初演星組「ロミオとジュリエット」連載の最終回です。
何ものにも例えがたい独自の世界観を確立 。こちらを書いて締めたいと思います(*^^*)
ロミオとジュリエットをこのように斬新にとらえた作品は これまであったでしょうか。 昔観た映画でも、これまで上演された舞台でもこのような世界観を表現した国内の舞台作品はこの作品以前には観られなかったのでは…と思います。
ロックテイストの音楽、時代背景も国も超えた独特の世界観、 ファッションを始めとする斬新なヴィジュアル。 「愛」と「死」によって操られている主人公。
「エリザベート」的な、と言えば何となく近いようにも思えますが、 それは「死」の存在があることが共通するだけで「ロミオとジュリエット」は、また新しいジャンルの作品だと思いました。
初演星組「ロミオとジュリエット」

この作品を名作として確立させたものは、 文句なしに良い脚本と、素晴らしいキャスティング、 そして初演のプレッシャーに押しつぶされることなく、緊張感のなかでも伸び伸びと演じきった 星組の皆さんのチカラ!!
柚希礼音さん、夢咲ねねさん、涼紫央さん、凰稀かなめさん、紅ゆずるさん、真風涼帆さん、白華れみさん、礼真琴さん
その他、豪華なキャストの皆さんのチカラだと思います。(改めてお名前を連ねると、本当に豪華すぎて( *´艸`)凄すぎですね)
以前、紅ゆずるさんが、ロミオとジュリエットの作品をやっていくなかで、「 自分はこれではだめだと感じた」と仰っていました。
でも個々での課題はあったものの、新しい宝塚を代表する作品として十分なインパクトがありましたし、私のようにこの作品で宝塚熱が再燃した方も多いはず!この作品から宝塚ファンになった♪という方も多いと思うのです(#^^#)
とても歴史的な作品を観ることができたのだと、今でも幸せに思います。
これからも、このように挑戦的ながら宝塚の世界観にマッチした作品に果敢に挑戦していってもらいたいものです。
この作品を観た時の、ドキドキが止まらない感じ。 帰ってきてからも、しばらくロミジュリの世界観から抜け出せなかった感じ。 これは、本当に久しぶりの体験でした。 しばらく離れていた宝塚に、私は完全に戻ってきた…と感じました。
雷が落ちたように、そんな風に感じられる作品は そうめったにありません。
星組「ロミオとジュリエット」
私にとって、伝説の舞台。
連載では2010年に観劇した時に感じたことを率直に…たくさん書かせていただきました。 時間が経っても、こうして書いていくことで いろいろな感情を思い出すことができました。 何より、書き進めることが楽しかった!
実はこの連載、本当にたくさんの方に読んでいただけました。素直に嬉しいです。やっぱり宝塚は時間を経たからといって廃れるものではなく、むしろ美しい記憶として人の心に残るんですよね。そんな魅力も再確認できました。
しばし、一緒に約10年前のロミオとジュリエットの世界にトリップしてくださった方、連載をずっと読んでくださった方、本当にありがとうございます!
次回からは、通常運転に戻ります(*‘∀‘)それではまた!
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(私は、スカパーでスカイステージを視聴しています♪)

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