雪組ミュージカル『愛の不時着』が、千秋楽を迎えましたね。
11月末から、東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)、そして梅田芸術劇場メインホールで12月28日まで、短い公演期間ではありましたが、朝美絢さんのトップスターお披露目としてインパクトのある別箱作品でした。
千秋楽ライブ配信は観れなかったのですが、NOWONSTAGEや、タカラヅカニュースでの公演の様子を観て、今の雪組ならではの魅力がつまった作品だなぁと感じました…!
下級生時代から、「迷彩柄」が大好きだったあーさ。その迷彩柄を纏ったり、軍服だったり、表情も凛々しくてまた新たな姿をみせてくれましたね!
ゴージャス感のあるあやちゃんと、端正な美しさが光るせおっち、そしてクールな華純 沙那さん。組替えが決まっている、愛すみれさんも活躍されていました!
で、この公演中にせおっちの雪組組替え(専科から異動)が発表されたわけですが、星組の大切な瀬央ゆりあさんが「雪組生」と呼ばれるようになるんだなぁ…と一抹の寂しさもありました(/_;)
ただ、ほんのちょっと懸念点。
朝美絢×夢白あや×瀬央ゆりあのトリデンテになった場合、基本的にトップスターは「正義」、トップ娘役「ヒロイン」、そして2番手が「敵役」となりがちなのが宝塚歌劇の作品。なので、ある意味2番手時代が美味しいお役が多いともいわれていますね。
エルアルコン鷹のように、ダークヒーローが活躍するケースもありますが、やっぱりこういう構図が多い。
で、せおっちが雪組で正式に「2番手羽根」を背負うことになれば、せおっちはこれから「悪役、ヒール役」が増えていくのかなぁ、と思ったりします。
せおっちは、星組時代もアルトワ伯や、モンテ・クリスト伯のフェルナンのような悪役・曲者感のあるお役も、存在感たっぷりに演じてこられました。
が、「ディミトリ」の時には純然たる「敵役」ではなく、大きく礼真琴さんを包み込む「覇王」でしたね。「めぐ会い」では礼真琴さん演じるルーチェの親友役。「バレンシアの熱い花」のラモンも凄く似合ってた、素朴で可愛らしくて健気で泣けた(/_;)
やっぱり、せおっちの温かみが出るお役が素敵なので、敵役ばかりではなくて、せおっち本来の持ち味が活かされたお役も観たいなぁと思っています。
あーさとあやちゃんは、並ぶと大人っぽい雰囲気。
現代的で、宝塚歌劇の枠を飛び越えるような作品も似合いそうです。
ミュージカル『ROBIN THE HERO』脚本・演出/齋藤 吉正、ファンタスティック・ショー『オーヴァチュア!』作・演出/三木 章雄
次回作、雪組トップコンビ朝美絢さん、夢白あやさんの大劇場お披露目公演では、意外にもファンタジー要素が多そうな作品が選ばれました。
そんな華のあるタカラジェンヌが揃う今しかできない、雪組の魅力が活かされる作品が巡ってくることを願っています。
これから雪組は、ちぎさん(早霧せいなさん)時代の雪組のように「人気アニメや漫画の実写化」「人気映画・ドラマの実写化」のような原作ファンもたくさんいる、ハードルの高い作品も挑戦されていくのでしょうか(*’▽’)
来年の3月まで期間は空きますが、新たな雪組の船出が今から楽しみです…!!
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