演出家 谷正純先生が、この世を去られたとの報を知りました。
各社からの記事を読んで知り、驚きました…。
『ベルサイユのばら』は、何度も手掛けられ、近年では彩風咲奈さんの退団公演となった宝塚グランドロマン『ベルサイユのばら』-フェルゼン編-も演出されましたね。とても評判が良く、新演出も話題に。令和のベルばらは、新たな歴史を刻んだと思います。
浪華人情物語『銀二貫 -梅が枝の花かんざし-』(2015年 雪組 宝塚バウホール 主演:月城かなとさん)は、宝塚歌劇で上演するには渋い題材でしたが、映像で観て今も忘れられないほど、情感のある素晴らしい作品でした。
そして私が、生まれて初めて宝塚歌劇を観劇した作品。
それは博多座、宝塚グランド・ロマン『我が愛は山の彼方に』(1999年 星組 主演:稔幸さん)。
「桃の花」の演出、今もあの光景が目に焼き付いています。
「我が愛」は、宝塚歌劇とのファーストコンタクトで、ただただ圧倒された。
初めての出会いが、谷先生の作品だったことに改めて気づいて、こんなにも長い間、宝塚歌劇を支えてこられた先生なのだと感じています。
ゆめゆめしい世界観だけでなく、「人間」のあらゆる側面をを深く描かれる先生だったと思います。
長きにわたり、歴史を題材にしたものを中心に、数多くの宝塚作品を手掛けてこられた谷先生。
これまで、宝塚歌劇の世界を数多くの作品で彩ってくださり、有難うございました。
どうぞ、安らかに…。
◎「読んだよ」のひと押し、よかったらお願いします↓↓
(宝塚ブログランキングが開きます)
Click if you read it — it makes me happy!
コメント