『天は赤い河のほとり』、NHK放映でようやく観ることができました!愛月ひかるさんの感想は以前アップしたので、今回はその他の主要キャストの感想を書きたいと思います♪
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原作を読まずに観たのですが、きっとかなり壮大なストーリーをギュギュっと凝縮していたのだろうと思います。きっと、あのエピソードもこのエピソードも入ってたらいいな!という場面が多々あるのだろうと思いますが、そこは時間の制約もあるため割愛だったのでしょうね。
少々ハイペースな進行だという印象はありましたが、ストーリーはとても素敵でしかも好きなテイスト(*^^*)そして何より、キャストおひとりおひとりがお役を丁寧に作り込まれているのが手にとるようにわかった。短い時間だからこそ、どのお役の方も想いを込めて演じられているのを感じました!それでは、いつものようにキャスト別に感想行きます!!
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カイル・ムルシリ 真風 涼帆さん
言うことなしにカッコ良すぎる王子様!!落ち着いた声音や話し方、ストレートでスマートはユーリへの愛の表し方(*^^*)どれをとっても、素敵(#^^#)の一言。オリエンタルな衣装やメイクがとてもお似合いで、一気に天河の世界に引き込まれました!
私が真風さんが魅力だと思うのは、ビジュアルは言わずもがなですが、その低く響く声と真風さんならではの台詞まわしなんです。特に語尾。語尾を微妙に上げたり、パツっと切ったりしないことで余韻が感じられる。色気や重厚な雰囲気を感じるんです。これは星組時代からずっと…
カイルでも、その魅力を堪能させてもらいました ^^主題歌がとても印象的でカッコ良かったですが、真風さんの歌声がとてもマッチしていたと思います。
特に感動したのは、タロス(風馬翔さん)との地下牢の場面。真風さん、本当に涙を流していて…。温かい心を感じる本当に素晴らしいお芝居でした。王子として国を守るものとして心から謝罪し、心から民を守ろうとする姿が精悍で。真風さんの真っ直ぐで素直なお人柄がとても現れていたと思います。
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宙組宝塚大劇場公演 ミュージカル・オリエント『天は赤い河のほとり』/ロマンチック・レビュー『シトラスの風ーSunrise-』〜Special Version for 20th Anniversary〜【Blu-ray】 [ 真風涼帆 ]
ユーリ/鈴木夕梨 星風 まどかさん
この作品を観て、星風さんがトップ娘役になられたこと、本当に納得しました。黒い瞳の感想でも書きましたが、実は好みのタイプの娘役さんではなかった星風さん。星奈優里さんのような大人の娘役さんが好きなので、幼さや若さを感じる星風さんの熟成に期待したいと感じていたのです。
でもね、この作品を観てわかった。このお役を等身大で演じて、物語の世界を壊さずに魅力的に演じられるのは星風さんしかいないんじゃないかって。こういうお役ができるキャラクターの娘役さん、実はそんなに多くないはず。すごく光っていたし、とても素敵だった!!衣装やヘアスタイルなどでごまかさず、そのままで可愛らしさと魅力が溢れていて、とても好きになりました!
ボーイッシュなヘアメイクに、飾り気が少ないお衣装の着こなしがすごく良い!そして何より、モテモテのお役なのに良い意味で甘くないさっぱりしたお芝居がとても自然だった!
タイムスリップで召喚された後の日々で成長していく様を、短い時間できちんと演じられていました。特に印象的なのは、ラストの闘いのシーン。
「全軍、旗をあげろ!!」「エジプト軍を包囲せよ!!」
この太い声と勇ましさよ!こんなに精悍でかっこいいお芝居もできるのか~(;_;)と涙ぐむ私。
いい!いいよ!まどかちゃん!(*^^*)
これからも、こういう自立したお役観てみたい!
ウセル・ラムセス 芹香 斗亜さん
芹香さんのお芝居をきちんと映像で観たのは、実は「ランスロット」以来!えーーー?という感じですが、本当に花組時代もきちんと作品を観れていなくて今回でした。そんな私ですから、もうびっくりです!
何?こんなに素敵な存在感のある大人の男役さんになられたの?と!!
コミカルだけでない、キザなだけでない、悪役でも味方でもない、でもすっごく魅力的なラムセス!ちょっぴり軽い雰囲気もありつつ、でも真面目で真っ直ぐ。ユーリのことも本当に好きだったんだよね(;_;)ユーリにかわされてもかわされてもめげない可愛いラムセス、でもユーリのカイルへの想いを知っているからこそキッパリ…なとこも素敵( ;∀;)芹香さんってこんなにお芝居が上手なんだ、なんて、今さら物凄く感心しました。本当に大きく大きくなられていました。
「俺の子孫が…」のところ、すごく印象的で良かったな~!もう本当に芹香さんにぴったりのお役でした!!
この世界観、とっても好きだな~♪お衣装も音楽も舞台装置も全て素敵でした!またゆっくり観たい作品のひとつです。
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