして卓越したダンス力を大きな武器として、宙組で存在感を放ちそう。
宙組の組体制の中に、マイティならではの“躍動感”と“熱いエネルギー”が加わることで、組の空気感に新鮮な変化が生じること、よい循環を生む未来を願っています。
特に、ダンスナンバーの力強さや、舞台全体を一段華やかにする存在感は、今後の宙組において大きなポイントとなるでしょうね。
2番手となると悪役が増えそうですが、やっぱりマイティは笑顔で「ダンディな紳士」や「可愛い好青年」が似合う…!ミーマイを観て、強く感じました。

これからの宙組が求められること
現状、宙組は「滞留した空気感を変える」ための、とても大切な時期に差し掛かっているのだろうと感じます。
決してなかったことにはできない、大きな出来事でした。
しかし、未来を紡いでいくためには、組全体で信頼と希望を積み上げていくことしか道はない。
そんな状況のなかで、舞台のクオリティはもちろん、あらゆる人たちが「安心して、心から舞台を楽しめる」空気を少しずつ取り戻していくこと…
それが、次期宙組に求められる、最も重要な課題なのかもしれません。
拭えない思いと「未来へ」のエール
まだ、宙組の状況、宝塚歌劇団の状況に対して複雑な気持ちが拭えないのが正直なところです。
ですが、新たな一歩を踏み出そうとする桜木みなとさん、春乃さくらさん、そして水美舞斗さんをはじめ、未来へ向かって進む方たちの姿には、静かな期待と、エールを送りたいです。
時間をかけて、ゆっくりとした変化になるのかもしれない。
それでも、組をこえて先鋭が集結する新しい宙組が、また多くの人の心をあたたかく照らす場所になりますように…。
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