宙組の退団者が発表されました。
105期の愛未サラさんが、10月27日『MY BLUE HEAVENーわたしのあおぞらー』の千秋楽をもって退団すると発表されました。
若手のタカラジェンヌ、105期、これから活躍の場が広がりそうな世代…。
この数年、102期以下、下級生の退団が多いな…という印象があります。
以前は、上級生が自身の男役像や娘役像を確立し、「やりきった」という印象で卒業されるケースが多かったように思う。
でも今は、これからようやく活躍の場が増えそう!印象に残るお役を演じられた、ショーでも目立っていた!という「次世代のスターたち」が、より存在感を増す前に退団されているような気がします…。
このままでは、超下級生か、上級生が中心となり、いわゆる世代的に「中間層」となるタカラジェンヌが減少する可能性が高いのでは、と感じるんですよね…。
組を構成するにあたって、上級生と下級生をつなぐ「中間層」の存在はとても大切だと私は思っていて、組内の「橋渡し」のような存在としても有難いといった話も、以前スターさんがされていたように記憶しています。(上級生の言葉が下級生に届くように、しっかり中間層がリーダーシップをとってくれるといった意味でしょうか)
トップコンビだけでなく、トップコンビに匹敵するくらいの華やかで実力のある男役さんや娘役さんが居る組は、本当にゴージャスで組力の強さを感じます。
先日、大好きな礼真琴さん舞空瞳さんのトップお披露目公演「Ray」を改めて観ていたのですが、もう唸るくらいに豪華!
礼真琴×舞空瞳トップコンビの周りには、愛月ひかるさん、瀬央ゆりあさん、天寿光希さん、音波みのりさん、有沙瞳さん、天華えまさん、綺城ひか理さん、小桜ほのかさん、極美慎さん、天飛華音さん…
専科からは華形ひかるさんが出演されていて、またゴージャス!!
ほかにも、華雪りらさんや桜庭舞さん、水乃ゆりさんなど、それぞれ違った華やかさを持つ娘役さんもたくさん。
どこをどう観ても、スター!スター!スター!!!
そして、素敵なスターたちの背中を追って、メキメキと力をつけていく下級生たち…。
この作品を観ていても、やはり中核を担う層の厚さを感じたのです。
でも、このままでは今後、各組の「層の厚さ」の中核を担う、中間層・下級生タカラジェンヌが減ってしまうのでは…と102期以下の退団者の多さが気になります…。
心から幸せそうに宝塚を愛していると、もうこんなに愛に溢れた場所はないと語り、卒業していく方たちも居る。
しかしながら、同じ時間軸で過ごしていても、宝塚歌劇団の中でも、組や期やカンパニーによって、まるでパラレルワールドのように異なる世界線があるのでしょうか…。
もちろん、若手スターさんでも「やりきった」と思えたのならば、ご本人のお気持ちが尊重されるべきで、それはその方のタイミングだと思うのですが…。
「宝塚はひとつ」
昔から、多くのタカラジェンヌが口にされる言葉です。
一ファンとしては、宝塚はひとつ(どの組であっても、自身の個性を存分に発揮できる場所)であってほしいし、この場所で長く頑張りたいと思えるようなよい環境であってほしい…。
退団発表があるたびに、そう感じています。
「読んだよ!」のクリック↓↓していただけたら嬉しいです!
コメント