礼真琴さんの 日本武道館コンサート『ANTHEM―アンセム―』ドキュメントブック(CD付)が手元に届きました。
もう、何から語ったらいいだろう…というくらいの充実した内容で、簡単に言葉にはできないほどの感銘を受けました…
とにかく凄い。
こんなに心を揺さぶられる1冊に出会えたことが、本当に宝物です。
大好きな礼真琴さんが宝塚歌劇団をご卒業されるまで、約4か月と少し。
刻一刻とその時が近づいてゆくほどに、これまで決して語らなかったことを、こっちゃんは今だからこそあえて語ってくれているような気がします。
婦人画報のインタビューも最高でした(;_;)

それは、ご自身の歩みを振り返っているだけではなく、きっとこれからの宝塚歌劇への花月星雪宙専科すべてのタカラジェンヌへの、そして宝塚を愛するすべての人への「アンセム」なんだと心から感じています。
本当に血の滲むような努力の先にある「天才的」なパフォーマンス。
天からあらゆるものを授けられていると感じてしまうほどに、あまりにも自然にあまりにも超人的クオリティな舞台を見せてくれる礼真琴さん。
でも、その裏にあったこっちゃん自身の心の内をこんなにも赤裸々に語ってくれるその姿に、本当にファンやこの本を手に取る人を信じてくれているんだと感じて、心が震えました。
アンセムロングインタビューで語ってくれた礼真琴さんの言葉ひとつひとつを、噛みしめて読みました。

その中で、1つだけここに書いておきたい。
「宝塚らしくない」を「唯一無二」へと進化させるまでの、こっちゃんの心の軌跡は特に胸に迫るものがありました(;_;)
入団した頃にこっちゃんが憧れたのは、宝塚らしい凛とした美しさ、そして佇まいを持った男役。
でもご自身お持ち味は対極にあると、耳に入り続けた宝塚人生。
宝塚に染まりたい自分。
でも、「宝塚らしくない」と言われ続けてきた自分…。
コンプレックス、ウィークポイントだと感じていた「宝塚らしくない」部分を、トップスターになってから武器に変えて大躍進していった礼真琴さん。
「私の可能性を信じてくれた、宝塚に感謝の気持ちでいっぱい」こっちゃんは、やっぱり宝塚歌劇に言い表せない程の愛情と恩義を感じていたんだな…。
順風満帆なトップロードを歩んできたように見えるこっちゃんが、これ程までにご自身の「宝塚らしくない」ことにコンプレックスを感じて、「こんな私でも、トップスターにならせていただいた」と感じていたなんて…
私は、礼真琴さんが「礼真琴さん」だったから、こんなにも魅力を感じて、大ファンになりました。
だからこそ、「宝塚らしくないって何だろう…」と苦悩した先に、「唯一無二の武器に」と思考を転換し、持ち味を十二分に発揮してくださったこと、心から感謝しています。
その時に、別の世界に飛び立たず、こうしてこの場所で魅力を開花させてくださったからこそ、素晴らしい景色がいくつもありました。
こっちゃんを追いかけたからこそ見られた景色、そしてたくさんの幸せをもらった。
こっちゃんが積み重ねてきた宝塚の男役芸を、私も心から信じています。
このドキュメントブックを読んでいると、言葉がどんどん失われます。
なんかもう、今まで物凄いものをみせてもらってきたんだなと…。
礼真琴さんのファンになれて幸せだ…
もう、シンプルにそれしか浮かんでこない程、何だかわからない感情が渦巻いて泣けてくる感じでした…!!(;_;)
礼真琴さん、改めて心から有難う…
タカラジェンヌとして過ごす、あと少しの時間も、大切に噛み締めたいです。
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