礼真琴さんの退団記者会見の様子を、映像で観ました。
記事で読んだ「文面」と「映像」から受ける印象はやっぱり違っていて、映像だからこそ伝わるダイレクトなこっちゃんの清々しさや、真っ直ぐさ、そして迷いのない曇りのない表情、空気感に、私自身も寂しさだけじゃなく前向きな気持ちをもらいました。
今日は、こっちゃんが記者会見で語ってくれたこと(の一部)を、映像を観た感想とともに振り返ってみたいと思います。
「私らしく」
こっちゃんがトップスター就任時に、紅ゆずるさんから「そのままの自分で自由に」と言ってもらった言葉を、今も大切にされているんだな、と胸が熱くなりました。
こっちゃんは、自分のことを「トップスター」と称することは、ほぼなかったと記憶しています。
退団会見でも、トップオブトップと呼ばれるようになっても「主演という立場」と表現するところ、とってもこっちゃんらしくて素敵です。
でも、やっぱり「星組トップスターである今」しか叶わない「トップスター」と自身を呼ぶ姿も見てみたいな。
まずね、こっちゃんが公式の場で「相手役の舞空瞳」と口にされたことに、私はキュンとしたんよね(;_;)
いつもは「なこちゃん」って呼んでいる姿を見慣れているからか、こうして改まってなこちゃんの存在を口にされているのが、何だかとてもグッときてしまった…。
そして、「改めて」という部分を、とても強調してバシッと話されているように感じて、印象に残りました。
あぁ、そうか…。
やっぱりそうだったのかと…。
「記憶にございません」のお稽古が始まってすぐに「改めて」…
この言葉から察する事柄が頭を駆け巡って、じーんときてしまった…。
「これが私たちのベストだった、そう思ってもらえるように」「2人で決めました」
なこちゃんは退団会見でこう語ってくれていましたね。
どんな時も私の思いを理解して、一番近くで本当の私を知ってくださり、私の気持ちをゆっくりと聞いて優しく受け止めてくださった。「なこちゃんが決めたことなら全力で応援するよ」と温かいお言葉をかけていただいた。
それぞれの会見で語られたなこちゃんとこっちゃんの言葉を重ね合わせると、欠けていたパズルのピースがぴったりとはまっていくような感覚がありました。
公に退団について口に出来なかった長い時間、お2人が「ことなこトップコンビの最良のゴール」について話し合いながらここまで進んでこられたことが伝わってきて…。
だからこそ、舞空瞳サヨナラショー「最高のことなこの集大成」は、あんなにも輝いていたのかなって…。
なこちゃんのサヨナラショーは、こっちゃんにとっても大切なサヨナラショーだったことが伝わってきます。
とんでもないことって…( *´艸`)何だろう?
こっちゃんのあの表情、退団会見とは思えないリラックスした雰囲気で流石でした!
千秋楽の挨拶でも、自分のことばで想いを伝える力が素晴らしいから、自身の退団会見も気負わず和やかにお話しされたのかなと思います。
どんな時も、何があっても見捨てず…なんて、泣く(;_;)
こっちゃん自身が、この長い宝塚人生のなかで躓いた瞬間や、立ち止まった瞬間だってあったでしょう。
だからこそ、この言葉が沁みた…。
応援の仕方って本当に人それぞれで、ファンの在り方も人それぞれだけれど、こっちゃんはその誰も置いていかない言葉を自然と発せられる人。そんなお人柄に、いつも心が温かくなります。
最後の最後に、「筋肉」持ってくるこっちゃんよ…( *´艸`)
ここで、筋肉持ってくる?っているね( *´艸`)
そういうところよ、最高なのは…!思わず記者さんたちの笑い声が入る退団記者会見、初めてみたかも…!
「最後の最後まで、宝塚に全てを注いでまいります。」
こっちゃん、初志貫徹、今もそう言葉にするんやね。
「はじまりの時」(スカステ番組)で礼真琴さんがトップスター就任当初に、開口一番「宝塚に命を懸ける」という言葉が出ていました。
当時、若きトップスターのその覚悟に圧倒されたのですが、今、こっちゃんが歩んできたトップスターの道を思い起こすと、本当にそうだったな…本当に有言実行だった…と改めて感じます。たくさんの苦難も壁も立ちはだかりました。
でも、それを乗り越えて、今とても柔らかな笑顔を見せてくれるこっちゃん。
一ファンとしては、「心身の健康を大切に」と願いますが、こっちゃんはそれほどに宝塚歌劇に懸けてきたのだと、そして重責を背負い続けてきたのだと、涙が滲みました。
大好きなことなこの卒業は何度自分に言い聞かせても寂しいですが、でも、反対にこんなにも素敵なお2人がまだ揃って宝塚の舞台に立ってくれていることが有難いなとも思います。
しかも、礼真琴さんが男役として舞台に立ってくれる時間は、あと1年近く残されています。
礼真琴さんが大切な相手役である舞空瞳さんを見送り、それから、礼真琴さん自身の卒業に向けてもう一段階ギアを上げる時がくるのでしょう。
このかけがえのない時を、大切に心の宝箱にしまいながら、噛みしめて過ごしたいです。
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