私が初めて礼華はるさんを、しっかりと認識したのは珠城りょうさんのご卒業公演となった「桜嵐記」で、新人公演初主演を務められた時でした。
世界中が混沌とするなかで、ぱるくんは約1年4カ月ぶりに再開した新人公演の主演を堂々と努められましたね。
いや~…新公初主演がこのタイミングだったって、ぱるくん本当に重圧が凄かったと思います。
礼華はるさんを知ったのは、「桜嵐記」
当時の新聞記事を要約すると、こんな風に書かれています。
- コロナ禍で長く中止されていた新人公演が、約1年4か月ぶりに再開
- 再開の舞台となったのは、宝塚大劇場の月組公演『桜嵐記(おうらんき)』
- 主人公・楠木正行を演じたのは、月組の礼華はるさん
- 礼華さんは初の新人公演主演で、「こうして月組から再開を迎えられたのも、みなさまのおかげです」と感謝を伝えた
- 178センチの長身で舞台映えする礼華さんが演じた正行は、「太くまっすぐに生きる人物」として描かれた役
- 「正行が限りある人生をまっすぐに進んだように、私たちも限りある新人公演を仲間と支え合って迎えました」との言葉に、客席から大きな拍手が起こった
- 初ヒロインのきよら羽龍さんは、可憐な姿と美しい歌声で注目を集めた
- 正行の弟・正儀役の彩音星凪さんは、華やかな存在感で印象を残した
- 老年の正儀を演じた風間柚乃さんが、幕開きに「新人公演へようこそ。私も緊張しております」と客席に語りかけ、会場がふっと和やかな空気に包まれた
この時のこと、私はあるラジオ番組がとても印象深いです。
「ビバ!タカラジェンヌ」という、関西の歴史あるラジオ番組、radikoのエリアフリーに入り聞き始めた頃でした。

その時、初登場されたのが2021年当時の礼華はるさん。
私にとってぱるくんは、「現代的で長身のまさに『今っぽい』タカラジェンヌさんだなぁ」という印象でしたが、お話を聞いていると真っ直ぐで一生懸命で、何だかじーんとしたことを思い出します。
何を話されていたかははっきり覚えていないのですが…
本当に身の引き締まる思いで、覚悟を持って新人公演の主演を務めようという気迫が、声からも伝わってきたんです。
そして、舞台姿を映像で観ましたが、本当に美しくてカッコよくて、品格を感じる素晴らしいものでした。
これだけ長身でスタイリッシュなヴィジュアルですから、洋物や現代劇がとても似合う方だと思いますが、ぱるくんがすごいのは「古典」がとてつもなく似合うことだと、私は思っています。
舞台姿が、圧倒的だった…!!
初めてぱるくんを生観劇したのは、全ツの「花の業平」「PHOENIX RISING」です。

いや~!!この時の観劇感想にも書かせてもらいましたが、本当に舞台姿に華があって、大変カッコよかったです…!!ただ背が高いから、小顔だから…みたいな端的なカッコ良さじゃなくて、仕草や佇まいそのものから目が離せない感じ。
業平の時、梅若という難しい立ち位置のお役をされていたのですが、それがもう魅力的で!
流した髪も、着物を着崩したような着こなしも、全部が似合っていてしかも余裕を感じる大人の色気が凄かったです!
ショーでは、あの扇子を開く仕草が色気があって、大人の魅力全開。
MooZinGも、なんかとてつもなくぱるくんが輝いていて。この全ツでご卒業された翔琉くんの背中を、ぱるくんがそっと押してセンターにの仕草もとても素敵でした(;_;)
この雰囲気が、めっちゃ優しいお兄さんで最高だったなぁ(;_;)
(ShiNinG、どこか懐かしい曲調で歌詞もいいしすごく好きな歌になった…)

「令和」を感じる次世代の男役像
そうやって注目して観ていると、タカニュのコーナーでの同期トークや、夢の音楽会での瀬奈じゅんさんのトークもいいなぁと…
同期や下級生とは、お兄さんな余裕を感じるし、憧れの瀬奈さんとは本当にド緊張されたと思いますが、トークにも品格を感じるし何より歌声がノーブルで素敵ですね~。
瀬奈さんも、大きくぱるくんを包み込んでいて「ちなつという素晴らしい上級生が居るうちにしっかり学ぶといい。スケールの大きな男役さん、これからが楽しみ!」とぱるくんの将来性に期待されていて…
観ている私まで嬉しくなりました(*^-^*)
もう、ここまででも私の中では「ぱるくんって、やっぱり宝塚歌劇団から期待されているよね」と感じていましたが…
このポスター画像で、その想いが高まった…!!
亡国封史『雨にじむ渤海(パレ)』のポスター画像…一瞬、ハッとするくらいに美しくて抒情的なポスター。絶対名作になること間違いなしやん…( ;∀;)
このあみちゃん(彩海せらさん)を優しく切ない表情で背負うぱるくん…
先行画像の勇ましく冷酷な王の雰囲気から一変。
こんな表情もできるんだなぁ…
極美慎さん主演の「にぎたつの海に月出ず」で、初のバウ演出をされた平松結有先生が手掛ける作品ですね。本当にセンスのいいポスターだし、大変令和っぽいと思いました。
この色使い、この表情…「ザ・タカラヅカ!!」という華やかさを少し現代的にシフトした質感。フォントもとても素敵です。
そして、ぱるくんがそれにとてもマッチする。次世代の男役という感じがする。
こういう男役スターは、宝塚歌劇団において稀有な存在な気がします。
あえて東上なしが「ターニングポイント」を感じさせる
そして共通点は、「スターの階段を上る準備万端に見えるぱるくんがなぜ、この作品で東上しなかった?」と思うほどにとてつもなく素敵なオリジナル作品がめぐってきたことです。
極美くんはこの作品を最後に、星組から旅立たれ花組で東上を果たしました。
この流れを考えると、もしかするとぱるくんもそう遠くない時期に、ターニングポイントになるタイミングがやってくるのかもしれない…そんなことも、このあまりにも素敵なポスター画像を観て感じました。
ぱるくんは、映像もですが生の舞台で観た時の「舞台映え」がハンパないなぁと感じています。正直、全然「良い席」ではなくかなり後方だったのですが、それでもぱるくんの輝きは凄かった!!
これから宝塚歌劇団は、ぱるくんをどう輝かせようと考えられているのでしょうか。
あの優しい笑顔と朗らかなお人柄が、これからも曇らない…伸び伸びとその持ち味を活かしていける素敵な場所で、思いっきり輝いてくれますように…!!
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