【連載4】“ちえねね”の伝説の舞台!初演星組「ロミオとジュリエット」:新な衣装+完璧すぎるビジュアル


【連載4】は、斬新な衣装+完璧すぎるビジュアル をテーマに初演星組「ロミオとジュリエット」のお衣装について書きたいと思います。(画像はイメージです)

やっとここまで書くことができた~! ロミオとジュリエットは、魅力が満載でホント書きたいことがいっぱいだ(*‘∀‘)

観劇した記憶&映像だけでは、細かくわからないので 公演プログラム&ル・サンクを開いてみました。 あ~美しい!見入ってしまう~!!

このお芝居の衣装を手掛けられたのは 有村淳先生。 私、恥ずかしながらこのお芝居の時に初めて有村先生のことを知りました。 というか、宝塚の衣装デザイナーさんを知りたい! と思ったのが初めてだったんです。


調べてみると、人気作品を多数手掛けられた、有名な先生。 「スカーレットピンパーネル」や「エル・アルコン鷹」なども担当されたとか。 衣装が印象的な作品ばかりですよね。

今回の「ロミオとジュリエット」は、イタリアのヴェローナを舞台にし ウィリアム・シェークスピア原作であることは変わりないのですが、 その時代背景は明確にされていないよう。 そのため、衣装に関しても、 とても自由な発想でとても斬新なデザインばかり! こんなに衣装に度肝を抜かれたのは初めてです!

ロミオ:柚希礼音さん

当初私のイメージでは、ロミオはふわふわっとしたブラウスにぴたっとしたボトムス…のような、いたってシンプルな王子様的なものをイメージしていました。
が、なんのなんの、デニムやレザー製のようなハードな生地のジャケット、 しかも、ハトメいっぱいで、袖にはジッパーまで使ってある! そして、さらに編み上げの革紐のようなものをランダムにほどいて 中から、サテン生地のようなブラウスをふわふわっと出している。


これが、不思議と中世のイメージ。 クロコダイル製に見えるハードなブーツ、アクセサリーもごついもの! これは、一歩間違えれば宝塚的な品格を失いそうですが、全く違う!見事なデザインによって、異素材の組み合わせが 下品にならず、非常に魅力的なものとなっているのです。 本当にすごいの一言! そして、それを着こなす柚希さんをはじめ、星組の皆さんもすごい(‘Д’)

ティボルト:凰稀かなめさん

ティボルトは、燃え盛る炎のように真っ赤な衣装で マタドールを彷彿とさせます。 非常に攻撃的な衣装!赤にゴールドのフリンジ、 腕には、型押しなのか刺繍なのか… 炎のレリーフのような模様が浮かび上がっています。 ヘアスタイルも個性的!細かくカールし、メッシュを入れたロングヘア。 これが、凰稀さんにとても良く似合っていてとても素敵でした。

ベンヴォーリオ:涼紫央さん

ベンヴォーリオは、真っ黒な衣装に紫のブラウスで アクセサリー使いもお見事! ハードなチョーカーや大きなシルバーのイヤリング?ピアス?がとても衣装にマッチしています。

でも、何と言っても涼さんはこの作品で挑戦された ベリーショートに白に近い金髪! この斬新なヘアスタイルがとても効いていました!! さながら、ロックスターのようで、もうかっこよすぎ!! もともととてもおしゃれな方ですが、この役を経て、これまでの型を打ち破りさらに輝きが増したと思います!

ジュリエット:夢咲ねねさん

ジュリエットは、これまた凝ったデザインのドレスばかり。 特に印象的なのは、ゴスロリファッションに見えなくもない 仮面舞踏会の時の白いミニドレス。  宝塚では珍しいデザインだし、白と黒だけの色使いなのに素材が凝っているので華やかでキュート。斬新なデザインですが、品を失っていないのが良いですね(*^-^*) ねねさんの美貌とスタイルの良さがあってこそ、素敵に着こなせたのかな。

…と言い出せばきりがないほど、どれもこれも凝ってる! この衣装を見るだけでも、何回でも通いたい!と思ったほどです。 また、その衣装に負けないように、どの方もとても工夫されているんですよね。


ヘアスタイルだったり、アクセサリーだったり、 きっと各自で研究して作り上げられたのだと思います。 その緻密な努力の甲斐もあり、 この斬新な衣装に、無敵のヴィジュアルが加わって 新しい名作、宝塚版「ロミオとジュリエット」が完成したのだと思います。

あ、補足なのですが…
最前列という幸運な席で観劇することができて気がついたこと。 舞台上から、作品のイメージを膨らませてくれるような 素敵な香りが漂ってきたこと。


以前ティボルト役の凰稀かなめさん が役によって イメージした気持ちを高まらせるために香水を使う、 と仰っていたのを思い出します。 きっと、キャストの皆さんが役のイメージで香りを纏っていたのでは。


その香りに包まれつつ、舞台上から圧倒的な迫力で目の前まで迫ってくるキャストの皆さんをひと目も見逃さないように必死でした! もう、自分自身も、興奮と激しい感情が溢れだして… こんな臨場感を味わえたこと幸福に思います。 やはり、生観劇は素晴らしい!!

他にも、印象的な衣装はたくさんあったのですが、 とめどなくなるので、このへんにしておきます( *´艸`) この作品で、衣装を手掛けられたデザイナーさんにも注目して 舞台を観ると一層楽しい!ということを教わったので これからは、プログラムのスタッフ欄にもよ~く注目してみたいと思います♪

皆さんは、これまでの宝塚作品で印象に残ったお衣装、好きなお衣装はありますか?ぜひ聞かせていただきたいです!

次回はついに、この連載の最終回です。 (長くなってしまいました~。いつも読んでくださっている方ありがとうございます!)

何ものにも例えがたい「独特の世界観の確立 」。 こちらで、この連載を締めたいと思います。次回もお楽しみにして下さったら嬉しいです(^^)

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宝塚ファン歴20数年、福岡在住、このブログを運営しているnaomiです。

このブログは、アメブロで2011年に開設した「TAKARA座」を前身として、大好きな宝塚のこと、これまで観劇した作品について語っています。

筆者の詳しい自己紹介はこちら→https://takaraza.com/profile

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