最近、星組に常に涙腺ゆるくなっちゃうな~(/_;)
星組『BIG FISH(ビッグ・フィッシュ)』のナウオンが放映されました!
眠い目をこすり、オンタイムで観てしまった…(*^^*)
何だか、今までのどのナウオンとも違う、ほっこり系というか、感情が揺さぶられまくるナウオンでした。
礼真琴の集大成感
礼真琴さんファンである前に、私は舞空瞳さんのファンでもありことなこファンでもあるので(ややこしい)、舞空瞳さんが出演しないナウオンというだけで、寂しくて寂しくて…。
でも、この作品自体も、こっちゃんの新作という意味でもやっぱりとてつもなく楽しみではあって、何とも複雑な感情を抱いて観始めたナウオン。
結果、最終的に泣いてました(/_;)
あまりにも、カンパニーの温かさや感情の振れ幅を感じて、何だかとても心が温かくなっていました。
このナウオンを観て、率直に感じたのは「礼真琴さんの集大成感」。
それに尽きる。
考えたくはないけれど、この作品はもうこっちゃんにとって「カウントダウンのなかの一つ」なんだなぁ…と感じました。何というか…
「次世代につなぐ」という意味合いが、お芝居のストーリーとこっちゃんの宝塚人生とにリンクして、物凄くしっくりきたんです。
礼真琴はWサンドラ(小桜ほのか&詩ちづる)を「ママ」と呼ぶ
とても意外だったけれど、自然だな~と思ったのが、こっちゃんがWサンドラを「ママ」と呼んでいたこと。
小桜ほのかさん、詩ちづるさんを芸名ではなく、終始「ママ」と呼んでいて、ビッグフィッシュの世界観に今こっちゃんは深く深く浸っていることをうかがわせました。
不思議な感覚。これまでになく、芸名がどこかにいってしまっているくらい、「エドワード」というお役とこっちゃんが一体となっているような感覚になりました。
もちろん、いつもながらカッコイイし可愛いし、面白いこっちゃんはそこに居たんだけど、何だかいつものこっちゃんとは違っていて、「芸名を越えた舞台人としての礼真琴さん」の姿がそこにありました。
細い一本の線で何とかつながっている感情
だからでしょうか。
いつも以上に極美慎さんの涙腺が崩壊。
小桜ほのかさんの涙腺も崩壊…。
ちゃりお、大希くん、詩ちゃんも感情が溢れ出るのを我慢しているような表情や言葉がいくつも出てきました。
こっちゃんが話してくれた言葉で、すごく理解できたのが「細い1本の線で何とか感情がつながってる、それが切れたら、感情が決壊してあふれて泣いてしまう」(ニュアンスです)ということ。
それくらい、心が揺さぶられて涙が溢れ出そうになるような場面がいくつもありそう。
映画を観たので感じるのですが、たしかにラストに近づくにつれ、もう色々押し寄せてきます…。2幕目からがもうずっとそんな感じ!と皆さん話していたのも頷けます。
タカラジェンヌの枠を超えて…
ビッグフィッシュのナウオンを観ていると、つくづくタカラジェンヌの枠を超えているなと感じます。
お稽古場風景も少し映りましたが、本当に外部ミュージカルみたい!
こっちゃんが特に「すごい!」と絶賛していた都優奈さんの魔女、そして茉莉那ふみさんのヤングウィル。
あのこっちゃんのおでこのしわを寄せながら「ホント、上手よね~」っていう表情と話し方で、このお2人がどれだけのクオリティであるかを感じさせます。
タカラジェンヌの枠を超えた活躍が、今の時点でも見えるよう!!そんな実力派が、星組にたくさん居てくれることの有難さをしみじみ感じました。
楽しみな大希颯さん
このなかで、ナウオンや座談会形式の番組に出演するのは初であろう大希颯さんが、とっても素敵でした!
大希さんは、RRR新人公演で主演のビームを演じ、好評を博した若手スター。
あの整った端正なお顔立ち、恵まれた体格、でもお話しし始めるととても控えめで可愛らしくて。大きな体をちっさくして、ニコニコ、キラキラした瞳でこっちゃんを見つめている姿、とってもいいな~(*^^*)と思いました。
巨人カールは、高足の装置を付けて登場します。こっちゃんが常に見上げるほどの大きさ…!歩くだけでも大変な装置を、今では自分の足のように使いこなせるようになったそう!
こういうお役を感情豊かに演じられることは、今後の男役人生に、舞台人としてのポテンシャルに大きな影響を与えると思います!頑張れ!とエールを送りたくなりました。
礼真琴が残すもの
こっちゃんは、本作で星組生とさまざまな場面で組んで歌い踊り、お芝居をします。
本公演ではなかなか絡みの少ない下級生に至るまで、がっつりとこっちゃんのそばで舞台を創るのです。
瀬央ゆりあさんが、インタビューでも語ってくれていました。
礼真琴さんのエネルギーを浴びられているのは当たり前じゃない、星組に居られたことが誇らしいと…。
その意味がとてもよくわかるナウオンでした。
こっちゃんが発するエネルギー、舞台人としてのスキル、人としての温かさや感情…それらを、そばで受けてパフォーマンスしたりお芝居したりする時、このカンパニーの面々は可能性の扉がどんどん開いていくのでしょう。
それくらい、影響力のある人なんだ、礼真琴さんは…。
そして、この作品だからこそ叶ったんだな、と…。
そんなことを改めて感じました。
これこそがこの別箱の大きな意味でもあり、礼真琴さんが宝塚でやりたかったことのひとつなんじゃないかな。勝手にそんな想像をしました。
礼真琴さんが、この後どれだけタカラジェンヌで居てくれるのか、それはこっちゃんしか知りません。
でも、こうして今、こっちゃんが宝塚歌劇に残してくれているものが、いつか「あの時のこっちゃんから、受け継いだもの、それが○○さんに生きてる(/_;)」そう感じて懐かしむ時がくるのかな。
何だかとても心が温かくなって、それと同時に切なさも去来した星組「ビッグフィッシュ」ナウオンステージでした。
幻のように儚い美しい世界、大切に大切にこの作品を観させてもらい、心の宝箱に入れたい(TAKARA座にも残したい)と思います。
「読んだよ!」のクリック↓↓していただけたら嬉しいです!
コメント