星組大劇場公演「阿修羅城の瞳」「エスペラント!」の観劇レポを読ませていただき、気になっていた「階段降り」の順番や羽根についても、知ることができました。

「エスペラント!」パレード 階段降りの並び
小桜ほのか(エトワール)
↓
碧海さりお・瑠璃花夏・稀惺かずと
↓
詩ちづる・天飛華音(3番手羽根)
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極美慎(3番手羽根)
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暁千星(2番手羽根)
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礼真琴(トップスター・大羽根)
次期トップ娘役がエトワールを務めるケースが多いですが、今回は専科異動となる小桜ほのかさんが選ばれました。
これまでの星組での功績、歌の素晴らしさを持ってすれば、今回はほのかちゃんがエトワールでよかったと思います。星組ラストに、あの美声を解き放ってめいっぱい劇場内を包んでほしいです…!
花組へ向かうその背に、星組の誇りを
そして、極美慎さんと天飛華音さんが背負った“3番手羽根”にも注目が集まっていますね。
「エスペラント!」のパレード階段降り。
星組ファンとして…とても意味を持つ階段降りの順番と羽根だったと感じました。
極美くんが3番手羽根を背負った。それも、組替えを目前にしたこのタイミングで。
これは、まぎれもなく「星組の3番手スター」と、公式に刻まれた証なのだと感じました。
星組で過ごした日々に贈られた、最後の羽根
極美慎さんは、下級生時代から、ずっと星組で歩んできたタカラジェンヌ。
長身で華があり、どこにいても目を惹く存在だった下級生時代。学年が上がってからも正統派の2枚目役から、色気のある少し屈折した役、繊細な役、そして女役までこなせる演技力を磨いてこられました。
生観劇するたびに、極美くんの輝きに目を奪われ、次第に惹き込まれていった。
これまで、何度も「そろそろ羽根を背負ってもよい頃では…」と思ったこともありました。(これまで、背負われたことなかったと思います)
が、なかなか“羽根”という形でその努力が報われる瞬間には巡り合えなかった。
そんな極美くんが、こっちゃん(礼真琴さん)の退団公演という大切なタイミングで、ついに3番手羽根を背負われたんですね。
これまで、星組で活躍してきた極美くんへの劇団と組からの感謝と敬意の証の羽根だと感じます。
“並び立つ存在”としての演出と、未来への予感
天飛華音さんも、同じく3番手羽根で並びました。
この並びにも、きっと意味があるはず…そう感じます。
カノンくんは、「これからの星組を牽引する存在」としての証を、3番手羽根という形で示されたのでしょう。
これからの星組を担うであろうカノンくんと、これまでの星組で大きな存在感で活躍してきた極美くん。
極美くんは次のステージ、花組へと旅立っていきます。
だからこそ、この羽根は星組での最後の贈り物であり、星組で叱咤激励されながら力強く素敵な男役さんへと進化された極美くんへの、「卒業証書」のような意味合いもあったのかもしれません。
星組の光として、そして次の舞台へ
こんなにも長く星組を支えてきた極美くんが、ついに羽根を背負ったのに、その姿をきっともう「星組では」見ることができないんだなぁと思うと、寂しさがこみ上げています。
組替えは、きっと極美くんのチャンスになると信じてはいるけれど…。
今回の「阿修羅城の瞳」でも、新たな境地に達して大活躍されているよう…!きっとこれが「旅立ちにふさわしい舞台」だったのだと、観劇したら感じられることでしょう。
3番手羽根を背負い、花組へ。
それは単に“旅立ちのご褒美”ではなく、これまでの努力と実績が形になった証明、そして「次のステップへの後押し」だったと感じています。
花組にはすでに強力な路線スターが揃っていて、同期である100期の聖乃あすかさんという有力な存在がいらっしゃるのも周知の事実です。(ほのかちゃんも、生観劇すると映像で観ていた以上にとても魅力的で華のあるタカラジェンヌさんだと感じた…!!)
極美くんが花組での立ち位置がどのようになるのか、まだわかりませんが…
少なくとも、演技力もビジュアルも兼ね備えた極美くん。
主演の風格、実力、人気をすでに備えているからこそ、羽根が力強い後押しとなって“新しい物語”が始まるのではと期待しています…!
星組ラストで羽根を背負っての旅立ちは、「終わり」ではなく「始まりの合図」なのでしょう。
こっちゃんのもとで培った輝きが、きっと次なるステージでも光を放つと信じています。
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